息子のごまかし・うそ・ずる。どう注意すれば?[教えて!親野先生]

今週の相談「@entryTitle@」

小学2年生の息子のことです。担任の先生から、「ごまかしたり、うそをついたり、ずるいことをしたりするのが気になります」と連絡をいただきました。普段は明るくお友達も多いそうなんですが、何か自分の立場が悪くなるとそういう行動が出るそうです。普段、私が子どもの逃げ場をなくすようなきつい叱り方をしているせいかも……と反省しているのですが。「今のうちにきちんと直しておかないと高学年になった時に大変です」ということでした。確かに言い訳やごまかしが私も気になっていましたので、どのように注意をしていいものか悩んでおります。頭ごなしに注意しても逆効果のように思えて……。どうぞよろしくお願いいたします。

(おひさま さん)

親野先生のアドバイス
「『今のうちにきちんと直しておかないと高学年になった時に大変です』ということでした。確かに言い訳やごまかしが私も気になっていましたので、どのように注意をしていいものか悩んでおります。頭ごなしに注意しても逆効果のように思えて……。」

「今のうちにきちんと直そう。高学年になったときに大変だから」という気持ちは、わかります。
親なら、当然みんなそう思います。
そう思わない親がいるでしょうか?

でも、気持ちはわかりますが、あまり「今のうちに」とか「直そう」などと思いすぎないほうがいいというのも事実です。
そういう思いが強いと、どうしても子どもの行いを許せなくなってしまうからです。

私が言ってきたことに心がけていれば、必ずいい方向にいきます。
でも、すぐにそうなると思いすぎないほうが安全です。
まだ、何回も同じことを繰り返すことはあると思っているほうが安全です。

それは必ずあります。
そのとき、親がどうするかです。
そこで、親が基本的に大事なことを守って対応できるかどうかです。
1回や2回でなく、何回でもそれができるかです。

1、2回やってあとは元どおりというのでは、子どもも変われないのです。
親が変わって、基本的に大事なことを守りとおせば、子どもも変われるのです。

「どのように注意をしていいものか悩んでおります。」
大切なのは、「どのように注意するか」ではないと思います。
大切なのは、「どのように対応するか」ということだと思います。

「頭ごなしに注意しても逆効果のように思えて……。」
そのとおりです。
もう十分実験済みだと思います。
まさに北風と太陽のお話のとおりです。

「おひさま」というハンドルネームはすばらしいと思います。
おひさまさんも、本当はもう進むべき道が見えているのでしょう。
でも、なかなかそちらに進めないのです。
大人も子どももなかなか変われないのです。
習慣という慣性の法則は強力ですから。

ぜひ、今までの自分の習慣を打ち破り、ほんの少し自分を変えてみてください。
もう進むべき道は明らかです。
あとは決意と忍耐です。

私の書いたものが、おひさまさんの背中の一押しになればうれしいです。

私ができる範囲で、精いっぱい提案させていただきました。
少しでもご参考になれば幸いです。
おひさまさん親子に幸多かれとお祈り申し上げます。


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プロフィール

親野智可等

親野智可等

教育評論家。23年間の教員生活のなかで、親が子どもに与える影響力の大きさを痛感。その経験をメールマガジンなど、メディアで発表。全国の小学校や、幼稚園・保育園などからの講演に引っ張りだこの日々。

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