小学校の卒業式の服装、何を着る?スーツやブレザー、袴など、みんなどうしている?
- 育児・子育て
小学6年生のお子さまがいらっしゃるご家庭では、そろそろ中学入学に向けて準備を始めていらっしゃるころかもしれません。
ただその前に考えなければならないのが、「小学校の卒業式に何を着せるか」ですよね。
ブレザーやワンピース、スーツ、袴(はかま)など、選択肢が多くて悩む保護者のかたも多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、小・中・高校生のお子さまがいらっしゃる保護者のかたにご協力いただいたアンケート結果をもとに、卒業式の服装の傾向についてご紹介します。
お子さまの服装を検討する際のご参考にしてください。
小学校卒業前の多くのご家庭では「ブレザー・ジャケット」「袴・和装」を想定
今回のアンケートでは、小学生のお子さまがいらっしゃる保護者のかたと、中学生以上のお子さまがいらっしゃる保護者のかたに、「卒業式で何を着させるか(着させたか)」をお聞きしました。
まずは小学生のお子さまをお持ちの保護者のかたの結果をご紹介します。
回答で特に多かったのが「ブレザー、ジャケット」と「袴、和装」で、それぞれ約25%見られました。
続いて「スーツ」(約19%)と「中学校の制服」(約13%)。
ブレザーやジャケット、スーツなどは、保護者のかたも小学校の卒業式で着用された記憶があるかもしれません。
また中学校の制服は、地域によっては一般的なようです。
逆に「ワンピース」や「小学校の制服」は、それぞれ10%未満と少なめでした。
(体験談)
娘からは「卒業式は袴で!」と小6になる前からリクエストされていたので、思いきって購入。卒業式に着るのを今から親子で楽しみにしています。
(東京都 小学6年生の保護者)
卒業式にしか着られない服だともったいないと感じるので、中学生になっても着られそうなジャケットとブラウス、スカートを選んでコーディネートする予定です。
(長野県 小学6年生の保護者)
毎年、袴着用で卒業式に出席する女子が多いようですが、うちの娘は「パンツスーツが着たい」という希望なので、一緒に探しているところです。
(神奈川県 小学6年生の保護者)
実際の卒業式では「ブレザー、ジャケット」や「スーツ」を選んだ家庭が多数
次に、中学生以上のお子さまがいらっしゃる保護者のかたの回答をご紹介します。
「実際に着た服」として最も多く見られたのが「スーツ」で約26%、続いて「ブレザー、ジャケット」で約24%でした。
次いで「袴、和装」と回答した人は約19%という結果になりました。
(体験談)
小学校から「袴着用は禁止」と通知されていたので、ジャケットとスカートでコーディネートしました。娘の学校では卒業証書を受け取る時にステージに上がりましたが、そうした場合も想定してスカートの丈はほどよく長いほうがオススメです!
(埼玉県 中学1年生の保護者)
学校や住む地域によって異なると思いますが、うちの子どもたちが通った小学校では、昔から「卒業式は中学の制服で」がお決まりとなっています。
(千葉県 高校2年生・中学2年生の保護者)
本人の強い希望で、卒業式の服は袴をチョイスしました。「早朝の美容室はイヤ」と言われたので、私が着付けとヘアアレンジをしなければならなくてとても大変でしたが、今ではよい思い出です。
(東京都 中学3年生の保護者)
卒業式の服装を決める前に学校の規定・方針を確認して
お子さまの卒業式の服装を決める前に、ひとつ確認しておきたいことがあります。
それは「お子さまが通っている小学校の規定・方針」です。
市町村や学校によって、服装に規定を設ける場合もあるためです。
たとえば神戸市教育委員会では、体調面や安全面などに対する配慮から、袴の着用やかかとの高い靴などを適切でないとしています。
また、中学の制服着用に関しても、卒業式で着ることを認めていない小学校もあります。
制服によって入学する中学がわかるため、中学受験をするお子さまが多い地域では、「あの子は〇〇中学に入学するんだ。自分は合格できなかったのに……」などとお子さま同士で微妙な感情が生じるケースがあるのを留意してのことかもしれません。
せっかく楽しみに準備していた服装が認められなかったり、推奨されなかったりすると、お子さまも保護者のかたもテンションが下がってしまいますよね。
卒業式の服装に関する禁止・注意事項がないかどうか、早めに担任の先生や先輩保護者に確認しておくとよいかもしれません。
(体験談)
長女と次女が通学していた小学校から「和装はトイレが大変だし、着崩れた時に困るから」といった理由で袴などを控えるよう通達がありました。そのため、長女はワンピースにブレザー、次女はワンピースにボレロジャケットで出席しました。
(大阪府 高校3年生・中学3年生の保護者)
娘の希望で、卒業式はブレザー+スカートを準備しました。でも、いざ卒業式当日には袴を着ている子がうらやましくなったようで、「私も袴にすればよかった」と言っていました。ちなみに娘が通っていた小学校では、中学受験が盛んな地域ということもあり、「合格できなかった子への配慮」という理由から、中学の制服着用は認められていませんでした。
(東京都 中学3年生の保護者)
まとめ & 実践 TIPS
一生に一度の小学校卒業式。
お子さまやご家庭の希望と学校のルールを上手にすり合わせ、保護者仲間とも相談しながら何を着るか決めていくとよさそうですね。
早めに検討をスタートし、思い出に残る卒業式になるよう準備を進めていきましょう。
※2024年11月~12月に、小学生・中学生・高校生のお子さまをお持ちの保護者のかたにベネッセが行ったWebアンケート(430名回答)をもとに作成。
編集協力/Cue’s inc.
- 育児・子育て