2学期の準備は何をどうする?新学期のスタートのために、夏休み最後にすべきことを知っておこう
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夏休みを楽しく過ごしてすっかりおうちモードが定着してしまった子どもたち。休み明けまで残りわずかになると、この調子で大丈夫かな?と心配になりますね。2学期のスタートに向けて気持ちを切り替えるには、夏休み終盤をどのように過ごしたらよいでしょうか。
(赤ペン先生 河原)
切り替え準備その1:「持ち物リスト」を作ってもらう
夏休みの終了までの一週間は、学校モードへの切り替え準備を開始するよいタイミングかと思います。
手始めとしてお勧めなのが、2学期初日の持ち物リスト作りです。「その日に必要な物」「先生に提出する物」をお子さま自身に書き出してもらいましょう。「学校からのプリントがあるのにわざわざ?」と思われるかもしれません。
でも、あえて「書き出す」という作業を行うことで、夏休みの振り返りと2学期への心構えが自然にできてくるように思えます。リストができたら、それを確認しながら少しずつ準備を進めてもらうのがよいでしょう。
宿題のやり残しに気づいたとしても、この時期ならまだ間に合います。
切り替え準備その2:「机に向かう時間」を設ける
次に取り組みたいのは「時間の使い方」の切り替えです。夏休みの間は自分のペースで勉強したり遊んだりできますが、学校が始まると決められた時間の中での生活が戻ります。その感覚を思い出すために、一日の中で一定時間を「机に向かう時間」として設定してみるのはいかがでしょうか。
「勉強する」時間ではなく、「机に向かう」時間とするところがポイントです。決めておくのは開始時間と無理のない最低の時間数だけ。授業が始まる時間に合わせて「9時前後から30分間」とするなど、お子さまと話し合って決めるのがよいでしょう。
その時間に何をするかはお子さま自身にお任せです。本を読んでもいいし、絵を描いてもいい。音読したり、ニガテなところのドリルを復習したり、問題集に挑戦してみたり、もちろん宿題の残りに取り組んでも。
何をしたらよいかわからないという場合には選択肢をいろいろ教えてあげましょう。一定の、落ち着いて何かに集中できる静かな時間を持つことで、お子さまの心も2学期に向けて少しずつ整えられていくのではないかと思います。
保護者のかたも早めの準備で心軽やかに
2学期初日に向けて、保護者のかたの準備が必要なものもいくつかありますね。つい後回しになりがちな通知表への押印やコメント記入、ぞうきんの用意なども、お子さまの切り替え準備開始とともに済ませておくと、ぐっと心が軽くなるでしょう。
低学年のお子さまでしたら、ふだん学校で使っている物についても、「ちゃんと使える?」「足りない物ない?」と確認の声かけをしてあげるとよいかもしれません。筆箱の中身や下敷き、ノート、お道具箱の道具類、絵具や色鉛筆、上履き、体育着、副教材を入れる袋などなど。これらがいつでも使える状態になっていれば、お子さまも安心して2学期を迎えられると思います。
まとめ & 実践 TIPS
イベントごとも一段落し、あとは2学期が始まるのを待つだけという夏休み終盤は、新たな学期を楽しむ力を蓄えるための貴重な期間と言えるでしょう。ゆったりした時間の中で、夏休みを振り返りつつ、ゆとりを持って準備を進め、少しずつ少しずつ気持ちを切り替えていくことが、2学期の学校生活を元気にスタートできるコツではないかと思います。
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