保育園卒園!入学式までの空白期間をどう乗り切る?
- 入学準備
卒園を迎える我が子。誇らしさで胸がいっぱいになる一方で、「これからどこに預ければ…」という不安も脳裏をよぎります。働く保護者は、卒園から入学までお子さまをどこに預け、どのように入学準備を進めていけばよいのでしょうか?
卒園から小学校入学までに生まれる「空白期間」とは
卒園後の子どもの預け先については、3月末まではそれまで通っていた保育園・幼稚園の特別保育で預かってもらえる場合があります。特に保育園なら、ほとんどの場合で預かりが可能です。
しかし、4月1日から小学校入学までは預け先がない「空白期間」になる恐れがあるので要注意。小学校に学童保育がなかったり、入学以降でないと利用できなかったりするケースがあるためです。
学童に預けられない場合の選択肢
もし入学後でないと学童を利用できなかったり、そもそも小学校に学童がなかったりする場合は、以下が預け先の選択肢になります。
【空白期間中の選択肢】
・民間の学童に通わせる
・習い事に通わせる
・保護者が交代で休みを取る
・お子さまの祖父母にみてもらう
・ファミリーサポートセンターを利用する
また、卒園から入学までの期間で、
・小学校の入学説明会
・学童保育等の初日(念のため半休をとるなど)
・小学校の入学式
などが平日に開催される場合は、仕事を休む必要もあるでしょう。
入学説明会は欠席しても資料をもらえます。しかし、実際に学校や先生を知り、他の保護者と顔見知りになれる大きなチャンス。なるべく参加したいところです。
学童に預けられる場合の注意点
学童に預ける際に気をつけたいのは、お弁当の準備や送迎のこと。保育園では給食が基本ですが、学童保育はお弁当のところが多く、小学生になるとともに長期休み期間は朝のお弁当作りがはじまります。
民間の学童では給食付きや注文出来るところが多いので、お弁当が必要かどうかを必ず確認してください。
送迎については、何回か通えば一人で通えるという子もいるものの、本人が慣れるまでは大人が一緒に歩いてあげましょう。お子さまが「一人で大丈夫」と言ってきたり学童で友達ができたりすれば、送迎なしで通えるようになります。
送迎が難しい場合は、
・保護者が交代で送迎する
・祖父母に頼む
・学童を利用する他のご家庭と交代で送迎する
・ファミリーサポートを利用する
などの方法を考えてみてください。
4月1日からの空白期間は、入学前の「予行演習期間」
4月1日から入学までは小学校生活の「予行演習期間」として、小学校生活に向けた生活習慣づくりに取り組むと、入学式後の生活にスムーズに移行出来るでしょう。学童保育など放課後の生活だけでも少し早めに慣れておくことで、お子様の負担も軽くなります。
保護者と一緒に練習することと預け先でもできることを分けて、少しずつ練習してみてください。
【保護者と一緒に行う練習】
・小学校生活を想定した生活リズム
・通学路の歩き方(道順・所要時間・安全性・信号がない交差点の渡り方・困った時に誰に助けを求めるか等)
・小学校生活のルールの確認
・自分の名前の読み書き
【預け先でもできる練習】
・あいさつ
・先生や相手の話を聞く
・言われた時間を守る
・他の子たちを気使う
もしお子さまが寂しさや不安を感じているようなら、じっくり話をきいてあげることも大切です。
まとめ & 実践 TIPS
4月1日から入学までの「空白期間」を乗り切るには、民間学童の利用や習い事に通わせる、親以外の大人に協力してもらうといった方法があります。
また、この期間は入学前の予行演習期間。生活リズムや社会生活のマナー習得、通学路の確認などの練習も行っていくとよいでしょう。
出典:
小学校への入学準備はいつから?入学準備のコツ6選と必要なものを解説|ベネッセ教育情報サイト
https://benesse.jp/contents/1nensei/article/07/index02.html
子育て援助活動支援事業(ファミリー・サポート・センター事業)について|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/ikuji-kaigo01/
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