【マンガでわかる】推薦入試って意外とメジャー!メリットとデメリット&必要な評定と対策とは

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大学入試の話となると、決まって出てくるのが「推薦入試」。

「一部の成績優秀者や、部活をがんばった人など、特別な人の入試でしょ?」
「よくわからないけど、きっとうちには関係ないかな~」なんて思われる方がほとんどかもしれません。

でも実は…推薦入試は、今やとてもメジャーな入試方法になっているのです!
呼び名や制度も、保護者世代のころとは違うことも多く、様変わりしています。

そんな「推薦入試」の世界、まずはマンガでのぞいてみませんか?
知らなかった合格へのチャンスが、見つかるかもしれません。

この記事のポイント

推薦入試とは?私立大の入学者の半数以上が、推薦入試で合格って…ホント!?

推薦入試には、大きくわけて「学校推薦型選抜」と「総合型選抜」の2種類があります。

一番大きな違いは「出願に高校の校長先生の推薦がいるか、いらないか」です。

「学校推薦型選抜」には、高校の校長先生の推薦状が必要。 一方の「総合型選抜」には推薦状はいりません。自分で決めて応募できるんですよ。

くわしくは、以下の記事をチェックしてみてくださいね。

>>いつ何すればいいの?大学の推薦入試の種類と時期まとめ。総合型・学校推薦型体験談も!

推薦入試のメリットとは?

※推薦入試・一般入試のスケジュールについては目安です。大学・学部学科によって、大きく異なる場合が多いので、必ず大学のホームページをチェックしてください。

メリット1 合格のチャンスが増える!

「絶対にこの大学・学部に受かりたい」という強い意欲を持ち、一般と推薦の対策を両立できた先輩の多くが挙げたメリットが、合格のチャンスが増えること。

受験のチャンスが増えることを、合格のチャンスが増えるととらえてがんばれる人は、推薦入試にも向いているかもしれません。

メリット2 高校生活でのがんばりを生かせる!

推薦入試では、高校生活で、何を・どのようにがんばって過ごしてきたか、どれだけ成長できたかが、評価の対象となります

日々の勉強や部活、校外でのボランティア活動など、何かに打ち込んでいる人は、推薦入試に向いているかもしれませんよ。

メリット3 志望大への意欲を伝えられる!

一般選抜では意欲や努力などは、アピールする機会がほとんどありません。しかし、推薦入試では大きなプラス評価になります

志望大・学部で学べる分野に強い関心や意欲があり、高校時代にその分野に関連した活動をしたり、実績をつくったりしている人は、推薦入試に向いているんですよ。

メリット4 合格がはやめに決まる!

進学大学が早くに決まるため、入学までの時間を利用して、資格の勉強をしたり、大学での学問に関連する本を読んだりした先輩が多いです。

合格後も気を抜かず、学びに向かってがんばれる人は、推薦入試に向いているかもしれません。

推薦入試のデメリットとは?

推薦入試は、一般入試と試験内容が違います。

実際には、高3の夏休み以降をめどに、小論文・志望理由書・面接対策などの具体的な受験対策が始まります。一般入試と推薦入試、両方の対策をするので忙しい時期となります。

「一般入試と推薦入試の両立が大変だった……」と語る先輩も、多いです。

けど、高1〜2のうちにできることもあるので、安心してくださいね!
オープンキャンパスなどで大学情報を集めて、いきたい大学と、学びたいことを明確にしたり。ボランティアなどの、興味がある校外活動に参加してみたり……。

それだけでも、高3になってから推薦入試対策をする時に、大きなアドバンテージとなりますよ。

推薦入試の注意点は…ズバリ「評定(学習成績の状況)」!

※高校の成績を従来の通称「評定」としてお伝えしています。現在は「学習成績の状況」という名称に変更になっています。

多くの推薦入試で問われるのが、学校の成績です。

出願要件として、「評定平均値〇〇以上」と示されることが多く、求められる評定平均値は、主に高1 1学期〜高3 1学期の成績の平均値になります。

出願のために問われる成績の例は、2021年度の入試を例にすると、以下となります。大学が課す成績基準を満たさないと出願さえできないこともあるので、高1〜2のかたはとくに、日頃の定期テストをがんばっておきましょう。

総合型選抜の場合 ※2021年度入試より

学校推薦型選抜の場合 ※2021年度入試より

まとめ & 実践 TIPS

結局推薦入試のために、高校生と保護者は、まず何をすればいいの!?

推薦入試は、大学・学部学科によって成績基準や選考方法が異なります。

大事なのは、制度をおさえたうえで、保護者のかたとお子さまが、早めに情報収集をしていくこと!
志望大候補の成績基準や必要な対策を把握しておくことで、合格のチャンスが広がりますよ。

とくに保護者のかたは、情報収集に加え、志望理由書や面接対策でお子さまに協力できることも多いです。保護者のかたができる面接対策については、以下の記事でもご紹介しています。

>>【合格した先輩発】直前でもOK!推薦入試の面接対策。よくある質問3つと、オンライン面接のコツも

「推薦入試? なんか大変そうだし、うちには関係ないかな……」と思いがちですが、実は合格のチャンスは大アリなのです!

「難しいかも…」と思ってしまっていた憧れの大学も、推薦・一般の両方を視野に入れて、対策を考えてみてはいかがでしょうか?

ぜひお子さまといっしょに、推薦合格という勝ち方を、検討してみてくださいね。

※2021年度入試から、推薦入試は「学校推薦型選抜」に、AO入試は「総合型選抜」に、と名称や制度が変わりました。ここではわかりやすく両方合わせて「推薦入試」として紹介します。
※また、高校の成績を従来の通称「評定」としてお伝えしますが、現在は「学習成績の状況」という名称に変更になっています。
※資料提供:「進研ゼミ高校講座」進路情報センター

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プロフィール

相武貴志

相武貴志

進研ゼミ高校講座 進路指導責任者
20年以上にわたり、入試情報の収集・分析を担当。現在は、オンラインによる進路支援イベントや「進研ゼミ」教材を通じて、中高生に入試情報や進路情報を届ける活動を積極的に行っている。

プロフィール

よしだゆうこ

マンガ よしだゆうこ

男子母歴もうすぐ20年のイラストレーター、漫画家、グラフィックレコーダー。
マンガでわかるデザイン本「デザイナーじゃないのに!」(ソシム)共著。
「息子が大きくなりまして」(マイナビニュース)連載中。インドアだけど旅行好き。

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