子どものオムツはずれ いつから始めたらいい?
- トイレトレーニング
オムツに排泄していた子どもがトイレに行くのは、とても大きな変化です。
赤ちゃんのころは、膀胱におしっこがたまると反射的に出る状態で、尿意を感じることがありません。それが、体の発達とともに、2~3歳ごろになると膀胱におしっこをためられるようになり、「今出そう」などのコントロールができるようになるのです。
こうして体の機能をコントロールして習慣化することは、子どもにとって自立への大きな一歩。今は成長の途中と考え、温かく見守りながら付き合っていきたいですね。
オムツはずれを始める目安は?
オムツはずれを始める具体的な目安は次のとおりです。
- 1.トイレまで自分で歩いて行ける
- 2.便座やオマルにしっかりした姿勢で座っていられる
- 3.大人の問いかけに、「はい」「イヤ」など簡単な言葉で答えられる
- 4.おしっこの間隔が2時間以上空く(オムツを替えてから、ぬれているかをこまめにチェックするとわかります)
- 5.「抱っこして」「ちょうだい」など自分の気持ちを伝えることができる
- 6.大人のマネができる
これらが全てそろっている必要はありませんが、できれば1から4はできるほうが、オムツはずれがスムーズに進むでしょう。
2歳の子どものオムツはずれは、開始からゴールまで数カ月から1年ほどかかるご家庭が9割以上
先輩ファミリーへの調査結果から、オムツはずれを開始してからゴールまでには、数カ月から1年ほどかかるご家庭が9割以上でした。
オムツはずれを開始するのに向いている季節は?
オムツはずれを始めるのに向いている季節は、春から夏です。この季節は薄着なので、トイレに行ってもすぐにズボンやパンツを脱ぐことができます。
また、お子さんが失敗して下着や洋服を汚してしまったとしても、洗濯物が乾きやすいので、おうちのかたの負担が少なくて済みます。
オムツはずれをそろそろ始めてみようかな……?と考えているご家庭であれば、春から夏にかけての時期に開始してみるとよいでしょう。
でも、子どもの発達は個人差があります。オムツはずれを始めるのに向いているから、と開始を決めるのではなく、大切なのは、一人ひとりに合わせて開始時期を決めてあげることです。
- オムツはずれを始めるのに向いている季節は春から夏にかけて
- 開始時期は一人ひとりに合わせて決めることが大切
まとめ & 実践 TIPS
オムツはずれは一進一退。2歳は「イヤイヤ!」「自分で!」といった自我が芽生える時期でもあるので、それまでできていたことを、拒否することも。焦らず子どもの発達や興味に合わせてステップを踏んで、親子で楽しく進めていけるといいですね。
参照:
トイレトレーニングはいつから? 時期・やり方・進め方などコツを教えます
https://benesse.jp/kosodate/201612/20161227-2.html
出典:こどもちゃれんじ『ぷち通信』(6月号)
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