成績上位者は、「2週間以上前」にテスト対策を始めている。
2週間以上前から対策を始める!
このグラフは、中高一貫校生の中3秋時点の「数学の定期テスト対策の開始時期」を成績上位層と下位層で比較したグラフになります。データを見ると、成績上位層の約50%が2週間以上前から勉強を始めているのに対し、下位層では、約30%にとどまっているのがわかります。
前月で、成績上位層と下位層で成績層による学習時間の差があることはご紹介しましたが、定期テスト対策にも成績層による差が出ているようです。初めての中間テストで戸惑われているお子さまや、次のテストで成績UPを目指したいお子さまには、まずは、「テスト2週間前」を目標に計画を立てるようオススメされるとよいかもしれません。
計画→見直し→暗記→演習→総仕上げの順で進める!
中高一貫校は、授業の進度が速く、テスト範囲が広いのが特徴です。学校によっては、テスト1週間前まで、部活動に熱心であったり、テスト前日までの授業の範囲が出題されるなどさまざまです。限られた時間を有効に使って、幅広いテスト範囲の対策をするには、効率的な計画を立てることが重要になります。
効率的な計画では、まずノートやワークなどのテスト範囲の見直し、次に、英単語や用語などの暗記、そして、問題演習で繰り返し理解を深め、定着させていきます。最後の総仕上げでは、テストのリハーサルを兼ねて、テスト時間中にテストの問題がすべて解ききれるよう時間配分に注意したテスト対策も必要になってきます。
普段の授業の予習・復習でしっかり定着ができているお子さまは、慌てることはありませんが、普段の勉強で不明点やあいまいな箇所を残したままにしているお子さまには、きちんと計画を立てて、準備することをオススメいたします。
【中1生のお子さまには】
初めての定期テストに戸惑われているお子さまには、まずはテスト2週間以上前から計画的なテスト対策を始めるようお声かけください。
【中2・3生のお子さまには】
テスト計画は、テスト対策の進捗状況によって、見直せるよう予備日を設定して、計画を立てることをお声かけください。