【マンガ】どうなる!?息子2人の大学受験…イマドキ保護者の悶えるホンネ <第2回>ナゾだらけの受験制度

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大学生と高校生のお子さまを持つマンガ家、よしだゆうこさん。息子さんたちの大学受験を前にして思う、セキララな保護者のホンネをマンガでお届けします!

長男にとって初、私にとっては約30年ぶりの大学受験は、分からないことだらけでした。

私自身は美術系に進学すると決めており、高校の成績評価と実技で推薦入試を受けました。
マンモス校の美術クラスで、友人も同じ受験パターン。
みんなが勉強をしている時期に、デッサンばかり描いていたので、そもそも私自身の受験経験が足りません。

そんななかやってきた長男の大学受験。まず制度の名称の意味が分かりません。

AO入試はどこに行ってしまったの?
推薦入試の種類も
・総合型選抜
・学校推薦型選抜(指定校制、公募制)
など、いっぱいあって差が分からない!

※編集部注
保護者世代になじみがある(?)「AO入試」は、現在の推薦入試の「総合型選抜」にあたります。

推薦入試の「総合型選抜、学校推薦型選抜(指定校制、公募制)」などのくわしい内容は、以下にまとめていますので、興味があればご確認くださいね!

>>関連:【マンガでわかる】推薦入試って意外とメジャー!メリットとデメリット&必要な評定と対策とは

>>関連:いつ何すればいいの?大学の推薦入試の種類と時期まとめ。総合型・学校推薦型体験談も!

そのうえ、長男の受験する年は、入試改革の初年度……!

英語の民間試験を活用する大学が増えたり、センター試験から大学入学共通テストへの変化したり……覚えることが山ほどありました。

さらにコロナの影響で休校、コミュニケーション不足が続いたこともあり、親も子も情報を得る機会を失っていました。

親がわかっていなくても、子どもがきちんと受験の情報を理解していれば問題ないのですが、うちの場合は……漫画に描いたとおりの有様で当てになりません。

もちろん、積極的に情報収集をしているお子さんもいらっしゃいます。
しかし我が家のような高校生がいるのも事実です。

そんな時は親が「子育てのクライマックス!」とばかりにサポートしておくべきだった……というのが、我が家の大きな反省点でした。

※編集部より解説
マンガ内のよしださん&息子さんのギモンについて、お答えしますね。

★学校推薦型選抜(指定校制)を受ける場合は、まず担任の先生に「推薦も視野に入れています」と意思表示するのがオススメですよ!

★共通テスト利用型入試(マンガ内での「共通テスト利用」)とは、大学入学共通テストを活用して合否を決める入試制度のこと。
共通テストを何らかの形で利用する私立大は増えており、以下の2つの形式があります。
①単独型…共通テストの結果のみで合否を判定する。
②併用型…共通テストと大学独自の試験の両方の結果から合否を判定する。

保護者世代は「センター試験=国公立大を受験する人が受ける」と考えられていたかもしれません。しかし今は、私立大しか受けない人も、合格のチャンスを増やすため、共通テストを受験することが多いです。

★2021年度入試から、推薦入試は「学校推薦型選抜」に、AO入試は「総合型選抜」に名称や制度が変わりました。ここではわかりやすく両方合わせて「推薦入試」として紹介します。

>>関連:【マンガ】どうなる!?息子2人の大学受験…イマドキ保護者の悶えるホンネ <第1回>長男の受験、次男の経験

プロフィール


マンガ よしだゆうこ

男子母歴20年以上のイラストレーター、漫画家、グラフィックレコーダー。
マンガでわかるデザイン本「デザイナーじゃないのに!」(ソシム)共著。
「息子が大きくなりまして」(マイナビニュース)連載中。インドア派だけど旅行好き。

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