通信教育がたまる……何から手をつけるべき?ためない子にするにはどうすればいい?
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気づけば、たまり続ける通信教育の教材。ためてしまった遅れを挽回しようとしているそばから、新しい教材が届いてさらにたまる……そんな悪循環にも陥ってしまいがちですよね。
通信教育がたまってしまったら、何から手をつければいいのでしょうか? また、そもそもためない学習スタイルを身につけるためにはどうしたらよいのでしょうか?考えていきましょう。
たまったもの全てに取り組もうとしない!優先するのは最新の教材
通信教育の教材がたまってしまった場合は、真面目な子ほど要注意。ためた順に片付けなきゃと考えて、負担感が大きくなってしまいがちです。
大切なのは、ためたものを全てやり切ることでなく、まずは学習ペース、学習習慣を取り戻すことだと心得ましょう。そうしないと、また同じことの繰り返しが起きることとなってしまいます。
ためてしまった場合、優先して取り組むべきなのは最新の教材。それができたら、たまった教材の中から、苦手や曖昧な単元に絞ってチャレンジするようにしましょう。優先順位づけが大切です。
保護者としては、ためた教材を余すことなく取り組んで欲しいというのが本音かとは思いますが、そこはグッと堪えて! この段階では、学習のペースや学習習慣を立て直すことが重要なので、とやかく言い過ぎて負担感を増やしてしまうことのないようにしましょう。
いきなり学習計画を立てない!まずはたまる原因を見極めて
教材がたまってしまった場合によくあるのが、いきなり学習計画を立ててしまうということ。一見すると正しい行動のようですが、それだけだとまたためてしまう危険性もあるので注意が必要です。
計画を立てる前に大切なのは、「なぜたまってしまったのか」という原因を押さえること。原因を押さえてこそ、それを解消するための対処法を考えられるようになるのです。
ためてしまう原因としては、次のようなことなどが挙げられます。それぞれの原因に応じて、対処法が変わってくることがイメージできるのではないでしょうか。
・勉強するつもりだった時間にできていない
・教材のレベルが難しすぎるなど合っていない
・確保できる勉強時間に比べて、やる量が多い
・そもそも計画していない
原因に応じて、実現可能な学習計画を立てることをサポートしてあげましょう。
ペースを作りやすいタブレット学習への切り替えも手
学習計画を立てたり、それに従った学習を進めたりするのが苦手な子どもは、紙教材からタブレット教材に切り替えてみるのも有効です。
その理由は2つあります。1つは、タブレット教材には学習計画作成やペース配分についてのサポート機能があるということ。取り組める時間や曜日に応じて、子どもの代わりに計画を作成したり、勉強時間のリマインドをしたりしてくれるため、学習のペース作りがしやすくなります。
2つ目は、学習の取り組みや結果について保護者へのお知らせ機能があるケースが多いということ。これにより、学習習慣作りを子ども任せにすることなく、保護者もサポートしやすくなります。
また、タブレット教材は、よく理解できていない単元や、習っていない単元の学習にも有効。映像や音声を使った解説で理解しやすくなる工夫がされているため、「難しくて進められない」「理解できないから勉強できない」といった状況も防ぐことができます。
まとめ & 実践 TIPS
ためてしまった教材があると、子どもの心理的負担感は想像以上に大きくなります。ためてしまったということは、学習ペース作りがうまくいかなかったということ。そのため、まず何より大切なのは学習ペースを立て直すことです。「遅れを全て取り戻そう」と全ての教材に取り組もうとすると自滅してしまいがちなので注意しましょう。まずは、最新教材を最優先、次は苦手単元との優先順位をつけて対応することが重要です。ペース作りが難しいと感じるなら、タブレット教材の利点に頼るのも手です。
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