我が子をやる気にさせる方法 その2[中学受験]
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子どもをやる気にさせる方法は「ほめる」と「励ます」がある。成功した時は「ほめる」で、失敗した時や調子が悪い時は「励ます」でやる気にさせる。成功した時は、ほめれば誰でもやる気になるので、「ほめる」ことでやる気にさせることはたやすい。
しかし、失敗した時や調子が悪い時に「励ます」ことでやる気にさせることは難しい。成功した時とは違い、子どもにとっては、やる気になるような状況でないからだ。失敗した時に、子どもの気持ちを切り替えさせるには、指導をすることで「こうすればできる」という気持ちにさせる必要がある。また、調子が悪い時には「気分転換をさせる」「休ませる」などの指導をすることで、子どもがやる気になるのを待つのだ。子どもをやる気にさせるため、親は子どもの状況に応じて待つことも多く、中学受験は我慢の連続となる。
親が我慢しなければならない代表例として、「叱(しか)る」がある。「叱る」の目的は、子どもに「問題点を気付かせる」ことで、そのためには、まず、子どもに失敗の原因となる問題点が自分自身にあることを気付かせなければならない。子どもが「これは失敗ではない」「失敗ではあるが原因は自分のせいではない」と思っていては、指導を受け入れない。
たとえば、子どもに失敗を気付かせるために、1回目の失敗は「注意」だけで、次に同じ失敗をしないように約束する。2回目の失敗も「注意」だが、約束を守れなかったことを確認する。そして、3回目で「叱る」。子どもは同じ失敗を3回も繰り返し、しかも約束が守れなかったことで叱られる覚悟はできていると思う。そのような状況なら親も冷静に叱ることができ、子どもも叱られたことを受け入れる。
そして叱られたことを受け入れれば、原因となる問題を解決するための指導も素直に受け入れる土壌ができる。適切な指導を受けて失敗や問題を解決する自信が持てるようになれば、「励ます」でやる気にさせることが可能となる。このように、子どもをやる気にさせるためには「叱る」チャンスを待つ我慢が必要となる。
そのほかにも子どもをやる気にさせるためには、我慢しなければならないことがたくさんある。たとえば、受験生を抱える多くの親は、なかなか成績が上がらないのに勉強に身が入らない我が子を見ているとイライラして、つい小言を言いたくもなるが、小言を言えば子どもは反発して逆効果となるばかりでなく、親子げんかになって自分自身もさらにストレスが溜まることになる。
そのような状況でも、親は子どもをやる気にさせるために小言を我慢しなければならない。というのも、無意味に小言を言うことで「ほめる」「叱る」「励ます」のタイミングを逸することになるからだ。子どもをやる気にさせるための我慢であれば、親としても納得ができるはずだ。
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