いやいや期の子どもに試したい「Iメッセージ」とは?

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いやいや期の子どもは何を言っても保護者の話を聞いてくれないので、「どうすればいいんだろう……」と悩んでしまう人もたくさんいます。そんな保護者の方に試してほしい「I(アイ)メッセージ」についてご紹介します。

この記事のポイント

いやいや期とは? いつから始まっていつ終わる?

子どもが1歳頃になると自我が芽生え始めます。
自我が芽生え始めると、自己主張も強くなります。
一般的にこのような時期を「いやいや期」と呼びます。

いやいや期の始まりは個人差がありますが、2歳ごろにピークを迎えます。
俗にいう「魔の2歳児」という時期です。

個人差はありますが、いやいや期は3〜4歳ごろになって言葉が上手く話せるようになってくると落ち着いてくるといわれています。

2~3歳頃の子どもに試したい「Iメッセージ」とは?

いやいや期真っ盛りの子どもは、自分でもどうしようもないタイミングで「イヤイヤ!」と泣くことがありますので、保護者もどう対処していいか分からなくなってしまいます。

そんな時「それはダメだよ!」「なんでこんなことするの?!」と怒ってしまいがち。
それでは子どもも保護者も疲れてしまいますので、ぜひ試して欲しいのが「I(アイ)メッセージ」です。

「Iメッセージ」は、英語の「I(私)」を意味しており、「保護者がどう思っているか」を伝えることです。

「私は人を叩くと悲しいな」「お手伝いをしてくれてとっても助かったよ!」など、保護者が思ったことを伝えてみてください。

思ったことを伝えることで、子どもにもその気持ちが素直に伝わり、理解してくれます。
普段からIメッセージを意識しながら接することで、子どもが「イヤイヤ!」とするタイミングで親子ゲンカを減らせる場合があります。

しかし、子どもが「イヤ! イヤ!」とヒートアップしているタイミングで言っても届かない場合があります。
そのような時には少し時間を置いて、落ち着いたタイミングでIメッセージを伝えてみましょう。

また、Iメッセージを伝えることで100%理解してくれるわけではないので、日々根気強く伝え続けることが大切です。

Iメッセージを試すうえで気を付けたいこと

Iメッセージはあくまで「保護者の気持ちを伝えること」なので、声がけの際は注意が必要です。
例えば、「全部食べられてすごいね!」や「1人でできて偉いね!」という声がけをする保護者も多いでしょう。
しかし、この言葉は実は「保護者の気持ち」ではなく「子どもの行動に対する評価」の言葉なので注意しましょう。

「全部食べてくれてうれしいな!」や「1人でできてびっくりしたよ!」というように「保護者の気持ち」を伝えてあげましょう。

まとめ & 実践 TIPS

子どものことを考えながら日々生活しているものの、「お互いにきちんと気持ちを伝え合えていないな」と気づくこともあるでしょう。
子どもは小さくても保護者の気持ちに敏感なので、保護者が喜んでいると子どもも嬉しい気持ちになります。

いやいや期に突入すると、子どもが何を求めているのかが分からず、疲れてしまう時がありますが、必ず終わりは来ますので根気強く「保護者の気持ち」を伝えてみてください。

出典:イヤイヤ期はいつまで続く? 子どもの大切な成長過程を息抜きしながら見守ろう(ベネッセ教育情報サイト)
URL https://benesse.jp/kosodate/202010/20201003-1.html

出典:子どもの心が動くIメッセージ、反発を買うIメッセージ [やる気を引き出すコーチング](ベネッセ教育情報サイト)
URL https://benesse.jp/kosodate/202008/20200818-1.html

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