子ども服をデザインだけで選ぶのは要注意! 知っておきたい子ども服の選び方
かわいいデザインがたくさんある子ども服。どれを着せようか迷ってしまいますよね。でも、子ども服をデザインだけで選ぶのは要注意です。素材が肌に合わなかったり、洗濯しにくかったり、思わぬ事故につながったりとさまざまなトラブルの可能性があります。買うときに気をつけるべきポイントを抑えて、賢く子ども服を選びましょう。
肌にやさしい生地を選ぶ
子どもの肌は大人以上に敏感です。洋服の生地によっては肌への刺激になってしまうこともあります。肌にやさしく、着心地のいいものを選んであげるといいですね。子ども服におすすめの生地をみていきましょう。
・コットン
通気性と吸水性にすぐれており、汗をよくかく季節にぴったり。サラッとした着心地が特徴。
・オーガニックコットン
化学処理をしていないコットンで肌にやさしく、アレルギーのある子どもにもおすすめ。
・ガーゼ
通気性に優れたガーゼ素材は赤ちゃんの服にもよく用いられる、肌にやさしい素材。
・パイル地
タオルのように、表面がループ状に織られており、ふんわりとやわらかい。吸水性に優れている。
また、肌を守るのも生地の大切な役目。生地によっては紫外線を通しにくいものもあるので日差しの強い時期におすすめです。代表的な素材はポリエステルです。ただし、通気性がよくないので夏場は蒸れてしまいます。通気性のいいコットンとポリエステルの混合素材がいいでしょう。UVカット加工が施された生地もあります。また、紫外線を通しにくい生地の色は黒です。
自宅で洗濯しやすいものを選ぶ
上記のオーガニックコットンなどは肌に優しいものの、汚れが落ちにくいという特徴があります。一般的に、ポリエステルなどの化学繊維が混ざっているほうが汚れが落ちやすく、縮みにくくなっています。子どもは服を頻繁に汚すものです。自宅で簡単にケアできるのも選ぶときの大事なポイントです。肌着はコットンのもの、上に着る服は化学繊維が混ざったものなど上手に使い分けてみるといいでしょう。
安全なものを選ぶ
フードや首回りについているひもで首を絞めてしまったり、ズボンのすそについたひもがドアに挟まれて転んだり、服が原因でさまざまな事故が報告されています。近年、子ども服のJIS(日本工業規格)が制定され、7歳未満の子ども服の頭や首回りのひも、13歳未満の子ども服の背中やすそのひもなどを禁止することになりました。しかし、現状フードがJISの対象外になっていること、JISに法的強制力がなくすべての製造元に行き渡っていないことなどから、保護者が十分に気をつけて購入する必要があります。
子どもが快適に、そして安全に過ごすために子ども服選びは重要です。デザイン性だけでなく、さまざまな視点に気をつけながら選んであげてくださいね。