高校生のなりたい職業ランキング6位「ファッションデザイナー」! 気になる給料や向いているタイプは?

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高校生に、将来なりたい職業についてアンケートを実施しました。
この記事では、TOP10にランクインした一つ一つの職業について、仕事内容から将来性、そのための進路や適性まで、詳しい情報をお伝えしていきます。今回フォーカスするのは、第6位の「ファッションデザイナー」です。
第1位~10位までのランキングは、ページの最後で発表!

この記事のポイント

高校生のなりたい職業第6位 ファッションデザイナーって、どんなオシゴト?

ファッションデザイナーは、独自のブランドのデザイナーと、企業のデザイナーとに分けられる

ファッションデザイナーは、大きくオートクチュール(高級注文服)デザイナーと、企業内デザイナーに分けられます。オートクチュールデザイナーは、自分のブランドを持ち、顧客の注文に応じてオリジナルなデザインを創作するのが仕事です。一方、企業内デザイナーは、繊維メーカーやアパレルメーカーに勤務し、大量生産できる洋服のデザインに取り組んでいます。

いずれも、マーチャンダイザー(商品開発・仕入れ・販売担当者)やテキスタイルデザイナー(織物デザイナー)、パタンナー(裁断用型紙を作る専門職)などとのチームプレーで新しいファッションを生み出していく仕事です。商品の企画・デザインから製品化まで、総合的な目線でプロデュースしていくことが求められるため、デザインセンスのみならず、ファッションに関する知識や技術、売れる商品を作るためのマーケティングの考え方も必要になります。加えて、その過程に携わる多くのスタッフとコミュニケーションを図る力も欠かせません。

ファッションデザイナーの働き方って、どんな感じ?

繁忙期には徹夜になることも

繊維メーカーやアパレルメーカーなどの会社に勤務する企業内デザイナーの場合、勤務時間や休日は、それぞれの会社の規定によって異なります。新作発表の前やショーを開催する時期が迫ってくると多忙になり、徹夜をすることも珍しくありません。
特にオートクチュールデザイナーは、不規則な生活になりがちです。

ファッションデザイナーの給料って、どれくらい?

給料

初任給 約20万円 (大手アパレルメーカーの場合)

ファッションデザイナーの給料は、その実力や経験、勤務先や働き方によって大きく異なるため、上はほんの1例です。能力を認められたデザイナーになると、年収が1000万を超えることもめずらしくないようです。

ファッションデザイナーの将来性は?

新素材を生かすなど業界の動きにすばやく対応するセンスも必要

ファッションデザイナーとして活躍している人はたくさんいますが、ファッションへの関心は年々高まっているため、今後も需要が減ることはないと思われます。しかし、ファッション業界は、華やかに見えても競争の激しい世界です。時代の先を読みながら新たな提案をする能力に加えて、新素材の開発や繊維メーカーの新しい動き、自然環境への配慮などあらゆる分野の動きに素早く対応していく能力も、今後ますます求められていくと思われます。

ファッションデザイナーに向いているのはどんなタイプ?適性は?

時代を先取りする感覚と独創性に加え、協調性やリーダーシップも必要

まずは、ファッションに強い興味や関心をもっていることが大切です。デザインに関する基本的な知識や技術を身につけていればなおよいでしょう。
加えて、ファッションデザイナーは通常、新作発表をめざして、半年から1年前には企画を立て始めるため、時代のニーズを先取りする鋭い感覚が必要です。独創的で個性豊かな発想も欠かせません。ファッションもビジネスなので、顧客との関係を大切にする社交性や、顧客を納得させる信念とセンスも求められます。ほかのスタッフに指示を出し、仕事を進めていくことも多いので、リーダーシップや協調性も兼ね備えたタイプが向いているといえるでしょう。

ファッションデザイナーになるには、どうすればいいの?

大学、短大や専門学校の関連学科で学ぶコースが一般的

ファッションデザイナーをめざすなら、大学、短大の生活科学系学部・学科(被服、服飾学科など)に進むか、専門学校などの養成施設で学ぶのが一般的なコースです。
卒業後はアパレルメーカーや繊維メーカー、専門店などに就職して経験を積んでいきますが、実力が認められてチーフデザイナーになるまでには、かなりの努力が必要です。また、最近はデザインにコンピュータグラフィックスを採用するケースもあるため、そうした技術を身につけておくと有利な場合もあるようです。
なお、ファッション界には一流デザイナーへの登竜門となる、いろいろなコンテストがあります。これらのコンテストで入賞すると評価も高まり、有利に道を切り開くことができるようです。

高校生 なりたい職業ランキングTOP10は?

1位 地方公務員
2位 看護師
3位 保育士
4位 国家公務員
5位 一般事務
6位 ファッションデザイナー
7位 歌手・ミュージシャン
8位 ゲームクリエーター
9位 薬剤師
10位 技術系研究・技術者

意外に堅実な職業から、表現・クリエイティブ系の職業まで多彩なラインナップになっています。
高校生には、未来に向かって自分らしく、興味や関心を追いかけてもらいたいもの。そのためには、情報収集も欠かせませんよね。

まとめ & 実践 TIPS

高校生のなりたい職業6位のファッションデザイナーは、ファッションに関わるデザインを生み出す職業です。分類としては大きく、自分のブランドをもち、顧客の注文に応じてデザインを創作するオートクチュールデザイナーと、繊維メーカーやアパレルメーカーに勤務する企業内デザイナーとに分けられます。いずれも商品を総合的にプロデュースする立場にあるため、デザインに関する基本的な知識や技術、独創性はもちろん、多くのスタッフと協働できるコミュニケーション能力やリーダーシップも必要となります。華やかにみえても競争の激しい世界なので、実力が認められるまで経験を重ねる、コンテストで入賞するなどのさまざまな努力に加えて、時代の動きに素早く対応していくセンスなども求められる職業です。

「ファッションデザイナーの仕事に就きたい!」と考えている高校生は、どんなところに魅力を感じているのでしょうか?この情報も手がかりのひとつにして、夢に向かって進み続けてくださいね!

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出典:マナビジョン 職業情報 デザイン系 ファッションデザイナー
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