【体験談】子どものムダ毛処理、うちはこうしています!

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夏が近づき、学校で夏服や水着になる機会が増えると、ムダ毛を気にするお子さまが多く見られます。
保護者のかたがお子さまの様子を見て、「ちょっと目立つかも……」と感じることもあるかもしれません。

そこで今回は、小・中・高校生のお子さまがいらっしゃる保護者のかたに、お子さまのムダ毛に関してご回答いただいたアンケートの結果をご紹介します。

それぞれのご家庭で実践できるムダ毛対策も紹介しているので、お子さまや保護者のかたのお悩みに合わせてぜひ参考にしてみてください。

この記事のポイント

約77%のお子さまが、ムダ毛を気にしている

まずは「お子さまはムダ毛を気にしていますか?」という質問に対する保護者のかたの回答をご紹介します。
全体の集計結果としては「気にしている」という声が77.3%で、全体の4分の3を上回りました。

ただし、今回は幅広い年代のお子さまについて調査をしており、小学校低学年と中・高校生では、「気にしている」と回答した保護者のかたの割合には差が見られます。

大まかには、学年が高くなるほどムダ毛を気にするお子さまが増える傾向にあり、小5~中3はいずれの学年も8割台、高1~2は9割超が「気にしている」という結果でした。

とはいっても、小学1年生でも約57%、3年生になると約77%が「気にしている」という回答で、ムダ毛に対してセンシティブな小学生のお子さまが多く見られました。
なお、高3のお子さまについては、「気にしている」と回答した保護者のかたは約71%とやや少なめでした。
これは、大学受験など進路関連の話題がご家庭で増えるため、「うちの子はムダ毛を気にしているようだ」と保護者のかたが感じる機会が少ないせいかもしれません。

部位別では、手足やワキの下、口まわり、ヒゲ、眉間のうぶ毛を気にするお子さまが目立ちました。
なお、お子さま自身は気にしていなくても、保護者のかたが心配するケースも少なくありませんでした。
各学年のお子さまの状況とあわせて、保護者のかたの声をご紹介します。

「気にしている」と回答した保護者のかたの声

最近気になり始めたようで「剃りたい」と言い出しました。「子どもでも使える除毛クリームを買って使わせたほうがよいかな……?」と考え中です。
(宮城県 小2生の保護者)

「気にしていない」と回答した保護者のかたの声

体の毛について、本人はまったく気にしていません。でも、ヒゲや鼻毛が濃くてとても目立つので、親としては気になってしまいます。
(長崎県 中1生の保護者)

「そのほか」と回答した保護者のかたの声

普段は気にしていませんが、周りに「ムダ毛が目立つね」と指摘されると、少し「恥ずかしい」と思うようです。ただ、時間がたつと忘れてしまうらしく、定期的には処理していません。もっと気にしたほうがよいと思うのですが……。
(青森県 高3生の保護者)

中高生のムダ毛対策は「剃る」「除毛クリームで処理」が多数派

ここからは、年代別のムダ毛対策についてご紹介していきます。
中学生・高校生の場合は、お子さま自身がムダ毛の処理を行っているケースが目立ちました。

回答で多かったのは「電気シェーバーやカミソリで剃る」「除毛クリームを塗る」の2つ。
お子さまによっては処理後に肌が荒れる場合もあるので、保護者のかたとしては、「剃ったあとにローションを塗る」といった肌ケアなども一緒に考えてあげたいところです。

また、保護者のかたに脱毛器を買ってもらって使ったり、保護者のかたに促されて医療脱毛などを受けたりするお子さまも見られました。
中高生になると「永久脱毛をしたい」と言い出すお子さまもおり、将来への影響を考えて悩む保護者のかたも。
中高生になると、ムダ毛の悩みを打ち明けてくれないお子さまも出てくるかもしれません。
それでも、「困っていることがあったら言ってね」とさりげなく声をかけるなど、相談しやすい雰囲気を普段からつくってあげるとよいでしょう。

体験談

男の子ですが、体操着で短パンになる時にすね毛が気になるようです。たまにお風呂で、ボディーソープを塗ってカミソリで剃っていますが、まだ慣れてないので肌を傷つけてしまうことも……。
(東京都 中2生の保護者)

中2のころから毛深いのを気にするようになり、ドラッグストアで除毛クリームを購入して使っています。「大学生になったらアルバイトで稼いだお金で脱毛したい」と言っており、本人の判断に任せようと思っています。
(埼玉県 高1生の保護者)

子どもは中学生と高校生で、ワキの下のムダ毛だけでなく、腕や足のうぶ毛も気になるようで、カミソリで処理していました。剃り続けるのもどうかな? と心配だったので、思い切って自宅で使える光脱毛器を購入。2人とも飛び上がるほど喜んでいました。
(滋賀県 中1生・高1生の保護者)

小学生はまず保護者に相談するのが一般的

小学生でも、男子・女子ともにムダ毛を気にするお子さまは少なくありません。
とはいっても、まだ自分でカミソリや除毛クリームを使って処理するのは難しいため、まずは保護者のかたに相談するケースが大半です。

お子さまが小学生の場合、「ムダ毛処理はまだ早いのではないか」「肌に悪影響があるのでは?」と迷われる保護者のかたも。
「いつから始めるか」「どこまでやるか」はそれぞれのご家庭が決めることです。
ただし、「小学生はそんなこと気にしなくていいよ」などと決めつけると、お子さまは心の行き場をなくしてしまうことも。
逆に、保護者のかたが過剰に指摘しても、お子さまがセンシティブになってしまう場合もあります。
お子さまの本音をまずしっかり聞いてあげましょう。

体験談

クラスメートに腕のムダ毛をからかわれたそうで、「学校に行きたくない」と言い出しました。複雑な思いはありますが、学校には通ってもらいたいので、除毛クリームを使って腕と脚のムダ毛を処理しています。
(千葉県 小2生の保護者)

娘から「口の周りのうぶ毛はどうやってお手入れしたらいい?」と聞かれたので、私が使っている電動シェーバーの使い方を教えました。こちらから口は出しませんが、本人が気になった時に処理できるのはよいことかなと思います。
(愛媛県 小6生の保護者)

まとめ & 実践 TIPS

ムダ毛問題は、お子さまによって気にする度合いも体質も違うため、正解がひとつではないのが難しいところです。

また保護者のかたとしては、「処理をすることで肌に負担がかかるのではないか」「でも子どもが気にしているし、学校でからかわれたらかわいそう」など悩みどころも多いのではないでしょうか。

基本的には、お子さまにムダ毛の悩みを相談されたら、体毛も肌の保護に役立つことや肌へのリスクがあることも伝えたうえで、一緒に対策法を検討するのがよいでしょう。
ひとつ覚えておきたいのは、お子さまの意向を頭から否定しないこと。
たとえば息子さんからムダ毛の悩みを打ち明けられた場合。
保護者世代が中高生のころは、脚などのムダ毛を処理している男子はまだ少なかったかもしれません。
しかし今回のアンケートでは、小学校低学年の男の子がムダ毛に悩むケースも少なからず見られました。
何より、保護者のかたに相談しないまま自分で適当に処理をすると、肌を傷めてしまう心配もあります。
お子さまの気持ちに寄り添いながら、一番よい方法を考えていきましょう。

※この記事は、保護者のかたへのアンケート「お子さまはムダ毛を気にしていますか?」(2024年4月18日~2024年5月3日実施 小学生・中学生・高校生のお子さまをお持ちの保護者のかた1,284名回答)の結果をもとに構成しています。

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