ロシアってどんな国?どんな特徴や魅力があるの?

外国語を学びたいけれど、どんな国のどの言葉を学んだらよいかわからない…という人も多いでしょう。そこで、今回は、数ある外国語の中から、「ロシア語」に注目して、ロシア語の発祥地、ロシアはどんな国なのか、ロシア語はどんな言葉なのか、東京ロシア語学院の藻利佳彦さんにお話をうかがいました。


自然とのかかわりが深い国・ロシア

 ユーラシア大陸の北部にあるロシアは、17,000万平方メートル以上の面積を誇る世界で最も広い大きな国です。
自然も豊かで、その規模も日本とは違います。たとえば、日本で私たちが「森」と呼んでいるものの多くは、ロシアの人たちから見れば「森」ではなく「林」程度のものにすぎません。ロシアの森は、日本よりもはるかに広大で深いのです。

 

広大であるがゆえに交通手段が整っていない場所も少なくありません。地下鉄やバスはありますが、日本と比較して駅や停留所から離れたところに居住地域や職場があるロシア。人々は毎日かなりの距離を歩きます。しかも、ロシアの多くの地域では、冬はとても寒く、道路も凍りつきます。つるつる滑る道を歩くのはロシア人の宿命です。子どもたちは普通の靴のままで上手に道を滑りながら、学校に通っています。

 

またロシアといえば、フィギュアスケートやアイスホッケー、体操など、昔からスポーツの強豪国であり、バレエやオペラが盛んなことでも知られています。その強さや美しさの秘密も広々とした社会と冬の寒さにあります。
半年近く続く冬には凍りついて困難な道を歩いたり滑ったりを繰り返し、足腰はいつの間にかとても強くなります。この高い基礎的な運動能力に系統的な指導が加えられ、その能力はさらに磨かれるのです。

 

そして、多くの国民が農民として何世紀もの間、苦しい生活を強いられてきたロシアでは、喜びや悲しみをみんなで表現し共有する独特の音と舞踊の世界を持っていました。それがヨーロッパの音楽の伝統と溶け合い、ロシアのバレエやオペラの発展につながっていったのです。

 

 

ロシア語は国連公用語の一つ

 ロシア語の起源は、東スラヴ地方(ロシアのヨーロッパ地域、ウクライナ、ベラルーシなど)に住んでいた東スラヴ人たちが使っていた言葉であるといわれています。
18世紀の初め、ロシア皇帝・ピョートル大帝が行った言語改革のときに、ロシア語のアルファベットはより単純になり、現在使われている言語に最も近い形になりました。その後18世紀後半、ロモノーソフという学者により文法書が書かれました。このとき言語としての標準が示され、現在のロシア語に近い形が出来上がってきます。

 

現在、ロシア語は国連公用語の一つです。ロシア語は、ロシアの他に、カザフスタン、ベラルーシなどでも使われています。またロシア語が通じる国としては、旧ソビエト連邦に加盟していた国々、さらにロシア人が多く暮らすカナダ、イスラエル、オーストラリアなどがあります。約1億7千万人の人々が第一言語としており、世界中の話者人口は数億人と言われています。

 

 

日本でも実は使われているロシア語

 ロシア語というと、日本とは縁が遠い言葉に思えるかもしれませんが、実は日本国内でごく自然に私たちが使っている言葉の中に、ロシア語が存在しています。

 

たとえば、食べ物の「イクラ」も、ロシア語「イクラー(икра)」に由来する言葉です。ただし、日本語の「イクラ」は主にサケ科の魚卵を指します。日本では、イクラといえば、濃いオレンジ色の粒が思い浮かびますが、このサケ科の魚卵はロシア語では「クラースヌィ(красный)」(赤い)という形容詞とともに用いて表します。一方、「チョ?ルヌィ(чёрный)」(黒い)という形容詞と一緒に使うと、「キャビア」を意味します。ロシア語「イクラー(икра)」はもっと広い意味で使われています。塩水淡水を問わず、すべての魚卵を示すだけでなくカエルの卵なども意味することも。

 

仕事の基準や達成目標を示す「ノルマ」という言葉も、ロシア語「ノールマ(норма)」が日本語に入ってきたものです。「インテリ」や「ピロシキ」、「ウォッカ」などもロシア語起源の言葉です。

 

日本語の中にもロシア語が存在していて、身近なところで使われている言葉だと思うと親しみがわいてきますね。

 

 

取材協力:東京ロシア語学院

 

 

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