いつもどこか間違える?! ひらがなをきちんと覚えてもらうための対策

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「楽しい」と感じるものは、上達も早く感じる気がしませんか。もしかしたら、ひらがなもそうなのかもしれません。子どもに「覚えなさい!」と強く言うよりも、楽しくきちんと覚えられる方法を考えてみましょう。

この記事のポイント

ひらがなの「ちょっと間違え」はどうしてなるの?

幼稚園や保育園では、年長になると、ひらがなを教えてくれる園があります。
勉強しているなら、小学校に行っても安心と思ってしまいそうですが、幼稚園や保育園で習うひらがなは、教えてもらっている時間が短い場合が多いです。

教わっている時間が短いと、ひらがなを中途半端に覚えてしまっているかもしれません。せめて小学校に行く前に、もう一度きちんとひらがなの勉強をしてみるといいかもしれません。

中途半端に覚えてしまっているとありがちなのが、「ちょっと間違い」です。

<ちょっと間違いの種類>
・読み方を間違えている
・書き方が違う
・ひらがなを使った文が間違えている

こういった間違えは、根気よく直していくしかありません。
焦る必要はありませんが、間違えを正して覚えるのであれば、早い方がいいでしょう。無理やりだと子どもも嫌になってしまうので、楽しく覚えられて、ひらがなは面白いなと感じてもらえる方法を探してみましょう。

効果大?! ひらがなは楽しく覚えよう

まずは子どもが覚えやすい環境を整えてみましょう。
好奇心旺盛な子どもの気持ちを考えて、ひらがなを身近な存在にしてみるのはどうでしょうか。

例えば……
<絵などを一緒に描いて遊んでいる途中で文字を書いてみる>
<子どもが興味のあることを書く(うさぎ、くるま、いぬ、ねこ……)>
<家族の名前をひらがなで書かせてみる>

紙とペンを使って、遊びながらひらがなを勉強してみましょう。好きな言葉や家族の名前など、子どもが知っている文字を書いて「これは何て読むのでしょうか」「同じように書けるかな?」などクイズ形式にして、さりげなくひらがなを教えてみるのもいいでしょう。

絵を使ってひらがなを勉強するときは、絵の下にひらがなを書いて、読み方を教えてあげましょう。絵と文字を合わせて楽しく覚えるのもいいかもしれません。
また、ひらがなが少し読めるようになったときは、絵の下は空白にしてもらい【ひらがなで答えてみようクイズ】も、子どものやる気を引き出すきっかけになるかと思います。

質問を繰り返すと、子どもが疲れて飽きてしまう可能性もあるので、適度に上手く遊びも取り入れながらやってみましょう。

<五十音表を子どもの見えやすい位置に貼っておく(リビング、お風呂場など)>

ひらがなの五十音表を、子どものよく居る場所に貼っておくと、自然と表を見ながら読むことがあります。
とくに幼稚園や保育園で、習い始めた頃に貼っておくと「このひらがな、読めるよ」。「知ってるよ」と言って嬉しそうに、興味を示してくれるかもしれません。
生活空間にさりげなく貼っておくことで、毎日好きな時間に見ることができるというメリットがあります。

<ひらがなカードを用意して、ゲーム感覚で覚える>

ひらがなカードは遊びながら覚えるのに最適なアイテムです。
どんな遊びができるのか確認してみましょう。

【この文字は何だろうゲーム】
カードを全て裏にしてもらい、一枚だけ表にします。その表になっているカードに書かれているひらがなを、どんどん答えていくゲームです。
簡単ですが、ひらがなを覚え始めた頃は、一文字ずつ確認して見ることができるので、楽しく暗記ができますよ。

【文字を並べてみようゲーム】
ひらがなカードを使って、単語の文字をいくつ作れるか、やってみましょう。
五十音だけで作るのは、意外と難しくて頭を使います。子どもだけではちょっと難しいかもしれないので、大人も一緒にやってあげましょう。

色々な方法を取り上げましたが、子どもの目線になって考えてみると、他にもいい案が浮かんできそうですね。
子どもが、どんなことに興味をもち、何に集中しているのか、日々の様子などもヒントに、勉強方法を考えてもいいかもしれません。

とくに間違えやすい「ひらがな」は要注意!

子どもと遊びながらひらがなの勉強をしていると、何となく間違えやすいひらがながわかってくるかと思います。
とくに間違えやすいひらがなを確認してみましょう。

(読み間違えやすい、ひらがな)
・<あ、お>
・<い、り>
・<さ、き>
・<た、に>
・<せ、そ>
・<ぬ、め>
・<わ、れ>
・<る、ろ>
・<ほ、は、ま>
・<や、ゆ、よ>

形が似ているので、子どもが見間違えやすいと思われるひらがなです。
繰り返し、読む、書く、をしているうちに間違いは減っていくと思いますが、覚え始めの頃は、間違えていないかチェックしておくといいかもしれません。

(書き方間違いをしやすい、ひらがな)
・<あ、え、お>
・<す、せ、そ>
・<つ、ち>
・<な、ぬ、ね>
・<ひ、ふ、ほ>
・<ま、み、む、め、も>
・<や、ゆ、よ>
・<る、れ、ろ>
・<わ、を、ん>

書き間違えをしやすいひらがなは、本当なら全部……と言いたくなるぐらい、ひらがなはどれも難しいものです。ひらがなにはバランスが必要なものもあるので、覚え始めの時期はちょっと苦戦してしまうかもしれませんが、コツさえ掴めば問題なく上手に書くことができるようになるでしょう。

文章を書くようになると<を> <は> などの使い方に悩むようになってくると思います。幼児期にしっかりひらがなに慣れておくことが大切です。

まとめ & 実践 TIPS

子どもがひらがなに興味を示し始めたときは、絵本もおすすめです。
普段は保護者が読んでくれている絵本を、自分で読めることが嬉しいと感じてくれるかもしれません。


ひらがなを覚えたら「お手紙が書けるよ」など、子どもが前向きなるような目標を立ててあげるのもいいでしょう。

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