【Q&A】大学入試の基礎知識「学校推薦型選抜(旧推薦入試)」「総合型選抜(旧AO入試)」とは?

2021年度入試から、これまで「推薦入試」と呼んでいたものが「学校推薦型選抜」に、「AO入試」と呼んでいたものが「総合型選抜」に改称されました。それぞれの入試の仕組みや出願条件、主な選考方法と必要な対策など、最新の情報を押さえておきましょう。

この記事のポイント

学校推薦型選抜の種類は?

学校推薦型選抜には「指定校制」と「公募制」の2種類あり、さらに公募制には「一般推薦」と「特別推薦」があります。

指定校制は大学が特定の高校を指定して実施する入試方式で、勉強や部活の成績などを評価して校内選考が行われます。募集人員は少なく狭き門ではありますが、校内選考で選ばれて出願できれば合格率は高いのが特徴です。私立大学での実施がほとんどで、国公立大ではほとんど行われていません。

公募制一般推薦は学校長の推薦があり、大学の出願条件を満たしていれば応募することができます。大学の出願条件として評定平均値に基準があることが多い入試です。一方、公募制特別推薦はスポーツや文化活動における実績などを評価し、評定平均値に基準があることは少なくなっています。

学校推薦型選抜での入学者比率は、国立大は全体の12.2%にとどまりますが、公立大で25.1%、私立大では42.6%を占め(平成31年度実績)、一般入試と並ぶメジャーな入試方式となっています。
(出典「平成31年度国公私立・短期大学入学者選抜実施状況の概要」https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/2020/1414952_00001.htm

学校推薦型選抜では何が課される?

学校推薦型選抜では、高校の学習状況や課外活動など、日頃の努力を評価します。また、思考力や表現力、個性等を見るため、小論文や面接などを課す場合も多くなっています。主な選抜方法は、書類審査、面接、小論文、プレゼンテーション、実技、口頭試問、学科試験、成績基準(例:評定平均4.0以上など)、大学入学共通テストなどから複数課される場合もあり、2021年度からは学力を確認する評価を実施することが必須となりました。

総合型選抜の特徴は?

総合型選抜は、大学の方針と受験生の希望のマッチングを重視する入試。出願に際して学校長の推薦は基本的には不要です。総合型選抜を実施する大半の大学で、「アドミッション・ポリシー」という形でどんな学生を求めているかを示しています。アドミッション・ポリシーと照らして、意欲や適性、能力などを、様々な入試を通して時間をかけて多面的・総合的に評価する入試といえます。

総合型選抜では何が課される?

従来のAO入試では書類審査や面接のみという大学も多かったのですが、2021年度入試からは、学校推薦型選抜同様に、学力を確認する評価方法を活用することが必須となりました。
受験生の意欲や熱意を確認するため、小論文やプレゼンテーション、口頭試問、資格・検定試験の成績、大学入学共通テストを課すなど、選考方法も内容も大学によって異なります。

入試スケジュールは?

国公立大は学校推薦型選抜の公募制のみとなっており、大学入学共通テストを課すかどうかで入試スケジュールが異なってきます。
私立大の場合、学校推薦型選抜は11月に出願、11月~12月に選考が行われる場合が多く、総合型選抜は9月に出願、9~10月に選考が行われる場合が多いですが詳細なスケジュールは大学・学部学科によって大きく異なります。

2021年度入試での主なスケジュールは以下の通りとなっています。

まとめ & 実践 TIPS

「学校推薦型選抜」「総合型選抜」いずれも学力を確認する評価が義務付けられるようになりました。大学・学部学科によって成績基準や選考方法も異なるため、早めに志望大候補の成績基準や必要な対策を把握しておくことで、受験チャンスが広がります。いずれにしても出願条件をクリアすることが必要になるので、日々の学習により一層力を入れ、資格・検定試験にチャレンジするなど、積極的な行動をしておくとよいですね。

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進研ゼミ高校講座

1969年以降、50年以上にわたり自宅学習用教材として多くの高校生に愛用されている通信教育。
高校別の授業・テスト対策教材や約200大学、9万問の入試分析から生まれた志望大レベル別プランが特徴。
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