時事問題対策のポイント 新聞を活用して日本や世界で起こっていることを考える 『ジュニアエラ』総監修者がアドバイス!【中学受験】

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中学入試の時事問題の対策として、日本や世界で起こっていることをどのように学んでいけばよいのでしょうか。今回は新聞を活用する方法について、「私立中高一貫校進学フェア オンライン」で配信されている文教大学の早川明夫先生の時事問題特別セミナーの内容からご紹介します。

小中学生向けの新聞を毎日読み、日本や世界で起こっていることに興味を持つ

時事問題の対策を行ううえで一番望ましいのは、小中学生向けの新聞を毎日読むことです。日刊であれば『毎日小学生新聞』『朝日小学生新聞』、週刊であれば『読売KODOMO新聞』などがありますので、こういったものを購入して、日本や世界でどのようなことが起こっているのかチェックしましょう。

さらに、新聞を読んでいる中で、興味・関心を持った記事や特に自分が面白いと思った記事については、切り取ってノートに貼り付けておいて、その記事に関係することをインターネットなどで調べてもよいでしょう。こうして普段から、コツコツと新聞を使って今社会で起こっていることについて学習していけば、本物の学力、一生役に立つような思考力を身に付けることにもつながります。

興味を持った新聞記事について家族で語り合う

新聞を毎日読むことが難しいという場合には、『ジュニアエラ』(朝日新聞出版)といった時事問題などをまとめた月刊誌もあります。こうしたものを利用しても、時事問題の対策はできるでしょう。ただ、私が特におすすめしたいのは、やはり新聞です。

新聞は、気になった記事をノートに貼って調べるだけではなく、さまざまな活用のしかたがあります。たとえば、家族みんなで新聞を読み、自分が一番興味・関心を持った記事について、「なぜその記事が面白かったのか」をお父さん、お母さんなどの家族に話すのもよいでしょう。そうすると、時事問題に強くなると同時に、言葉も増えていきますし、家族の絆も強くなります。

また、新聞記事は筋道を立てて論理的に書かれていますから、新聞記事を読むことは論理的に物事を考える力を養うことにもつながります。さらに、新聞を読んでいて思わぬ記事に出会って興味を引かれるという体験も、視野を広げる手助けとなるでしょう。新聞は取っつきにくいと感じるかたもいるかもしれませんが、最初に政治面や経済面から読む必要はありません。自分が面白いなと思った記事、興味を持った記事、そこから読んでいけばよいのです。新聞記事をもとに家族でぜひ語り合って、力をつけていきましょう。

まとめ & 実践 TIPS

時事問題の対策には、小中学生向けの新聞を毎日読み、日本や世界でどのようなことが起こっているのかチェックしましょう。興味・関心を持った記事や特に自分が面白いと思った記事については、ノートに貼り付けてさらに調べてもよいでしょう。
また、家族で新聞を読み、一番興味・関心を持った記事について、家族同士で話すのも効果的です。新聞は取っつきにくいと感じるかたは、面白いなと思った記事、興味を持った記事から読んでいきましょう。

プロフィール


早川明夫

社会科入試問題研究の第一人者。大学付属中高の教頭を経て、文教大学で社会科の教員養成にあたった。現在、文教大学地域連携センター講師。主な著書に『応用自在』『考える社会科地図』『総合資料日本史』『地図っておもしろい!』(監修・執筆)ほか多数。『ジュニアエラ』の総監修者。

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