「行きたい大学はあるけれど、うちの子の成績では厳しい…」その時、保護者はどうすればいい?

  • 大学受験

高1・2でも、進路調査や面談などで志望大を聞かれることもあるかと思います。

「うちの子、行きたい大学はあるけれど、今の成績じゃ全然届きそうにない……」
「模試ではE判定ばかり……今のままで大丈夫?」
なんて、心配になる保護者のかたも、いらっしゃるかもしれません。

でも、安心してください。

高1・2では手が届かなかった志望校に、合格を果たした先輩はたくさんいます!

今回はそんな先輩たちが、高1・2の時にどんなことをしていたのか、そしてどんな気持ちで勉強をしていたのかをご紹介します。

進路に悩むお子さまに、保護者のかたが今できることもあわせてお伝えしますね。

【これだけは知ってほしい】高1・2で諦める必要はありません!

高1・2の保護者のかたに、志望大について考える時、まず伝えたいことはこちらです。

とにかく「まだ高1、高2だから大丈夫」「まだまだこれからのがんばり次第」、この気持ちを持つことが大事です。

金沢大 Y・K先輩
最後の最後まで成績は上がっていくので安心してください!
実感がなくても、問題を解けば解くほど自分の力は上がっていきます。
諦めないでがんばってほしいです。

群馬県立女子大 A・S先輩
難易度の高い大学を目指していても諦める必要なんてありません。
行きたい大学をそうした理由で諦めてしまったらきっと後悔するからです。
その大学に合格して通っている自分を想像して、コツコツ勉強をすることが大切だと思います。

慶應義塾大 K・O先輩
今の実力で行ける大学を目標にしたら、受験勉強なんて必要ないですよね(笑)。
一生懸命勉強すれば実力は伸びます。
「ここなら行けそうだから」の現実性より、今は「ここに行きたいんだ!」というパッションを大事にすべきです。
物事がうまくいくのは「やりたいこと、なりたいもの」に向かって努力する時ですから。

逆に高1・2の段階で志望大=目標を下げてしまうと、モチベーションが上がらなかったリ、成績もそれに見合った成長しかしなくなったりするリスクも。

東海大 H・N先輩
私は志望大の目標を下げてしまったことがあるのですが、自分の中で無意識にやる気が下がり、学習の時間や質が下がってしまいました。
受験科目が大きく変わる場合を除き、高3までは決めた志望大を変えないことをおすすめします。

とにかく、保護者もお子さまも、諦めないことが大切!
志望大を変えるタイミングはもっと先の高3でも、大丈夫です。

ということで、実際に先輩たちは「何をがんばったのか」。次はこの点にスポットを当てて見ていきましょう。

【大事な対策】ニガテ科目をつくらない・克服すること

諦めずに第1志望校に合格した先輩のほとんどがやっていたといっても過言ではない対策が「ニガテ科目の克服」でした。

北海学園大 K・N先輩
「◯◯大学に行きたい!」と思ったからには、諦めてしまうのは難しいですし嫌ですよね。
受験はPDCAサイクルの積み重ねです。
模試を受けてニガテ分野を対策してまた模試を受けるというように、適切なニガテ潰しを行っていれば自然と点数は伸びます。

金沢大 E・Y先輩
最後まで判定は悪かったのですが、受験本番ギリギリまでニガテな国語と数学に取り組んだところ、共通テストで今までで最高の点数が取れました。
ニガテ対策も諦めない気持ちが大切です。

受験勉強では、ニガテ科目の克服がカギといわれます。

この例を見ると、ニガテ科目をつくらない・克服することがいかに大事なのかが、わかります。

高1・2のうちにニガテ科目をなくしておけば、高3で受験勉強をスムーズに始めることができます。

まとめ & 実践 TIPS

保護者ができることは「背中を押してあげること」「子どもに合った入試制度の確認」

進路や受験勉強は、お子さまが自分一人で考えると、なかなか答えが出せなくて悩みがち。ついついネガティブに考えてしまう人も、多いです。

そんな時こそ、保護者の出番かもしれません。

国際医療福祉大 E・M先輩
私自身が感情的になりがちでしたが、それでも根気強く向き合ってくれて、いつでも相談に乗ってくれたのがうれしかったです。

近畿大 Y・H先輩
英単語の参考書は、覚えられていない単語に付せんを貼って暗記練習していました。
でも、受験1週間前に、「単語カードにしたほうがいいんじゃない?」と親からアドバイスをもらい、カードにしたところ、一気に暗記することができました。
私の性格に合わせた方法をアドバイスしてもらえて頼もしかったです。

中には、学校や塾の先生に相談した先輩も。
保護者のかた以外の頼れる大人も、子どもの強い味方になってくれます。

杏林大 M・K先輩
私は実力が足りず、第1志望校を変えようか迷って、ずっとモヤモヤしていました。
そこで、塾の先生や学校の先生にも相談したところ、ここで変えたら絶対に後悔するし、どんどん下へ下へと下がっていくばかりとアドバイスをもらい、第1志望校を諦めないことにしました。

自分をよくわかっている保護者に「諦めなくて大丈夫」と背中を押してもらえるだけでも、お子さまは勇気を持って前にすすめるかもしれません。
また、お子さまの行きたい大学の入試方式の中に、お子さまの得意科目を生かせるものがないか調べてみるのもオススメです。

明星大 O・N先輩
入試は一般選抜だけでなく、学校推薦型選抜や総合型選抜もあります。
学力が全てじゃありません!
得意なことを生かせる入試方法を調べておくのもいいと思います。

※2024年2月に行った進研ゼミ受講経験のある大学生向けアンケート(130人回答)に寄せられた体験談をもとに作成。

各大学の入試情報は「マナビジョン」からチェックしてみてくださいね。
>>マナビジョン 大学検索

プロフィール



「ベネッセ教育情報サイト」は、子育て・教育・受験情報の最新ニュースをお届けするベネッセの総合情報サイトです。
役立つノウハウから業界の最新動向、読み物コラムまで豊富なコンテンツを配信しております。

お子さまに関するお悩みを持つ
保護者のかたへ

  • がんばっているのに成績が伸びない
  • 反抗期の子どもの接し方に悩んでいる
  • 自発的に勉強をやってくれない

このようなお悩みを持つ保護者のかたは多いのではないでしょうか?

\そんな保護者のかたにおすすめなのが/
まなびの手帳ロゴ ベネッセ教育情報サイト公式アプリ 教育情報まなびの手帳

お子さまの年齢、地域、時期別に最適な教育情報を配信しています!

そのほかにも、学習タイプ診断や無料動画など、アプリ限定のサービスが満載です。

ぜひ一度チェックしてみてください。

  • 大学受験

子育て・教育Q&A