【小学生自由研究テーマNo.45】

色が変わる飲み物でキャンディーを作ろう

色が変わるハーブティーがあるのを知っている? 色変わりも楽しい実験で、きれいな 2 色のキャンディーを作ろう。

用意するもの

  • ハーブティー(バタフライピーまたはマロウブルー)1パック
  • さとう大さじ 8(上白とう 72g)
  • レモン果汁(かじゅう)少し
  • なべ 2つ(なべ 1つで作るときは色を変えるときによく洗う)
  • シリコーンカップ
    ★さとうをとかす時に火を使うよ。火を止めたあとのさとうも、とても熱いので、必ず大人といっしょに作り、やけどに注意して進めよう。

実験の進め方

  1. 1

    120〜150mL のお湯でハーブティーをいれる。

    ★お湯に色が付いたら 1〜2分で取り出そう。

  2. 2

    ハーブティーを 2つの器に分け、片方にレモン果汁を数てき入れる。

    ★果汁を入れると色が変わるよ! 果汁をたくさん入れると、あめが固まりにくくなるから、入れ過ぎに気を付けよう。

  3. 3

    さとう大さじ 4 をなべに入れる。

  4. 4

    色を変えていない方のハーブティーを大さじ 1 加えてまぜる。

  5. 5

    なべをコンロにのせて中火で熱し、ふっとうしてきたら、こげないように火加減を調節しながらさらに 3分加熱する。

    ★火にかけた後は、はしなどでまぜたりしない。こまかいあわが立つと、こげやすくなるから、なべをゆっくりゆらしながら加熱するといいよ。

  6. 6

    あめの香ばしいにおいがしてきたら火を止める。なべをななめにかたむけて、そのまま 2分くらい冷ます。

    ★あめはとても熱くなっているよ! 絶対にさわらないで。

  7. 7

    あめをシリコーンカップに流し入れる。

  8. 8

    色を変えたハーブティーを使ってもう 1つのなべで③〜⑥をくり返す。

    ★1つのなべで作るときは、なべをよく洗い、水分をふき取ってから使おう。

    ★半分ずつ入れると2色のあめができるよ

  9. 9

    ラップをかけて冷ぞう庫に入れて冷やす。固まったらカップを外して1つずつラップで包む。

    ★色を変えた方のあめは固まりにくいので、冷ぞう庫にしまっておこう。水あめとして紅茶などに入れてもいいよ。

まとめ方・提出の工夫

  • ハーブティーの色を変える実験と、さとうをキャンディーにする実験の 2 つの実験をしたよ。まとめるときは、どちらか、または両方を分けて調べていこう。
  • (ハーブティーの実験)

  • レモン果汁を入れたら色が変わったのは、ハーブティーにふくまれる色素のアントシアニンにひみつがあるよ。アントシアニンは「中性」でレモン果汁は「酸性」だよ。二つの性質を調べてみよう。
  • お酢(す)やうめぼしなど、すっぱい物は他にもあるね。ハーブティーを少し取り分けて、色が変わるか試してみよう。
  • (さとうの実験)

  • はじめはツブ状の固体だったさとうが、加熱するとお湯にとけて液体になり、冷やすと固まって大きなかたまりになったね。さとうの変化を順番に書き出してみよう。熱しているときのようすやにおいも書いておこう。
    ★さとうのようすは、はじめ、水にまぜたとき、熱して 1 分後、火を止めたとき、流しこむ前、冷やしたあとなど、細かく観察しておこう。表にしてもいいね。

まとめる時に便利な
テンプレートはこちら

発展のヒント

  • さとう大さじ 4 に水大さじ 4 を加えて同じようにキャンディーを作ると、さとう液の色の変化がよく分かるよ。長く加熱するとどんどん色がこくなって、「カラメル」ができる。さとうの変化を表にしよう。
  • さとうをさらに熱すると、どんどん黒くなって最後は炭になってしまう。これは、さとうが植物からできているからだよ。さとうの原料を調べてみよう。
  • 塩を水にとかして加熱しても、さとうと同じように変化するだろうか? 試して比べてみよう。

監修:白數哲久(昭和女子大学准教授)

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