どう考える「小学校英語」!? 賛成派・反対派の意見

アンケート期間 2006/10/20~2006/11/01 回答者数:4,797人

皆さまは英語を話すことが得意ですか? 今、小学校では英語の授業の必修化をめぐってさまざまな議論がなされています。英語は早い時期から学習したほうがよいのでしょうか。また、どんな学習法が望ましいのでしょうか。中学校・高校などの英語も含めて、英語教育全体が見直されているときだけに、皆さまからの回答も大変興味深いものになりました。

英語の授業は、現在、多くの小学校で、月1時間(45分単位)くらいの割合で行われています。まず、次のグラフをご覧ください。

【図1 小学校でおこなわれている英語の授業は、どのようなものかを知っていますか】

お子さまが小学校中学年以上の家庭では、知っているかたの割合が6割程度になりますが、それでも、全体では半数以上のかたが、授業の内容をよく知らないという結果が出ています。
では、小学校での英語教育の必修化について、皆さまはどのような意見をもっているのでしょうか。

【図2 将来的に、小学校の英語教育が義務化されることをどのように思いますか】

全体としては「どちらかといえば賛成」というかたが7割をこえますが、お子さまが中学生以上の家庭ではその割合が少し下がります。お子さまが大きいということは、それだけ英語の授業を受けた回数が多いということ。それらの経験が関係しているのかもしれません。また、対象である小学生の時期を過ぎているということで、「小学校英語」について少し客観的にとらえているせいもあるのかもしれません。

賛成派:こんな授業をしてほしい
それでは、まず、小学校英語の必修化に「どちらかといえば賛成」というかたが、小学校英語に求めることから見ていきましょう。「賛成」のかたには、小学校の英語教育に期待することを、3つまで選んでいただきました。

【図3 小学校の英語教育によって、お子さまがどうなることを期待しますか】

お子さまの学齢による大きな差はなく、「外国の人と抵抗なく接することができること」「外国に興味や関心をもつこと」「英語が好きになること」などの、英語を学ぶうえでの"態度"に関する項目への期待が高くなっています。そのあとに、簡単な英会話やあいさつなどの"コミュニケーション"に関する期待が続き、英単語や文章などの"読み書き"に関する期待は低いものとなっています。
小学校での英語の授業が英語学習の入り口のひとつとなるだけに、抵抗感を植えつけることなく興味や関心を伸ばしていきたいという、保護者のかたの願いが表れているのでしょう。

反対派:英語学習自体を否定しているわけではない
次は、「どちらかといえば反対」というかたの意見を見ていくことにします。「反対」のかたには、その理由を伺いました。※カッコ内はお子さまの学齢

  • 最近は、日本語ができない、日本のことを知らない人が多すぎる。たとえ英語が流暢に話せても、日本のことを発信できなければ意味がないような気がする。別に英語を教えることは悪いとは思わないが、日本語、及び日本のことをしっかり語れる教育を同時にしてほしい。他の教科を減らしてまで英語を入れる必要はない。(小学校入学前)
  • 現在の日本社会において、英語を必要とする職業に就いている人の割合は、それほど高くないと思われます。小学校の時は語学を修得するベースになる思考力等を学ぶだけでよい。必要の生じた人が中学校・高校・大学で学べばよい。また将来必要性が高いと感じる家庭だけが幼少期から個人で学べばよい。(小1)
  • 語学は日頃から使う場面がなければ、身に付かないと思う。(小4)
  • 中学校からの英語の授業(受験英語)が変わらないのに、小学校から英語を教わっても無駄なような気がする。(小2)
  • 生徒それぞれが、英語を学習することに興味を示したときに学習すべきだと思う。また先生方も、これから英語の学習に時間をかける余裕があるのかに疑問をもつ。(中学生)

同じ「反対」でも、さまざまな理由があるようです。しかし反対のかたの意見を見ていると、まず何を身に付けるべきか、ということを含めた各授業のバランスや、英語の授業方法、一斉に必修化することなどに対する疑問はあるものの、英語を学ぶこと自体に反対しているわけではないことを感じます。英語教育の必修化が実際に行われるかどうかは別にして、文部科学省などのそれらを検討する方々には、今後どのような形で英語を取り入れていくべきかを、この機会に徹底的に議論していただきたいものですね。

次回のレポートでは、小学校英語に関しては、授業で増やしてほしいと考える科目、英語を増やすとしたときに減らしてもよいと考える科目についてご紹介します。また、視点を家庭学習に移して、皆さまが家庭での英語学習をどのように考えているかについても、ご紹介していきます。

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