子どもの人見知りはいつまで続く? 無理なく園生活に慣れるためにやっておくとイイこと
- 育児・子育て
人見知りがあると、「お友達と仲良くなれるか」と心配になりますよね。保育園・幼稚園の入園を控えているならなおさらです。少しでもお子さまの負担を減らし、不安を解消したい……。そんなかたに、入園前にやっておくとよいことをご紹介します。
人見知りは2~3歳頃まで! 大きくなってから始まることも?
人見知りは、生後6カ月~1歳くらいで始まり、2~3歳くらいまで続くといわれています。でも、個人差がとても大きいもの。長く続く子どももいれば、人見知りはしないという子どももいます。小さい頃はなかったのに、3歳くらいになって突然始まるというケースも。性格や環境などでも違ってきます。
成長過程で見られるものなので、人見知り自体を心配する必要はありません。でも、入園が近づいてくると不安になりますよね。人見知りがあるお子さまが、少しでもスムーズに園生活を始められるようにするにはどうしたらよいのでしょうか?
場所や人に慣れておこう! 入園前にやりたいこと
保育園・幼稚園への入園は、ただでさえ負担がかかるもの。人見知りがあれば、その負担はもっと大きいでしょう。そんなお子さまを安心させてあげるには、少しでも「知っている」「見たことがある」というものを増やしてあげることが大切です。
もちろん無理強いは禁物。不安な気持ちを取り除けるように、保護者のかたが近くで見守り、できることからゆっくりと経験していきましょう。
・場所に慣れておこう
入園予定の保育園・幼稚園に見学に行きましょう。開放日などがあれば、積極的に参加してみるとよいですね。1回だけではなく、何度も足を運ぶほうが効果的。「ここは楽しい場所」「知っている場所」とお子さまが思えるようになれば、入園後の負担も減らせます。普段のお散歩で、保育園・幼稚園の前を通って遊んでいる様子を見るのもよいでしょう。
・人に慣れておこう
同じ世代の子どもに慣れておくことも大切です。子育て支援施設や公園に行けば、恐らく会うことができるでしょう。無理に遊ばせようとせず、保護者のかたが一緒に遊んであげたり、話しかけたりするだけでもOK。
また、保育士さんにも慣れておくのもおすすめ。子育て支援施設に行った時、保育園・幼稚園に遊びに行った時に、積極的に話しかけてみましょう。保護者のかたが笑顔で楽しそうに会話をすることで、お子さまにも安心感を与えることができます。
・遊びに慣れておこう
保育園や幼稚園で行う遊びに慣れておくのも◎。公園の遊具で遊んだり、図書館で絵本を借りてきて読んだり、手遊びをしたりしてみましょう。
新しい環境に慣れない間も、知っているものがあることで安心できる可能性があります。好きな遊びが、友達と遊ぶきっかけになるかもしれません。何か一つでOKなので、そういったものを見つけておくとよいですね。
人見知りを「ダメ」と言わないで! ゆっくり優しく見守って
いろんな経験をさせるのはよいことですが、無理はさせないでください。あくまで、慣れることが目的。見たり聞いたり感じたりする中で知っているものを増やし、安心して園生活に入っていけるようにしてあげましょう。
そのためには、保護者のかたの関わり方も大切です。「お友達と遊ばなきゃダメでしょ」「ママと一緒にいちゃ大きくなれないよ」という言葉はNG。無理に引き離したりせず、まずは保護者のかたが一緒に、笑顔で話したり遊んだりしてみましょう。そうすればお子さまは、「ここは楽しいところ」「この人は大丈夫な人」と認識していきます。
まとめ & 実践 TIPS
人見知りを克服するというのは難しいもの。でも、新しい環境に入っていくための準備をすることはできます。いろんな場所に行き、いろんな人に会い、いろんな遊びや経験をして、「大丈夫」を増やしてあげましょう。
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