定期テスト前に役立つ「授業ノート」の取り方

新学期がスタートして、新しい単元の授業がどんどん進んでいくこの時期。「ノートがうまくまとまらない」「黒板を写すだけで手いっぱい…」と悩んでいる中学生もいるのではないでしょうか? 今回の記事は上手な授業ノートの取り方についてご紹介します。

ノートは人に見せるものではなく、未来の自分が見るもの

ノートづくりがニガテな人は、そもそも授業ノートをつくる目的から考えてみましょう。授業ノートは定期テスト前に見直したり、将来わからないことが出てきた時に参考にするためのものです。言い換えれば、「未来の自分に対する贈り物」ともいえます。未来の自分のためにつくるものだと考えると、いろいろな工夫をしたくなってきませんか?

見直しがしやすいようにノートの表紙もひと工夫

ノートは基本的に1科目1冊を使いましょう。ルーズリーフではなく、一般的なノートがおすすめです。ルーズリーフはページがバラバラなので、整理がニガテな人は順番を間違えたり、なくしたりすることも考えられます。ノートを使うほうが「見直したいと思ったのに、どこにあるかわからない」ということが避けられます。ノートの表紙には、科目名と通し番号、使い始めと使い終わりの日付を書いておくと、あとから必要なページが探しやすくなります。

オリジナルの記号やルールをつくって、自分だけのノートをつくろう

自分が見直すために使うものなので、“だれが見てもキレイなノート”をめざす必要はありません。それよりも、授業中に感じた「大切なこと」「覚えておきたいこと」をしっかり残しておくことが重要です。板書だけでなく、疑問点や注意点をできるだけ書き込んでおきましょう。

オリジナルの書き込みをするためには、余白をたっぷりととってノートをつくることがポイント。また、「重要なポイントは☆マークを付ける」「疑問点は?マークを付ける」「まとめや言い換えは矢印(→)でつなぐ」など、オリジナルのルールをつくっておくと、視覚的にわかりやすくなります。ただし、あまり記号を多くするとゴチャゴチャするので、ルールはできるだけシンプルなものにしましょう。

こうしてつくった授業ノートは、世界に1冊だけのものですから愛着もわくはずです。きっと定期テスト前にあなたの強い味方になってくれるでしょう。

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