工場見学で自由研究!【第1回】工場見学に行く前の準備

食品工場や、機械工場などものづくりの現場は大人でもワクワクしてしまうもの。親子で一緒に工場見学に出かけるなら、夏休みは絶好のチャンスです。今回はただ楽しいだけで終わらせない、夏休みの自由研究にも生かせる工場見学のコツについて、3回シリーズの特集でお伝えします。



製造過程を間近で見学できる工場見学は大人も子どもも楽しめます。

工場見学のススメ

最近、何かと話題の工場見学。学校の課外学習で参加する社会科見学だけではなく、親子で見学が楽しめる工場見学も増えてきています。また、夏休みを迎えるにあたって、お子さまの「自由研究」の題材で悩んでいる保護者のかたも多いかと思います。テレビや本などで知識を得ることはもちろんできますが、ものづくりの現場の温度や匂いを肌で感じることができるのが、工場見学の醍醐味(だいごみ)。夏休みのイベントとして親子で楽しみながら、「自由研究」の課題も終わらせることができる、工場見学の利用法をご紹介します。



見学場所はどこがいいの?

では、実際にどこに見学が行くのがよいでしょうか? もちろんお子さまが好きで、興味を持てるような工場に見学に行くのがよいでしょう。普段目にすることの多いお菓子などの食品工場は、子どもにも大人気です。しかし、遠方の大手食品メーカーの工場見学でなくても、少し視点を変えてみると、身近でも楽しい工場見学体験ができます。

(1)子どもに身近な「食品工場」や「お菓子工場」
生活の身近にある食品やお菓子などは、お子さまが最も興味を持ちやすい分野です。いつもスーパーや、コンビニエンスストアで見ている食品が、どのように作られているのかを知ると、消費者意識を高めることにもつながります。

(2)地元でよく知られている産業
地元の産業は、なぜその土地でその産業が盛んになったのかを知ることができ、歴史や地理の勉強になります。たとえば、酒蔵などは湧き水が豊富な米どころにあることがほとんどで、酒造りには清らかな水と米が必要なことがわかります。今まで意識せずに身近にあると感じていたものでも、そこにある理由を改めて知ることができます。

(3)帰省や旅行のついでに寄れるところ
これも、地元の産業と重なる部分はありますが、観光地にはその土地で有名なお菓子や工芸品などさまざまなものづくりの現場があります。京都の八ツ橋や、島根の勾玉(まがたま)など、その土地の名物を手作り体験できる工房もあるので、旅行のイベントの一つとしてチャレンジしてみるのもよいでしょう。



事前の下調べが工場見学を意義のあるものに!

見学場所が決まったら、お子さまと一緒にその工場で作られているものの下調べをしておきましょう。あらかじめ決められたコースを回る工場見学では、誘導されるまま行動するだけになってしまいがちですが、事前にインターネットを使って簡単な下調べをするだけでも、疑問や質問が出てきやすくなるものです。工場でどんなものが作られているのか、何が見られるのかはもちろん、商品が誕生したきっかけや、商品開発時の工夫などについて保護者に予備知識があると、工場見学の際に注目ポイントを子どもに教えながら見学することができます。

また、工場見学には事前の予約が必要なことも多いので、必ず調べてから行くようにしましょう。その際に上履きなどの必要な持ち物についても確認しておくと安心です。

さて、実際に工場ではどのようなものが見学できるのでしょうか? 次回はアイス「ガリガリ君」で有名な赤城乳業(株)の、工場見学レポート記事を公開します。


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