「うざい」「お前」…反抗期、みんなどうしている?

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中高生の時期に、多くの子どもが一度は経験する反抗期。
お子さまに怒りをぶつけられて、感情が揺れ動いてしまう保護者のかたも多いのではないでしょうか。
今回の記事では、アンケートにお答えくださった保護者のかたの体験談も交えながら、「反抗期の子どもとどう向き合うか」をご紹介します。
お子さまの言動にイライラした時に、ぜひご活用ください!

※この記事は、保護者のかたへのアンケート「反抗期のお子さまにイライラをぶつけられてしまった時、どのように対処されていますか?」の結果をもとに構成しています。
https://benesse.jp/qa/nayami/20230206-2.html

この記事のポイント

暴言を吐く、モノに当たる……中高生の反抗期は言動が過激化

アンケートにご回答くださった中高生保護者のほとんどは、反抗期のお子さまの言動に悩んでいました。
中高生ともなると、「クソババア」「うざい」などのひどい言葉をぶつけてきたり、モノに当たったりと、小学生時代の反抗期に比べて言葉や行動が乱暴になることも。

反抗期は成長のプロセスだとわかっていても、面と向かってきつい言葉を投げかけられるのはつらいもの。
「親として冷静に対処しようと思っても、ついカッとしてケンカになってしまう」という声が目立ちました。
お子さまの言動にイラッとしたら、まずは「反抗期で悩んでいるのはどの家庭も同じ」と考えてみると少し落ち着くことができるかもしれません。

\体験談/

母親の私に向かって「お前」と言ったり、こちらから話しかけても面倒くさそうな態度を取ったり……。反抗期だとわかっていても、ついカーッとなって怒鳴ってしまい、後で自己嫌悪を感じることも。
(兵庫県 中1生の保護者)

気に入らないことをすべて母親の私にぶつけてくるので、最後は取っ組み合いのケンカになることもあります。
(東京都 中3生の保護者)

いったん子どもと距離を置いてクールダウンを

では、反抗期の子どもにどう接したらよいでしょうか?
保護者のかたからは「しばらく放っておく」「違う部屋に行く」など《心理的・物理的に距離を置く》というコメントをたくさんいただきました。

ヒートアップしているお子さまからいったん離れることで冷静になれる人は多いようです。
また、お子さまと接するにあたって「感情的にならずに事実だけを伝える」「なぜイライラしているのかを聞いてみる」という人も目立ちました。

相手のテンションにつられず、できるだけ淡々と話すよう保護者のかたが心がけることで、お子さまも落ち着きを取り戻すケースも多いようです

\体験談/

子どもを見て「イライラしているな~」と感じたら放っておき、明らかに間違っていることにはキチンと「それは違うよ」と伝えます。こちらも疲れている時は、怒ってしまいますが……。
(京都府 高2生・中2生・小5生の保護者)

言い方は悪いけれど「無視」しています。下手に反論したり、よかれと思った返事をしたりしても子どものイライラは治まらず、大騒ぎになってしまうので……。心に余裕がない時は、しばらく子どもと同じ空間にいないようにして頭を冷やします
(広島県 中1生の保護者)

保護者がストレスをためこまないことも大切

お子さまが反抗期の時期は、保護者のかたは気が休まるヒマがないかもしれません。
でも、お子さまの様子をうかがってばかりでは、自分が参ってしまいます
それに、かわいい我が子に暴言を吐かれれば、傷付くのは当たり前。
今回のアンケートでも、「他人に話を聞いてもらう」「『ひどいことを言われて悲しい』と正直に伝える」などの方法で対処した保護者のかたが少なからずみられました。
子育ては毎日続きます。
だからこそ、あまり我慢し過ぎず反抗期のお子さまと向き合っていきましょう。

\体験談/

子どもにイライラをぶつけられたら、できるだけ「そうだね。そっか、しんどい時期か~」などと受け流すようにしています。でも、たまに「私も反抗期だ! しんどい!」と口に出してストレス発散しています。
(香川県 中1生・小5生の保護者)

「死ね」とかひどい言葉をたくさん言われても、あまり反論せずに、聞き流すようにしています。でも限界がきた時は、「これまでずっと我慢していたけど、こんなに言われ続けると悲しくなるし、本当に死んでもらいたいのかなって思ってしまうよ」と伝えます。子どももさすがにこたえたのか、反抗的な態度は取っても暴言は吐かなくなりました。
(千葉県 中3生の保護者)

まとめ & 実践 TIPS

中高生の反抗期は確かに難しい時期で、保護者のかたのご苦労は並大抵のものではないでしょう。
そんな時は、ご自身の思春期を振り返ってみてください。
「ストレスの発散方法がわからなくて、いつもイライラしていたな」などと思い出してみると、お子さまの態度にカッとなることも減るのではないでしょうか。
反抗期は、いずれ終わるもの。
今回ご紹介した、ほかの保護者のかたが実践している方法も参考に、お子さまの反抗期と上手に付き合っていきましょう。

イラスト/タテノカズヒロ

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