歌手の今井絵理子さん 「なんくるないさぁ」の精神で子育て

90年代後半、本格的な歌と踊りで一躍トップアイドルとなった “SPEED”のメインボーカル・今井絵理子氏。先天性聴覚障がいのある小学3年生の長男を育てる母親でもある。小さいころから「歌手になる」と決めていたという今井さんの育ってきた環境と、今の自分を支えているものについて話を伺った。

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自分が今、毎日の子育てを笑顔で楽しめるのは、両親からたくさんの愛情を受けて育ったからだと思います。12歳で上京したわたしの存在は、沖縄で暮らす両親にとっては10代のまま。今でも厳しく、優しく育てられ続けていると感じています。そんな両親から受け継いでいるな、と感じるのは、昔から繰り返し言われた「なんくるないさぁ」という、沖縄独特の言葉と精神です。

 

「なんくるないさぁ」には、沖縄の言葉で「大丈夫! まだまだ道はあるよ」「なんとかなっていくから大丈夫だよ」という意味。子育ては次から次へと心配事が出てきますし、常に選択の連続。子どもにとってベストと思えることを子どもに代わって決断する時、どうしたらいいんだろう、これでいいんだろうかと迷い悩むこともしょっちゅうです。そんな時、「なんくるないさぁ」と思って笑顔をつくります。この言葉は、自分自身へのエールの言葉でもあるんです。

 

よく誤解されるのですが、「なんくるないさぁ」は投げやりに「なんとかなるさ~」「どうにかなるさ~」という意味ではありません。“がんばっていれば”道は開けると、努力することが前提にあっての言葉です。
努力し続けていればきっとうまくいく、という両親から受け継いだこの考え方は、ぜひ息子にも継承してほしいと思っています。

 

温暖で開放的な沖縄の空気は、息子も大好き! 沖縄の空港に降り立ってあの空気とにおいにふれた途端、おおらかで開放的な気持ちになります。ここで育ってよかった、帰る場所が沖縄でよかった、自分が母になってからは一層、そう感じるようになりました。

 

出典:今井絵理子さん(歌手)が語る、家族が笑いで包まれる子育て ~「なんくるないさぁ」が笑顔をつくる -ベネッセ教育情報サイト

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