入学準備シリーズ 中学校編2 中学校入学準備では英語がいちばん大切!?

「英語は早いうちから子どもに学ばせるべし」の声が多数!

続いて、どんなことを入学準備としてやっておくべきだったかを伺いました。

【今思えば、入学準備としてやっておいたほうがよかったな、と思うことは何だったでしょうか? その理由も教えてください】

☆英語の勉強

  • ●とにかく英語が難しいと言っています。入学前から塾などで習わせておくべきでした。
  • ●初めて英語を学んで、勉強方法がわからず、苦手意識を持ってしまいました。小学生のうちに学ばせれば、もう少し違っていたのでは。
  • ●ラジオの『基礎英語』などを聞かせるなど、早い時期から英語を学ばせておけばよかったと思います。

☆ほかの勉強面
  • ●小学校で読解力の不足を感じていながら対策をしなかったため、中学校で内容が難しくなった国語の文章問題に苦労しています。
  • ●苦手な社会の総復習をしておくべきでした。中学校でも苦手意識がぬけず、勉強にも身が入らないようです。
  • ●算数の復習。数学が算数を前提としているだけでなく、中学校では理科にも計算問題が出されるので、計算が苦手だと苦労します。

☆生活習慣など
  • ●家で自主的に勉強する習慣をつけておかないと、中学校では部活などが忙しくなるので、勉強がおろそかになってしまいます。
  • ●子どもは中学受験の勉強に集中していたので、体力が落ちてしまっていました。入学後の部活のためにも、もう少し運動もさせておくべきでした。

回答からは子どもの勉強面での反省が多く聞かれました。その中で圧倒的に多かったのが、「小学生のうちから英語を習わせておけばよかった」という意見。
中学校で初めて英語を学び、単語や熟語、文法などを思うように覚えられず、苦手にしてしまう子どもが多いようです。
「塾やスクールで英語を習わせておけばよかったと思います」「英検を受験させておくべきでした」などの学習に関する声がある一方で、「英語に触れる機会をつくってあげればよかった」「もっと英語に親しませる必要があったと思います」などの声もあり、勉強そのものよりも英語に慣れさせることを重視している保護者もいるようです。

ほかの勉強面で多かったのは、「小学校の苦手教科の復習をしておけばよかった」という回答。中学校に入って学習内容の難易度が上がっていくなかで、苦手意識を持ったままでは、その教科の学習へのモチベーションを上げづらいこともありそうです。

生活面では、中学校入学後の部活動にからめての意見が聞かれました。確かに、部活と勉強を両立させるには、自主的な家庭学習を習慣づけておくことが必要でしょうし、体力も欠かせません。

新中1生の保護者の2・3・4月の留意点は?

最後に、新中1生の保護者の2~4月の留意点を伺いました。

【新中1生の保護者のかたが2・3・4月ごろに気を付けたほうがよいと思うこと、応援、アドバイスなどありましたらぜひお願いいたします】

☆入学前について

  • ●小学校の卒業イベントなどで、普段より多くのお金を持って外出する機会が増えます。けじめのある行動をとるように言いましょう。
  • ●中学校での勉強や部活の大変さばかりを強調すると、子どもは不安になってしまいます。楽しい面も教えて、明るい気持ちで入学させてあげてください。

☆入学後について
  • ●入学当初は、子どもは新環境に緊張しているので、疲れを癒すためにも睡眠をたっぷりとらせましょう。忘れ物を防ぐための声がけも重要。
  • ●ファッションや遊びなどで、新しい友達の影響を受けやすい時期。中学校での子どもの新しい友人関係を、早く把握しましょう。

☆2~4月を通じて
  • ●この時期は環境の変わる時期であり、季節の変わり目でもあるので、子どもの体調管理には特に気を付けて。

入学前に関しては、ほかに、「中学校に入ると部活や勉強などで子どもの自由な時間が少なくなるので、入学前に家族旅行をしておくのもよいかも」「成長期なので、特に男子は、大きめの制服を買うとよいと思います」などの声がありました。また、「中学校では部活などで暗くなってから帰宅することが多くなるので、安全確認のため、保護者も通学路を実際に歩いてみてください」という意見もありました。
入学後については、新環境にある子どもに対して親の積極的な働きかけをすすめる意見がある一方で、「子どもが助けを求めてくるまでは、親も意見することを控え、見守ってあげてください」という意見もありました。そろそろ親の手を離れ、自分の世界を作り始める時期ですから、そういうこともあるでしょう。子どもへのアドバイスを積極的にするにせよしないにせよ、子どもの様子には普段以上に気を付ける必要があるでしょう。


(まとめ)
今回の調査からは、新環境である中学校に子どもをなるべく早く、楽に慣れさせてあげたいという保護者の気持ちが伝わってきます。先輩保護者から中学校の情報を得ている保護者が多いことも、そういう気持ちの表れでしょう。勉強面では、特に英語について心配する保護者の声が多く集まりました。学校によっては、英語を初めて学ぶ子どもにとって授業がハードな面もあるのかもしれません。また、自主的な学習習慣をつけるように促したり、体調や生活態度に注意したりすることも大切です。子どもの自主性を尊重しつつ、困った時には手を差し伸べられる、そんな存在が中学校入学後の保護者なのです。

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