迷ったときの参考に…「芸術」選択どれにする?

高校では、「芸術」とまとめて呼ばれる科目から自分が学びたいものを選択して学ぶ制度があります。学校によって異なりますが、一般的に多いのは、音楽・美術・書道・工芸の4科目の中から一つを選ぶというものです。どれを選ぶかは自由ですが、一度決めれば1年間履修することになり、基本的には途中で変更することができません。そのため慎重に選ぶ必要がありますが、どれを選ぶべきかいまいちわからない…という方も多いでしょう。
この記事ではみなさまの芸術選択の参考になるよう、それぞれの科目について説明します。


音楽:実技テストで歌や演奏を披露することが多い

 音楽鑑賞のほか、実際に歌を歌ったり、楽器を演奏したりする科目です。実技テストがあり、クラスメイトの前で歌や演奏の発表をすることも多いでしょう。中学までに学習したことができている前提に授業が進み、吹奏楽部や器楽部出身、個人でピアノなどの楽器を習っている音楽の経験者も多く集まります。リズム感や楽譜を読むことなどにある程度自信がある人におすすめですが、自主的に練習に取り組むことができれば、もちろんチャレンジも可能です。

 

 

美術:一つのテーマに対する課題をクリアしていく

 水彩画や油絵を描く、彫刻をする、デザインするなどのことを、一つのテーマのもとに行い、自分の作品を仕上げていくのが美術です。テーマは「自由」といったものもあるかもしれません。そのようなときに、自分が表現したいものは何かということを考える能力も必要とされます。作品によっては多くの時間をかける必要もあり、「宿題」を持ち帰ることもあるでしょう。最初から手先の器用さやデッサン力がなくても問題ありません。先生の指示に従いながら、手を抜かず、楽しんで表現することが重要です。

 

 

書道:小学校時代から馴染みのある科目で、人気あり

 字の美しさを書くことで表す書道。毛筆や硬筆で書く練習をしたり、「篆刻(てんこく)」といって文字を彫る学習をする場合もあります。書道は小学校から経験のある人も多く、取り組みやすいため人気があります。ただし、書体についての勉強や、漢字についての深い理解も必要であり、新たな知識を構築していく必要もあります。過去に学んだ書道とはまた違う魅力を発見することができるでしょう。

 

 

工芸:「ものづくり」について学び、体験する

 工芸では、さまざまな物を実際に作成し、人々の生活の中にある「ものづくり」について学びます。材料も幅広く用いますが、例えば木材であれば、工具を使っての加工や組み立てを行い、小物や家具を作成します。そのほか、焼き物をしたり、布を染めたりするなどの課題もあり、幅広く手作りの楽しさを知ることができる科目だと言えます。

 

 

 芸術科目は学校によって実施される内容に大きな違いがあります。自分自身が好きなことか、興味があるかといった基準で選択するのも大切ですが、先生や先輩から情報を集めるなどして、やる気を持って取り組めるものであることも判断していきましょう。

 

 

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