我が子をやる気にさせる高校か? 学校説明会で見抜くポイントを専門家がアドバイス
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いよいよ受験校を絞り込む時期に入った。学校説明会で受ける説明を、保護者はどのような視点で聞き、判断したらよいか。押さえたいポイントを、安田教育研究所の安田理氏に伺った。
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今は、どの高校も生徒の学力を高めることに大変熱心です。大学合格実績を上げないと、受験者が減少する、指定から外れる、などの現実的な問題があるからです。どの学校説明会でも、似たような内容が語られることでしょう。たとえば……
・学力アップのために、独自のシステムで効果が上がる学習を毎日させている
・高校課程は高3の1学期で修了させ、2学期からは大学受験に向けた演習中心の授業をする
・自習室を充実させており、夜20時までは学校に残って自習ができる
・「学習記録ノート」を担任と交換して、家庭学習状況をチェックする
・英数は検定教科書以外に、レベルの高い副教材を使用している
・放課後や長期の休みには、受験講座を整備している
このように、学校側の熱い姿勢、面倒見のよさが語られるものです。
いつ何を学ぶかをわかるようにした工程表(シラバス)の作成、教材の選定、学習システムの構築などは、先生たちの努力・工夫の範囲です。これらは基本的に、どの学校もできるものです。
肝心なのは、生徒をやる気にさせられるかどうかでしょう。学校側や先生の話の中に、次のようなニュアンスが感じられるかどうかが、ポイントです。
・「○○を授業でやった」ではなく、「生徒がわかるようにした」レベルまで到達しようとしているか
・生徒に自分の教科の面白さを伝えられているか、伝えようと努力しているか
・極力身近な生活に結び付けて、生徒が興味を持つよう工夫ができているか
・「人の役に立つには、自分が力をつけなければ役に立てない」という意識を育てようとしているか
学校説明会では、こうした点を押さえながら、説明を聞くと良いでしょう。
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