【マンガ】どうなる!? 息子2人の大学受験…イマドキ保護者の悶えるホンネ <第16回>ブラックコーヒーの味
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大学生と高校生のお子さまを持つマンガ家、よしだゆうこさん。息子さんたちの大学受験を前にして、セキララな保護者のホンネをマンガでお届けします!
不合格のお知らせは、当たり前ですが何度見ても桜に変わることはなく。
さてこれからどうしようかと、感染予防で避けていた喫茶店に久しぶりに行き、甘いものでも食べながら話し合うことになりました。
「悔しい!」「行きたかった!」と長男が言うことはなく、涙を浮かべることもなく、どこか上の空でボーッとしています。聞けば「モヤモヤしている」とのこと。
長男がポツリポツリと話したのは
「がんばっていないうえに負けた。全力で取り組んでいたら、たとえ負けたとしても努力したことが残るが、それもない」「本気で勉強に向き合っていないからこうなった。不完全燃焼だ」
……それ……今気付くかーーーー!! と暴れ出したくなったのを必死で抑えました。
報われないことはありますが、努力は無駄にはならないこと。悔し涙を流すためにはがんばらなければいけないこと。楽観的で、なんとなく過ごしてきた長男にとって、受験を通して身をもって知った経験です。大きな成長になりましたが、もう一度言いたい、今気付くかーーー!!
そして長男は、普段は絶対に飲まないブラックコーヒーをオーダーします。当然苦いです。でも砂糖もミルクも入れず飲み干しました。あの時の自分の感情は何も入れないコーヒーの苦さで、その味は一生忘れないとのこと。
受験は通過点。こうなったら経験を糧にするしかない。これからも母は見守ります。
\過去のマンガはこちら/
<第1回>長男の受験、次男の経験
<第2回>ナゾだらけの受験制度
<第3回>遅すぎるスタート
<第4回>高校生は忙しい!
<第5回>チャンスの数だけ…
<第6回>いざ!感染症対策
<第7回>お正月の誘惑
<第8回>親にできること
<第9回>受験生家族の過ごし方
<第10回>フルタイム入試
<第11回>入試直前の宣言
<第12回>母のストレス、表面化する
<第13回>息子の背中を見送る日
<第14回>さらば受験生
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