【文理選択】「ニガテ科目が心配」「将来やりたいことがない」お子さまのお悩みはこの方法で解消!

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「うちの子、数学がニガテなのに理系に進みたいって言ってるけど……大丈夫かな?」
「やりたいことがなくて、文系と理系どちらを選ぶか迷っているみたい」

高1で多くのお子さまが経験する文理選択は、将来の方向性を決める重要な一歩。
でも、さまざまな理由からスムーズに決定できないお子さまもいるでしょう。
そこでこの記事では、文理選択でよくある3つのお悩みと解決のヒントをご紹介します。
お子さまが文理選択で迷った時のアドバイスにお役立てください。

この記事のポイント

お悩み1:将来やりたいことがなく文系か理系か決められない

将来の夢や、めざしたい職業が決まっていれば、そこから逆算して文系か理系かを決めればよいので、文理選択は比較的スムーズに進むはず。
とはいえ、高1の段階で将来像が明確なお子さまはそれほど多くはありません。
そんな時、ここでご紹介する視点を取り入れてみてはいかがでしょうか?

●今、興味のあることに目を向けてみる

まずは、今好きな教科・科目や興味のある学問分野をピックアップし、そこから文系か理系かを考えてみるとよいでしょう。
たとえば、マナビジョンの「学問を調べる」では、学問系統ごとに学問の情報を見ることができるので、ぜひ利用してみてください。

今、「勉強していて楽しい」「もっと深く知りたい」と感じられれば、文理選択後もモチベーションを高くして学べる可能性大。
この時に重要なのは、得意・ニガテだけで決めないこと。
いくら得意教科でも、学んで楽しいと思わなければ志望大・学部の決定などでまた苦労することになるかもしれません。

(体験談)

一番好きな教科をきわめたくて文系を選択!

日本史が大好き&得意でした。数学や理科もニガテではなかったけれど、「どうせなら一番好きな科目をきわめよう!」と考え、史学を学べる大学・学部をめざすために文系を選択。
(明治大文学部 M・T先輩)

●「やりたくないこと」から考えてみる

やりたいことは決まっていなくても、「やりたくないこと」なら多くの人が持っているのではないでしょうか。
たとえばマナビジョンなどの情報サイトなどで学問分野一覧を見ながら消去法で絞り込んでいくと、いくつかの分野が残るはずです。
そのなかから最も合いそうなものを、お子さまと一緒に検討してみてはいかがでしょうか。

(体験談)

「まったく興味のない分野」以外から文理選択

将来の夢が何もなくても、自分がまったく興味のない分野はわかると思うので、それ以外の分野に目を向ければ文理選択は意外とスムーズですよ。
(九州大経済学部 M・S先輩)

お悩み2:方向性は決まっているけれど、ニガテ教科・科目があって不安

「将来の夢は文系分野だけど、得意なのは理系教科」といった、「やりたいことと自分の強みがくい違っている」という悩みを抱えている場合もあります。
「わざわざニガテなことで苦労するより、得意を生かせる方向に進んだほうがよいのでは?」と感じる保護者のかたもいるのではないでしょうか。

しかし、勉強で一番重要なのは「やる気」。
やりたいことを武器に、ニガテを乗り越えて志望大・学部への進学を果たした人はたくさんいます。
また、今はニガテでも「高2以降に勉強が楽しくなってきた」という人も少なくありません。
お子さまが夢をあきらめようとしているなら、力強く励ましてあげましょう。

(体験談)

水産学を学ぶためにニガテを乗り越えようと決めて理系へ

理系教科がニガテだったけれど、どうしても水産学を学びたかったので、「ニガテは克服できる!」と悩んだ末に覚悟を決めて理系に進みました。
(北海道大水産学部 M・T先輩)

(体験談)

文系で学び始めたらニガテ意識が解消!

文系に進みたいけれど地歴公民が嫌いで……。でも、いざ文系コースで世界史を学び始めたら楽しく感じるようになったので、「文系でよかった!」と思えるようになりました。
(東京都立大人文社会学部 K・M先輩)

さらに、ニガテが克服できなくても得意教科で受験するなどの方法で、お子さまの強みを生かして志望大・学部に合格できる可能性も。
進学したい大学・学部がある程度決まっているなら、推薦入試も含めてどんな入試方式があるか、お子さまと一緒にマナビジョンなどの大学情報サイトなどで調べてみましょう。

お悩み3:「文理選択に失敗したらどうしよう…」と不安

文系・理系のどちらに進みたいかは決まっていても、「あとでやりたいことが変わったら?」と不安を感じるお子さまは少なくないでしょう。
確かに文理選択は、将来に向けた重要なステップです。
しかし、高2以降にやりたいことが変わっても、文転(理系→文系に変更)や理転(文系→理系に変更)を実現して志望大・学部に進学を果たした人も。
また、理系コースから経済系・経営系をはじめとする文系学部、文系から農学系などの理系学部に進学する人も少なくありません。
ただし、理転は文転に比べて勉強の負担が大きいといわれるのは確か。
高1の文理選択で最終決定をする前に、文転や理転をした時にどうするか? を考えて、お子さまともう一度話し合っておくことが大切です。

(体験談)

学びたい学問が変わって高3で文転!

栄養学に興味があったので理系コースを選択しましたが、高2になってから教育に強い興味がわき、高3から文系クラスへ。高2の間は理系教科の授業で苦労しましたが、もともと文系教科が得意だったこともあり、高3からは模試の成績もアップし勉強が楽しくなりました!
(青山学院大教育人間科学部 うゆ先輩)

文理選択で悩んでも、きっと道は開ける

文理選択は、お子さまの未来を決める大切な一歩。
お子さまは「この選択でいいのかな?」と悩むこともあれば、実際に学び始めてから「失敗したかも……?」と後悔する場面もあるかもしれません。

でも、じっくり考えたり調べたりすることで、必ず道は開けるはず。
お子さまが選択に悩んでいるようなら、まずは話をしっかり聞いてあげましょう。
そして、この記事でご紹介した内容もヒントに、一緒に解決策を考えてみてください。

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