スペインってどんな国?どんな特徴や魅力があるの?

外国語を学んで、世界の人と交流したいけれど、どこの国の言葉を学んだらよいかわからない…という人も多いと思います。そこで今回は、数ある外国語の中から、世界21か国で話されている「スペイン語」に注目。セルバンテス文化センター東京の館長であるアントニオ・ヒル・デ=カラスコさんにスペイン語発祥の国、スペインの特徴や魅力について、お話をうかがいました。


陽気で明るい国、スペイン

 ヨーロッパ南西部のイベリア半島に位置するスペインは、年間を通して晴れの日が多く、じめじめすることがない気候で、とても過ごしやすい国です。海もあり、冬にはスキーをすることもでき、遊ぶ場所も充実しています。食べ物もおいしいので、観光で訪れてとても楽しめる国だといってよいでしょう。また、人々が陽気で明るいことも、スペインの大きな魅力の一つです。

 

またスペインには、「Calle(道)に出かける文化」があります。スペインの人々は、日々の中ですぐに外に出かけて、友達や恋人と過ごしています。まさに、友人たちと食事をしたり、飲みに出かけたりする幸せを味わえる国なのです。

 

文化的にとても豊かな国で、たとえば文学の分野では、ノーベル文学賞を受賞した作家がスペインには6人*います。スペイン語を学べば、ノーベル賞作家の作品を原書で読むことができるようになります。

 

スポーツも盛んで、2010年にワールドカップで優勝したサッカーはもちろん、自転車競技やバスケット、バドミントンなどにも強く、さらにF1やバイクのレースでも、スペイン人のレーサーが活躍しています。

 

 

スペインの「シエスタ」って実際、どんな習慣なの?

 スペインといえば、昼食後に昼寝をする「シエスタ」という習慣が日本でも知られています。しかし、これはスペインで誰もが必ずする習慣ではありません。官公庁などでは、シエスタは行いません。

 

シエスタをするのには、スペインの気候と一日の時間割が関係しています。スペインでは、午後14時から15時くらいまでがランチタイム。16時ごろから、仕事を再開します。夏のスペインはとても暑いため、ランチを食べた後、少し横になって休んでいた人もいたようです。それがいつのまにか「シエスタ」として、有名になったようです。

 

 

世界21か国で話されているスペイン語

 スペイン語は、フランス語やイタリア語と同じく、ラテン語から派生しました。中世の時代にカスティーリャという地方で確立された言語だといわれています。

 

現在、スペイン語を公用語としている国は、21か国*。スペインの他に、アルゼンチン、チリ、ウルグアイなど南米の諸国、ラテンアメリカ諸国の人たちがスペイン語を使っています。またフィリピンでもスペイン語が話されていましたし、アフリカの赤道ギニアでも公用語とされています。世界規模でみると、5億人の人たちがスペイン語を話すといわれています。実際インターネット上の言語でも、スペイン語は世界で2番目に多く使用されているとか。世界各国の人が利用している言語であることがうかがえます。

 

 

アメリカでも存在感の大きなスペイン語

 スペイン語は、アメリカ合衆国においても、非常に重要な言語です。アメリカ国内では、多くの人がスペイン語を話すことができます。大統領も、ブッシュ大統領、クリントン大統領、オバマ大統領など、歴代の大統領たちは、スペイン語を話すことができます。とくにオバマ大統領は、二期目の当選を決めた際に、ヒスパニック系の人たちの票を多く獲得したことで知られ、スペイン語を話す人たちの存在感はとても大きいといえます。2050年には、アメリカ国内でスペイン語を話す人が、英語を話す人を上回るのではないかという見通しもあるほど。

 

まさに、スペイン語は、世界的にとても重要位置を占めている注目されるべき言語の一つだといってよいでしょう。

 

 

取材協力:セルバンテス文化センター東京

 

*文部科学省「文部科学統計要覧」/国別・分野別のノーベル賞受賞者数より

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouikusaisei/dai18/t3.pdf

 

*最も話されている言語 (文部科学省世界の母語人口参照)

 

 

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