小学生におすすめ! 簡単だけどすごい工作11選!低学年から高学年まで解説

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  • 自由研究

小学生におすすめ 簡単だけどすごい工作11選

身近な材料を使って、試行錯誤(しこうさくご)しながら作品を作り上げる工作。楽しいだけでなく、設計力や創造力など、お子さまにさまざまな学びや気付きを与えてくれるものでもあります。そこで今回は、小学校低学年・中学年・高学年別に、簡単にできるおすすめの工作をご紹介します。ぜひおうち時間や、長期休みの自由研究などで作ってみてください。

この記事のポイント

【低学年向け】おすすめの工作4選

リサイクル材料で作る生きもの

モールやストロー、わりばし、ペットボトル、お菓子の箱など、ご家庭にあるもので自由に作る「生きもの」。「はりがねやモールで触角を作るといいかも」「このボタンは魚の目にぴったり!」など、おうちにあるリサイクル材料を実際に手にしながら考えることで、お子さまの発想力・創造力が養えるでしょう。

テープ・のり・接着剤など、材料によって何がよくくっつくのかを知るのも大切です。とがっている材料もあるので、はりがねの先を折ったり、とがっているところが出ないようしっかりくっつけたり、気を付けてくださいね。

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作っても見ても楽しい! きれいなおし花を作ろう

簡単に作れて、見ても楽しめる「おし花」。「懐かしい!」と感じる保護者のかたもいらっしゃるのではないでしょうか? お子さまと一緒に野の花探しから楽しんでみてください。なるべく花びらが薄く、開いているもので作るのがおすすめです。

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作ったあとも楽しめる! 保冷剤で作る芳香剤

おうちにたまりがちな保冷剤と、アロマオイルで作る芳香剤です。お好みのドライフラワーやビーズを飾れば、世界でひとつだけのオリジナルの芳香剤になります。作ったあとに、おうちに飾っておきやすいのもうれしいポイントです。アロマオイルの中には刺激が強いものもありますので、直接手に触れないよう気を付けてください。

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空き箱で自分だけの宝箱を作ろう!

空き箱にお子さまの好きな物を集めて飾られた「自分だけの宝箱」。 見ているだけで楽しい気分にしてくれます。「どのアイテムをどのように配置するときれいに見えるか」など、試行錯誤をくり返すことでお子さまの創造力が養われるでしょう。

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【中学年向け】おすすめの工作3選

色が変わる飲み物で作るおしゃれキャンディー

色が変わる「バタフライピー」や「マロウブルー」などのハーブティーを使ったキャンディ—です。色の変化を楽しみながら、1色のキャンディーや2色が混ざり合うキャンディーを作ってみましょう。火を使うため、お子さまだけではなく、必ず保護者のかたと一緒に行うようにしましょう。

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物がつかめるロボットハンドを作ろう

厚紙とストローを使った、実際に物がつかめるロボットハンド。「どうしたらもっと大きい物がつかめるか?」など、工夫するポイントを考えてみることで、創造力が養えます。実際に、クレーンゲームをよく観察したり、工場や工事現場で働くロボットハンドの仕組みを調べたりしてから作るのもおすすめです。

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食紅を使った色水で白い花をカラフルに!

食紅で作った色水を、白い花に吸わせることでカラフルなお花が作れます。お花の種類を変えたり茎を割いて色水に入れたりするなど、条件を変えて作ることで違いを観察してみましょう。虫めがねを使って、細部までじっくり見ることで、新たな学びが得られるかもしれません。

▶詳しい作り方はこちら

【高学年向け】おすすめの工作4選

楽しいピニャータ(くす玉)を作ろう!

ピニャータは南米でのお祝いやお祭りで使われる、日本のくす玉のようなものです。風船や新聞紙、お花紙など手に入りやすい材料で作ることができます。外国のものを調べて工作することは、異文化への理解や新たな発見につながるでしょう。

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園芸用の肥料で作るもこもこの結晶

園芸用の肥料(尿素)とキッチンペーパーを使って、尿素の結晶を作ってみましょう。もこもこ大きくなり、木の枝のように分かれて伸びていく様子は、きっとお子さまの探求心をくすぐるはずです。

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等高線を使って立体地図を作ろう!

地図や等高線を習う高学年のお子さま向けに、立体の地図を作ってみるのはいかがでしょう。山や古墳、大きな公園などがある場所が作りやすく、立体感が出やすいのでおすすめです。自分が住んでいる地域を選ぶと、地元への理解が深まります。

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身近にあるもので作る万華鏡

トイレットペーパーの芯やビーズ、アクリルケースなど、身近な材料を使った万華鏡です。中に入れるビーズの種類や量を工夫して、美しい万華鏡を作ってみましょう。ビーズやセロハンの形を変えることで、見え方がどのように変わるのか調べてみるのもおすすめです。

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楽しいだけじゃない! 工作で得られる6つの学び

工作では、計画し、調べて、試行錯誤しながら制作するプロセスをとおして、さまざまな成長があるといわれています。ここでは、工作で得られる6つの学びについてご紹介します。

発想力・創造力
「この動きを作るにはどうすればいいかな?」「この材料をどう生かそうか?」など、工作では工夫を求められる場面がたくさんあります。まずは、頭で考えるより先に、実際に触れてみることが大切です。いろいろな材料や道具に手で触れることで、特性を知ることができます。そうすることで、柔軟な発想力や創造力が育っていくでしょう。

設計力
材料をもとに「どう作るか」「どんな手順で作るか」を考える設計力が身に付きます。プロセスの中で新たな発見があるので、まずは試してみることが大事です。どんどん材料や道具に慣れてくると、ゴールイメージから逆算して考えるという思考法も養成されるでしょう。

集中力(目標達成力)
「自分の好きなものを作りたい」と工作に夢中で取り組むことで、集中力が養われます。集中する心地よさを覚えることで、普段の学習への向き合い方も変わってくるはずです。また、自分なりに工作を完成させることで、達成感が味わえ、最後までやり遂げる力も伸ばせます。

軌道修正力・工夫する力
工作を進めていく際、時には失敗することもあるかもしれません。その過程で、どうリカバリーするか知恵を絞ることで、軌道修正しながら物事を前に進める力が養われます。それは、普段の生活の中でも、問題が起きた際などに工夫して乗り越えるスキルとして生かされるでしょう。

科学的思考力・数学的思考力
動くしくみを考えたり、原理を知ったりすることは、科学的思考力や数学的思考力を培う絶好の機会といえます。工作は、楽しみながら学べることがポイントです。頭で理解できなくても、科学や数学に自然と接することができます。形や仕組みに興味を持ってくれるよう、「楽しい!」「不思議!」の体験を大事にしましょう。

説明力・プレゼンテーション能力・コミュニケーション力
作った作品を自由研究として発表したり、レポートを作成したりすることで、筋道立てた説明力や、プレゼンテーション能力が磨かれます。作りっ放しで終わりにするのでなく、他の人と遊んだり、感想を話したり、シェアしたりするところまでできると、コミュニケーション力も育まれ、学びの深さはグンと増すはずです。

まとめ & 実践 TIPS

工作は、おうち時間を楽しくするだけでなく、お子さまにさまざまな学びを与えてくれます。ぜひ、学年や興味に合わせたテーマで取り組んでいきましょう。保護者のかたも作りたいものが動物でも機械でも、本や図鑑を探して一緒に見たり、本物を見る機会を作ったりして、お子さまの創造力を刺激するサポートをしていけるとよいですね。工作の答えは一つではありません。迷い、時間がかかっても見守ってあげてください。材料をたくさん準備してあげることは、とても有効です。「できない」「難しい」などのマイナスイメージにならないよう、簡単なことから楽しみましょう。カッターや熱いものを扱う時は、ケガをしないよう、大人が助けてあげてくださいね。

▼工作のアイデアをもっと見るなら「夏休みの自由研究かんたん解決ガイド」もおすすめ!
https://benesse.jp/kyouiku/jiyukenkyu/#contents2

編集協力/海田幹子、Cue`s inc.

プロフィール


いしかわ☆まりこ

千葉県流山市生まれの造形作家
工作、折り紙、手芸、絵本、人形など、こども心を大切にした造形作品をジャンルを問わず発表している。親子向けワークショップも開催。
現在Eテレ「ノージーのひらめき工房」造形監修(工作アイデア&工作制作)担当中。

著書に『かんたんおばけ工作』シリーズ(偕成社)、『5回で折れるおりがみ』シリーズ(汐文社)、『まるで本物!?あそべる工作』シリーズ(汐文社)、『おって! きって! かざろうきりがみ』(ポプラ社)、『新装版おりがみでごっこあそび』(主婦の友社)など著書多数。

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