【高校生のリアル】保護者時代と同じ?違う?高校生の学年末テスト「やりがち失敗」ランキング&対策

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普段のテストより難易度がぐっと上がる、学年末テスト。
保護者のかたにとってはなつかしい響きかもしれませんが……最近の高校生を苦しめる実態や、やりがちな失敗とは、どんなものでしょうか?
そこで今回は、高校生に聞いた「学年末テストやりがち失敗ランキング」をご紹介します。

多くの高校生のリアルな失敗エピソードと、ホンネとは!?

※2019年12月〜2020年1月「デジタルMy Vision」で高校生131人からとったアンケートをもとに作成しています。

この記事のポイント

第1位 ケアレスミスが多かった

1位は、思わず悔しさがこみ上げる「ケアレスミス」についてのエピソードです。

オカピー
数学で、普段ならミスしないようなところで、計算ミスをした。
それから、基本毎日計算練習をするようにしている。
テストで時間が足りなくなるので、テストが始まったらまずは問題を見て、解く順番を決めるようにした。

ティアラン
数学。難しい応用問題ばかり練習して基本問題を疎かにしていたら基本問題でたくさん間違えた。
ケアレスミスも多かったので慎重に解くべきだった。

つっちー
答えの単位忘れや抜き出しの間違いで、答えはあっているのに減点されてしまった。
しっかりと問題文を読んで、見直しをする癖をつけないといけないなと思いました...。

剣先ウィカ
化学基礎。動画だけを見てわかった気になり、演習が足りなかったため、ミスが多く点がとれなかった...。
演習の大切さに気づいた。

学年末テストは出題範囲が広く、対策時間が足りなくなってのケアレスミスが多くなります。
演習時間を増やすのが理想ですが、勉強時間の捻出が難しいと感じるお子さまも多いです。
そこで大事なのが、授業などの問題演習中での、見直しのクセとなります。

保護者のかたが高校生のお子さまのケアレスミスについて、直接声をかけるのは難しいかもしれません。
ただお子さまがもし「勉強したのに点数がとれない……」と悩んでいるようでしたら、「まずは授業の問題演習で、見直しをしてみては?」などと示してあげることで、見直しの大切さを再認識できるかもしれません。

第2位 勉強のやる気が出なかった

第2位は、勉強のやる気が出ないことでした。
学年末テスト前は、入試期間の休みがあるので大丈夫……と油断してしまう高校生が多いようです。

Hi-7
現代社会。いつも期末テストは点数が取れないのに、今回は中間が良かったので手を抜いてしまった。
しっかり勉強した方が良かったと思いました。

ハッピー
3学期、行事がないはずなのに、案外テストまで一瞬ですぎていきました...。
入試などで休校日が多い分、勉強すればよかった。

イレギュラーなことが多い近年。
学習環境が大きく変わり、自宅で勉強のペース配分が難しいと感じて、ついゆったりしてしまうお子さまも多いと思います。
もうすぐ学年末テストだというのに、気が付けばいつもスマホにばかり気を取られている様子の、我が子にヤキモキしてしまう—
そんなときは、以下の記事を参考にしてみると、保護者のかたの気持ちが、ちょっとだけラクになるかもしれません。

関連記事:【スマホVSテスト】「テスト前でもなぜ、スマホを手放さないのか?」と思ったら。

第3位 ニガテをつぶせなかった

第3位は、ニガテ科目について。
どの科目もまんべんなく勉強できれば苦労しませんが、ニガテな科目は勉強を始めるまで時間がかかるという声も聞かれました。

S.S
数学。苦手なところに時間がかかり、何度も解くことが出来なかった。
演習不足で、解けるはずの問題も解けなかった。

りん
生物です。最後のテストは計算問題が多く、数字が苦手な私は苦しめられました...。
自分の苦手なところは時間をかけてでも、ちゃんと理解した方がいいと思いました。

やらないといけないとわかっていても、ニガテ科目の勉強をしたくないもの……。
しかし、ニガテをしっかり対策できた先輩は、一気に成績を伸ばしてE判定から合格をつかんでいるのも事実。
そういった体験談を読んでみて、勇気をもらうのも、ときにはアリかもしれません。

関連:【体験談】「高3秋までずっとE判定…からの大逆転合格!」そんな先輩は、一体どんな対策をしたのか?

第4位 やるべきことの優先順位がわからなかった

はるたん
苦手な科目から先に対策すべきだった。
得意な科目から対策してしまい、苦手な科目の対策がほとんどできなかった。

範囲が広い学年末テスト。
優先順位をうまくつけられず、悩むお子さまは、非常に多いです。

学年末テストで大事なのは、トクイ科目とニガテ科目のバランスです。
トクイ科目は通学中などのスキマ時間や、授業でしっかり確認して、定着させる。
ニガテ科目は、家でしっかり時間をかけて勉強……などメリハリをつけることで、より点数がとりやすくなります。

とはいえ、お子さまにはお子さまの勉強ペースがあって、よかれと思って声をかけてもなかなか通じないときも。
高校生は、悩むなかで自分にあった勉強のしかたを見つけている最中です。
そっと見守りつつ、もしアドバイスを求めてきたときには、「トクイ科目の勉強もありだけど、ニガテ科目をがんばることでより点数が上がるかもよ?」など、アドバイスをしてあげるといいかもしれませんね。

第5位 試験範囲の勉強が終わらなかった

第5位は、覚える科目も範囲も広くなる学年末テストでこそ起こりやすい悩みです。

ゆーちゃん
日本史は暗記が多く、試験までに完璧に覚えることができませんでした。
もっと早く計画的に暗記すれば良かったと思いました。

なかでも、暗記科目は定着するまでが辛く、試験範囲の勉強が終わらず、つい途中であきらめてしまいがちです。
対策は、毎日の通学時間や、テレビのCMのスキマ時間、寝る前の5分などで、何度も回数を重ねて定着させていくこと。
もしお子さまがそういった勉強をしていたら、「頑張っているね」など声をかけてあげると、やる気がグっと上がるかもしれません。

まとめ & 実践 TIPS

今回は、高校生の学年末テスト「やりがち失敗ランキング」をご紹介しました。

高校生ともなると、ひとりで勉強をして、保護者のかたは見守る…ということが多いと思います。
ただ、ひとりで勉強をしていると、ときにやる気が続かなくなることも。
そんなとき、保護者のかたのさりげない声かけが、やる気につながるかもしれません。

お子さまをそっと見守るヒントになれば幸いです。

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