【世界の中学生~ブラジル(5)~】「日本」といえばテレビアニメ
世界の中学生をリサーチし、お届けする今回はブラジル在住の13歳、リビアンさんに日本のイメージを聞いてみました。
「日本」と聞いてイメージするものを聞いてみました
「生活の中で日本と身近に接する機会が多いです。日本といえば、テレビアニメやマンガをまず連想します。また、ブラジルにも進出している日本企業のテクノロジーなどから、知的な国というイメージもあります。とくに、ブラジルのサッカーW杯のときに会場のごみを拾う姿や地震のときにきっちりと並んでいた様子はインパクトがありました。」
日本の学校との違いについて
ブラジルの学校には、半日制(午前と午後の部)と全日制があります。とくに公立学校は試験的に全日制が開始されているものの少数。ほとんどが半日制。ちなみに、半日制のサンパウロの公立中学の場合、午後の部であれば午後1時に始業、6時20分に終業で、全6コマ、1コマは50分の授業で、途中20分の給食(軽食)の時間というスケジュール。授業は先生が説明し、生徒が聞いてテキストや黒板の内容をノートに写すほか、個人やグループで調べたことを皆の前で発表する形式が多いようです。
義務教育ではありますが、落第する場合もあるそうです。同学年で異なった年齢の生徒が一緒に勉強するのは珍しくないとか。また、学校への送り迎えも保護者が行い、直接送迎できない場合は、スクールバスや専用タクシーを雇うなどしなければならないという規則があるそうです。ブラジルのご両親は大変ですね。
そのほか、学校での食事は給食が一般的ですが、サンドイッチのような軽食は家庭から持参することも多く、休み時間にはお菓子食べることも許されています。また、生徒が学校の掃除をすることはなく、長期休暇の宿題は基本的にないのが一般的だとか。
日本の学生との違いについて
日本の子どもよりも1、2年ほど体の成長が早く、女子生徒はませている子が多いようです。化粧、ヘアカラー、マニキュア、ピアスをして学校に来る生徒も多いとか。学校の校則がゆるいので、指定がない限り服装も個人の自由に委ねられています。はっきりと言いたいことを言い、大人とも対等に話す傾向があります。
たしかに、メディアで見る感じだとルックスが大人びている印象、ありますね。ですが、全体的に自由な雰囲気で、子どもたちものびのび育ちそうです。