東西南北の簡単な覚え方は?左右どちらが東か西かわかる方法も
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「東は右? 左?」「北は上? 地図の記号はどうやってみるの?」など、方角を覚えるのは難しいですよね。方角は、まるごと「暗記」ではなく覚え方を知っておくと、いざ忘れてしまった場合もすぐに思い出せます。
今のうちに苦手な方角を克服できるよう、東西南北や8方位、16方位の覚え方を紹介します。
東西南北(とうざいなんぼく)の覚え方
地図上では上が「北」下が「南」とわかっていても、西と東が左右のどちらかわからなくなることはよくありますね。
そこで、東西を覚える簡単な方法を3つ紹介します。
覚え方1 文字数と語呂合わせで覚える
東西は、ひらがなにして文字数と語呂(ごろ)合わせで覚えてみましょう。
まずは左右と東西をそれぞれひらがなにして、文字数を数えてみます。
右(みぎ)→2文字 | 左(ひだり)→3文字 |
東(ひがし)→3文字 | 西(にし)→2文字 |
そして、「みぎ」は「ひがし」、「ひだり」は「にし」と組み合わせます。このとき5文字になるのが正解と覚えてみましょう。
〇:「みぎひがし」・「ひだりにし」:5文字
✕:「みぎにし」・「ひだりひがし」:文字数がバラバラ
このように、東西の方角を忘れてしまったときは「ひらがな5文字」を思い出しましょう。
覚え方2 「北」を半分にして覚える
こちらは漢字を使った覚え方です。まず「北」をタテに半分にすると、右側がカタカナの「ヒ」になりますよね。
その形を見て「ヒ」がある右が東(ヒガシ)と覚えておくと、反対側が西になるため間違えずに覚えられます。
覚え方3 日本地図で覚える
日本列島を頭に思い浮かべて覚えるのもおすすめです。
上は北海道の「北」、左は関西の「西」、右は東京の「東」など地名で覚えると、日本地図を思い浮かべるだけで東西南北がわかります。
東西南北の表示マークの読み方
地図で方角を表す「4」に似ている記号は、方位記号といいます。
三角の上が「北」、その下が「南」であり、三角の左の角が「西」、右が「東」です。
「4」のマークを表示するだけで方向がわかるようになっており、なかには三角の上の角に英語の北を表す「North」から「N」のマークが表記されていることもあります。
方位記号の読み方を覚えると、地図などを見たときにその国や地域のある方角を読み取ることができます。
東西南北の方角は、さらに細かく「8方位」と「16方位」に分けられる
たとえば、節分のときに恵方巻(えほうまき)を「南南東」を向いて食べる、などと耳にしたことはないでしょうか。ここでいう「南南東」は16方位のひとつです。このように方角は、東西南北だけではなく、「8方位(はちほうい)」や「16方位(じゅうろくほうい)」とさらに細かく分かれています。
ここでは、8方位と16方位の覚え方を紹介します。
「8方位(はちほうい)」の覚え方‐南北が優先!
8方位は、「東・西・南・北」の4つに「北東・北西・南東・南西」の4つを加えた方角のことです。漢字は、南と北が手前につくと覚えましょう。
8方位は、北から時計回り(右回り)で以下のように方角が加わります。
北→北東(ほくとう)
東→南東(なんとう)
南→南西(なんせい)
西→北西(ほくせい)
「4」の方位記号をヨコ半分に切って考え、上側は「北」優先、下側は「南」優先と考えると覚えることができます。
「16方位(じゅろくほうい)」の覚え方‐8方位を中心に東西南北を付ける!
8方位をさらに細かく分けたのが「16方位」です。
16方位は、8方位に「北北東・東北東・東南東・南南東・南南西・西南西・西北西・北北西」の8つを加えた方角のことです。16方位を北から時計回りで見ていくと、次のようになります。
北→北北東(ほくほくとう)
北東→東北東(とうほくとう)
東→東南東(とうなんとう)
南東→南南東(なんなんとう)
南→南南西(なんなんせい)
南西→西南西(せいなんせい)
西→西北西(せいほくせい)
北西→北北西(ほくほくせい)
方角が16もあると、わかりにくいですよね。そこでおすすめなのが、8方位を中心に東西南北を付ける覚え方です。
8方位を思い浮かべ、北と北東の間にあり「北寄り」だから「北北東」、北東と東の間にあり「東寄り」だから「東北東」のように、東西南北のどの方角に寄っているかによって、8方位の前に東西南北を付けます。
南と南西の間にあり「南寄り」だから南南西、西と北西の間にあり「西寄り」だから西北西と覚えると、思い出しやすいでしょう。
まとめ & 実践 TIPS
東西南北は、覚え方がわかると忘れてしまった場合もすぐに思い出せます。
「ひらがな5文字」「北をタテ半分、右側の《ヒ》が東」などと覚えると、忘れてしまった場合も思い出しやすいです。
8方位も方位記号の上半分は北が先、下半部は南が先と覚えておくと、北東・南東・北西・南西を思い出すことができるでしょう。さらに複雑な16方位は、8方位をもとに東西南北のどの方角寄りにあるかによって、先に付ける方角を判断できます。
このように、方角も覚え方がわかると、もしも忘れてしまっても思い出しやすく大人になっても役立つため、今のうちに覚えておきましょう。
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