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総合監修:二瓶 健次 先生
各専門分野の先生の紹介
予防接種 ー スケジュール
ポイントを押さえてご家庭ごとの計画を
●スケジュールの組み立て方の例
(1)これから受ける定期接種を確認
(2)日時が指定されている場合は優先してスケジュールに入れる。
(3)定期接種の回数と間隔を確認して、標準接種期間のできるだけ早い時期から接種スタート。
★定期接種のおおまかなスケジュールが立つ。
(4)任意接種の受ける・受けないを検討。同時接種についても必要があれば医師と相談する。
(5)受ける任意接種のうち、接種できる期間の短いものを優先してスケジュールに入れる。
(6)受ける任意接種のうち、接種できるようになる月齢が早いものからスケジュールに入れる。
★定期接種の予定と間隔を調整しながら(同時接種の場合は予定を重ねる)スケジュールを決める。
【スケジュールの参考情報】
国立感染症研究所 感染症情報センター
日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール
きちんと受けられるように体調管理にも気をつけて
接種当日に発熱していたり病気にかかっていると、予防接種が受けられません。
症状の程度や、その感染症の流行状況などを考えて接種する場合もありますが、健康な状態で接種するのが一番ですから、体調管理にも気を配りましょう。
また、以前に予防接種でアレルギー症状が出たことがあるお子さんは、接種するかどうかを慎重に検討します。
予防接種を安全に、効果的に行うために、これまでの予防接種での接種後の様子や、当日の体調は大切な情報です。
きょうだい、家族が体調を崩している場合、発熱をしている場合は、本人も間を置いて熱や症状が出てくる可能性が考えられるので、事前に医師に伝えてください。
スケジュールがずれたら慌てずに全体を見直す
複数回接種するものは次回接種までの間隔(最短〜最長日数)が決まっていますが、この日数を過ぎてしまったとしても、はじめから受け直すことはしません。
数日過ぎてしまったとしても大きく効果が下がることはありませんので、体調が悪いのに無理に受けるようなことは控え、体調をととのえてから接種しましょう。
予防接種の優先順位は、周囲の感染症の流行状況やお子さんの体質などによっても変わります。
スケジュールがずれたときは、主治医に相談を。
二瓶 健次 先生