【Q&A】高校受験 塾に通わずに志望校合格をめざす場合の入試対策と年間学習計画は?

4月から中学3年生。いよいよ本格的な高校入試対策の始まりです。学習塾へ通ったり通信講座を受講したりしながら入試対策を進める受験生もいれば、塾なしで対策を行う受験生もいることでしょう。

今回は、塾に行かず自分で入試対策を進めたい受験生のために、学習スケジュールの立て方や参考書・問題集の選び方などについて元大手学習塾主任講師がお答えします。

この記事のポイント

塾なしで高校受験、入試対策はどう進める?

塾なしで高校受験勉強を進める場合、入試対策と学校の授業の予習・復習・定期テスト対策等を両立させることが最も大変です。

学習塾とは異なり、勉強時間の確保は自分次第。1年間の学習スケジュールや学習内容も自分で決める必要があります。いつ・何を・どのくらいやるべきなのかを必ず意識しながら対策を進めてください。

3〜4月中旬は英単語や古語などの基本の暗記を行いつつ、年間の学習スケジュールと毎月の学習計画を立てましょう。

毎月の学習計画の立て方は?

塾なしで受験勉強をする場合、学校の授業と受験勉強を両立できるよう自分で学習スケジュールを考えなければなりません。1年を通した全体的な学習計画から毎月・毎週の学習計画を立てましょう。

【志望校と自分のレベルの大まかな差を把握】
まずは、これまでの実力テストや模試で出ている自分の偏差値と志望校(候補)の偏差値を見比べてみてください。偏差値の差が大きいほど、受験勉強で取り組むべき内容は多くなります。また、科目や分野ごとの得意・不得意もテスト結果から分析してみてください。

【1年間でやるべき勉強を書き出す】
目指すべきレベルや得意・不得意分野が分かったら、志望校のレベルに達成するために必要な勉強を一通り書き出してみましょう。使うべき参考書・問題集の名前、問題演習で取り組むレベルなどです。

【学期ごと学習計画を立てる】
入試日までの約10か月に勉強すべき内容を割り振っていきます。割り振り方は、後述する「3年生の通年の学習計画例」を参考にしてみてください。その際、参考書・問題集の名前と取り組むページ数も決めましょう。

【毎月の学習計画を立てる】
学期ごとの学習計画を立てられたら、さらに細分化して毎月の学習計画に落とし込みましょう。ここで重要なのは、中間テストや期末テストなどの対策期間や模試の復習期間も入れることです。特に2学期末までの定期テストは内申点に反映されるのが基本ですので、おろそかにはできません。定期テスト対策には2〜3週間、模試の復習には1週間程度を見込んで、先に学習計画に入れておいてください。その後、1か月のうち何時間を受験勉強に使えるか計算し、毎月の勉強内容を決めましょう。

4月から受験生!中学3年生の通年の学習計画表はどうすればいい?

現在中学2年生で4月から受験生になる場合は、通年の学習計画として以下のような流れをイメージしておくと勉強を進めやすくなります。

【3年生の通年の学習計画例】

・1学期
 学校の予習・復習・テスト対策
 苦手分野のあぶり出しと強化

・夏休み
 1学期の復習
 苦手分野のあぶり出しと強化

・2学期
 学校の予習・復習・テスト対策
 入試問題の基本レベルを演習
 標準レベルへの挑戦
 模試受験
 時間配分の検討

・冬休み
 入試過去問題演習
 時間配分の決定
 模試・過去問題の解き直し

・3学期
 模試受験
 模試・過去問題の解き直し
 知識強化
 時間配分の練習

直前期の1日の学習スケジュールや生活パターンは?

学習スケジュールについては、得意科目と苦手科目で分けて考えるのがポイントです。

得意科目は毎日30分〜1時間ほどの勉強を続ければ得点力を維持しやすいでしょう。苦手科目では、「問題を解く時間+解説を読んで理解する時間+解き直す時間」をもとに弱点強化・克服に必要な時間を計算して、1日のスケジュールに組み込んでみてください。

生活パターンでは、「睡眠時間の確保」と「入試当日の起床時間に起きる」ことが重要。
当日に向けてリズムを作ることで、体も入試の試験時間にきちんと頭が働くよう準備できます。

独学での受験勉強におすすめの参考書・問題集の選び方は?

塾に通わない場合、自分のレベルや理解の仕方に合った参考書・問題集を選べるかどうかが効率的な勉強のポイントになります。

参考書・問題集を選ぶ際は次の3つを意識してください。

【参考書・問題集の選び方】
(1) 自分にとって解説が分かりやすいものを選ぶ
(2) 自分に合ったレベルのものを選ぶ
(3) 苦手分野は基本レベルのものを選ぶ

解説の分かりやすさは、以下の3点で比較しましょう。

【解説の分かりやすさのポイント】
(1) 解説の量が多く、解答を導く流れが分かる
(2) 図の量が自分にとって少なすぎない
(3) モノクロ印刷か多色刷りか(好みに合わせて選ぶ)

まとめ & 実践 TIPS

学習の進め方や学習環境の整え方などに迷った時は、ぜひ「ベネッセ教育情報サイト」をご参照ください。「ベネッセ教育情報サイト」は、志望校合格に向けてがんばる受験生とその保護者のかたを応援しています。

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