子どもの習い事を辞める時のマナー 理由の伝え方や例文【体験談あり】

習い事を始める際のご挨拶は笑顔で伝えられても、辞める時のご挨拶は難しいものですよね。今回は、習い事を辞めたい場合の「いつまでに伝える?」「どう伝える?」についてお伝えします。

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この記事のポイント

    いつまでに「習い事を辞める」と伝える? 辞める理由は?

    習い事を辞めることを伝える時期は、一般的には1か月前までです。教室の規約に辞める場合の規定があるなら、それに従って連絡をしましょう。

    避けたいのは、1週間前や当日になって突然「辞めます」と伝えること。また、発表会など大きなイベントが控えている直前も、できれば避けたほうがよいでしょう。
    急な退会は教室側の負担になる可能性がある上、月謝の引き落としや教材準備などでトラブルも起きやすくなります。先生とお子さまの突然の別れにもなり、悲しい思い出になってしまうかもしれません。

    「立つ鳥跡を濁さず」の精神で、余裕をもって伝えられるようにしましょう。

    辞める理由は何が多い?正直に伝えるべき?

    辞める理由は何が多い?正直に伝えるべき?

    ※小数点以下は四捨五入しています
    ※その他24%は除いております

    ベネッセが運営する保護者サポートアプリ「まなびの手帳」が全国の保護者に実施したアンケートによると、習い事を辞めた理由のTOP3は、1位「相性が合わなかった(22%)」、2位「学業などほかのことに専念するため(19%)」、3位「時間が合わなかった(15%)」でした(※1)。これらの理由は、正直に伝えたほうがいいか迷うこともあるでしょう。

    辞める理由は言わなくても構いません。教室や先生からあまり詮索されることもないでしょう。もし聞かれても、「家庭の事情で......」などと答えるだけで十分です。あるいは「経済的理由で」「送迎が難しくなって」「うちの子には早すぎたようで」などと伝えてもよいでしょう。

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    習い事を辞めやすいタイミングは?

    習い事を辞める際には、タイミングもポイント。辞めるとはいえ、お子さまが「ここまでがんばってきたな」と達成感を持てるようにできるといいですね。そのためには、次のようなタイミングが良いでしょう。

    ・進級や進学のタイミング
    ・今取り組んでいるカリキュラムが終わるタイミング
    ・習い事での目標を達成したタイミング
    ・新しく挑戦したいことが見つかったタイミング

    どうやって伝える? 対面・電話・メール・メッセージアプリ...

    辞めることを伝える手段としては、
    ・対面
    ・電話
    ・メール
    ・メッセージアプリ
    といった方法が考えられます。

    一番よいのは、対面で保護者から伝える方法。直接会えない場合は電話でもよいでしょう。電話がつながらない場合は、メールで伝える方法もあります。

    教室によっては、最初からメールで受け付けている場合も。連絡方法のルールがないか、規約を一度確認してみてください。特に規約がないなら、対面か電話を優先しましょう。

    辞めるというご挨拶をするのは保護者の役目。お子さまからは、最終日に先生にお礼を伝える形にしましょう。お世話になった方への挨拶の仕方を学ぶ機会になります。

    なお、メッセージアプリでの連絡は正式な挨拶には向きません。もともと軽い連絡向きですし、「マナー違反」と感じる方も多く見られます。先生からの要望や規約にない限りは、メッセージアプリで辞めることを伝えるのは避けたほうが無難です。

    対面での伝え方と例文

    対面でのご挨拶は、ていねいかつ手短に済ませるのがポイント。辞める1か月くらい前にお子さまと一緒に教室へ出向いて伝えましょう。

    【対面での伝え方(例)】

    いつも(お子さまの名前)がお世話になっております。
    母(父)の(名前)です。
    少しお時間、よろしいですか。
    実は、(日付)で辞めさせていただきたいと思っております。
    これまでご指導いただき、ありがとうございます。
    先生にご指導いただいて(できるようになったこと)ができるようになり、(お子さまの名前)の自信にもなりました。
    先生のご指導のおかげです。本当にありがとうございます。
    残り(レッスン回数)も楽しく通わせていただければと思います。
    それでは、失礼いたします。

    電話での伝え方と例文

    電話で伝える場合、お互いの表情が分からないため、声のトーンや言葉遣いに、より注意が必要です。教室での思い出なども手短に伝え、感謝の気持ちをきちんと伝えるとよいでしょう。早口にならないように気をつけてください。

    【電話での伝え方(例)】

    いつも(お子さまの名前)がお世話になっております。
    母(父)の(名前)です。
    お忙しいところ恐れ入ります。
    ※先生以外の方が出た場合:(先生の名前)先生はいらっしゃいますか。
    実は、(日付)で辞めさせていただきたいと思っております。
    これまでご指導いただき、ありがとうございます。
    先生にご指導いただいて(できるようになったこと)ができるようになり、(お子さまの名前)の自信にもなりました。
    先日も(お子さまの名前)から(教室での出来事)と聞いて、私も嬉しく感じました。
    先生のご指導のおかげです。本当にありがとうございます。
    残り(レッスン回数)も楽しく通わせていただければと思います。
    それでは、失礼いたします。

    メール・メッセージアプリでの伝え方と例文

    メールでのご挨拶が可能な場合は、手紙を書くつもりで。普段の口調で文章を書くと「雑!」という印象を与えたり「何か不満があったのかな」と心配をかけたりしてしまうので、よりていねいさを意識しましょう。

    メッセージアプリでの連絡は正式な挨拶にはならず、あまり好ましくありません。もし規約で問題ないとされていたり、先生から許可をもらっていたりしてメッセージアプリでも構わない場合は、メールに準じる形で伝えてください。

    なお、メールやメッセージアプリでの返事がない場合は、数日後に電話して確認すると良いでしょう。

    【メール・メッセージアプリでの伝え方(例)】

    ABCピアノ教室 (先生の名前)先生

    いつもABCピアノ教室で(お子さまの名前)がお世話になっております。
    母(父)の(名前)です。

    事情により、(日付)で辞めさせていただくことにいたしました。
    (年数・月数)の間ご指導いただき、ありがとうございました。

    先生にご指導いただいて(できるようになったこと)ができるようになり、(お子さまの名前)の自信にもなりました。
    先日も(お子さまの名前)から(教室での出来事)と聞いて、私も嬉しく感じております。
    先生のご指導のおかげです。
    本当にありがとうございます。

    本来なら、直接お伺いしてご挨拶すべきところ、メールにてお伝えする失礼をお許しください。

    残りわずかではありますが、(日付)までご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

    (保護者の名前)

    保護者に聞いた!習い事を辞めることを伝えるときの工夫

    「まなびの手帳」が実施したアンケート(※1)には、習い事を辞めることを伝えるときの全国の保護者のさまざまな工夫が寄せられました。角が立たないような伝え方や、前向きな伝え方、辞めるまでのステップの設け方など、ぜひ参考にしてみてください。

    目標を達成したことを伝える

    本人がもう満足していて、目標達成した事をアピール。また本人の気持ちが変わったら相談させて下さいと伝えました。(小学4年生の保護者)

    目標設定をクリアしたら辞めると入会時から話していた。(小学6年生の保護者)

    先生にも初段で辞める話はしていたので初段を取った時に本人には菓子折りを持たせてお礼に行かせ、私は別日にお礼の電話をしました。(中学3年生の保護者)

    生徒の目標達成は、指導者にとってもうれしいもの。目標達成を実現したことをお礼と共に伝えれば、先生も指導への達成感を感じられそうですね。

    前向きな理由で今後を応援してもらう

    個人経営の書道教室でしたが、遅くても1ヶ月前に申し出るようには気をつけた。本人からサッカーをやりたいから習字を辞めたいと申し出があったので、そのように伝えた。先生も、「他にやりたいことあるなら頑張りなさい!また、書き初めの宿題の時にいらっしゃい!」と声をかけてくださった。(小学5年生の保護者)

    他にもやりたいことがあるので、色々試して本人のやりたいことを見つけていきたい(と伝えた)(小学1年生の保護者)

    指導者の指導方法に疑問があった点もありましたが、よかった点を伝えつつ、今までの感謝の気持ちを伝えました。また、本人が別のことで打ち込みたいことがあることを伝えました。(小学5年生の保護者)

    これまで指導してくれた先生だからこそ、子どもの前向きな気持ちを応援したい気持ちは強いはず。お子さまが頑張りたいと思っていることを伝えて、エールを送ってもらえるといいですね。

    辞めるまでのステップを設ける

    辞める前に問題点と改善点を指導者の方にお伝えして何度も見学に行ったりやり取りをしましたが、思うような改善が見られず辞めました。(小学6年生の保護者)

    辞める1ヶ月前に休会をして、それでも子供がやりたくないと言ったのでやめた。(小学5年生の保護者)

    疑問点や解消してほしい点がある場合は、事前に相談したり、休会したりという手も。場合によっては、事態が改善し、辞めない選択を取れることもあるかもしれません。

    お礼状の渡し方と例文、菓子折り

    電話・メール・メッセージアプリで辞めることを伝えた場合は、後日お礼状をお渡しするとていねいなご挨拶になります。お礼状は最終日に受付や先生に渡してもよいですし、郵送してもよいでしょう。

    なお、お礼の品として菓子折りをお渡しするかどうかは、習い事によって異なります。

    茶道や書道など「師匠と弟子」の関係になる場合は、お礼状と一緒に菓子折りをお渡しすることが多いものの、個人の先生の教室ではどちらでも構わないでしょう。

    カルチャースクールや大手の教室なら基本的に不要。「お礼の金品を受け取らない」という方針の場合もあります。

    【お礼状の例文】

    拝啓
    (時候のごあいさつ)、いかがお過ごしでしょうか。
    (先生の名前)先生におかれましては、お元気でご活躍のことと、お慶び申し上げます。

    (習い事の教室名)では(期間)にわたり丁寧なご指導をいただき、誠にありがとうございました。
    楽しく通わせていただき、(お子さまの名前)にとっても(教室での思い出1)や(教室の思い出2)など、大切な思い出ができたようです。

    (先生の名前)先生にご指導いただけたこと、心より感謝申し上げます。

    今後も先生のますますのご活躍とご健康をお祈り申し上げます。
    本当にありがとうございました。

    敬具

    まとめ & 実践 TIPS

    ご家庭でも学校でもない第三の場所で、お子さまの成長を助けてくれた習い事。辞める際は、お子さまが身につけた力を振り返り、教室や先生への感謝も忘れずに伝えましょう。習い事をどのように辞めるかという経験も、お子さまの成長の糧になりますよ。

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    (出典)
    ※1
    習い事調査
    調査対象:小学1年生~高校3の子どもを持つ保護者1,486名
    調査期間:2024年3月10日~13日
    調査方法:インターネットでのアンケート調査
    調査項目:習い事をやめた経験、やめた理由など

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