リビング学習の収納どうしてる?子どもが自分で勉強する子になる収納アイデア

今や小学生の学習の定番となったリビング学習。わからないことはすぐに親に質問できる効率性と、一人ではない安心感で、多くの家庭が個室ではなくこのリビング学習を実践しています。しかし、リビングは家族みんなが集まるスペース。「塾のプリントがいつも散らばっている」「消しゴムやペンなどでテーブルが片付かない」といったお悩みもよく聞きます。そう、快適なリビング学習環境を作るためには「収納」が重要。そこで今回は、勉強のしやすさと生活の快適さを両立する収納のポイントをご紹介します。

この記事のポイント

POINT1 教科ごとにファイルボックスで定位置を作る

教科ごとにファイルボックスを用意

毎日持ち帰る教科書は出し入れが頻繁なため、すぐにぐちゃぐちゃになる傾向があります。そこでおすすめなのが、教科ごとに定位置を決める方法。教科書、ノート、参考書を教科ごとに分けて、ファイルボックスに入れてみましょう。

学校から持ち帰ったプリント類なども、とりあえず教科別のボックスに収納。こうすれば、勉強道具が迷子になることもなく出し入れの面倒もぐんと減ります。いざ勉強、といったときに「教科書がない」となると、子どものやる気は一気にダウンするもの。「勉強に取りかかるハードル」をいかに下げるかが、自宅学習をスムーズに進める鍵です。

低学年はボックス、高学年は棚で分ける

まだテキストが少ない低学年の間は、1教科1ボックスで十分。ファイルボックスを活用し、小さい頃から入れることを習慣にしてみましょう。こうすることで、自分で管理できる力が付いていきます。

塾が本格的に始まる5、6年生になったら、収納スペースを増やしましょう。ファルボックスでは足りなくなるため、棚ごとに教科を分けるのがおすすめです。関係する参考書や辞書をまとめて整理しておけば、必要なものが一目瞭然になります。

ポリプロピレンスタンドファイルボックス/無印良品

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POINT2 勉強に必要なものは、テーブルからすぐ手に届く範囲に

勉強道具はすぐ近くに用意

自宅学習に必要なものは、テーブル近くに定位置を作り、手を伸ばせばいつでも取り出せるようにしておきましょう。せっかく勉強しようと思っても、教科書や筆記用具が近くにないと集中力を保てません。リズムを崩さずに勉強に取りかかれるよう、環境を整えることが大事です。また、リビングに勉強道具が揃っていればスキマ時間に勉強もできます。ニュースで出てきた言葉もすぐに調べられるため、勉強習慣が自然と身に付いていくでしょう。

アイテムごとに収納すれば片付けも簡単

教科書やノートと同じように、勉強道具も定位置を決めましょう。小物入れなどのボックスを用意し、筆記用具、鉛筆削り、デスクトップ掃除機などをグルーピングして収納します。こうすれば、取り出すのも収納するのも簡単です。ボックスごと動かせるため、テーブルの上を片付けるときも時短になります。勉強スペースもしっかり確保できるでしょう。

デスクトップ掃除機/Tihoo

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POINT3 紙の文書はスマホでデータ化

プリント類はデータ化して保管

プリントなどの紙類はデータ化して保管するのがおすすめです。学校や塾から山のように持ち帰ってくるプリントの処理に、頭を抱えている保護者のかたも多いでしょう。膨大な量のプリントをそのまま残しておくと収納場所にも困りますよね。きちんと分別しておかないと必要なときに見つからないこともあります。

そういった悩みを解消するために、データ化できるものはPDFとして保存してみましょう。返信や提出が必要なプリントのみ紙文書で残し、そのほかのものはデータ化したら処分。省スペース、省ストレスなペーパーレス化を家庭でも進めてみてください。

データ化におすすめのスキャンアプリ

スキャンアプリ「Adobe Scan」は、紙の資料を簡単にPDF化してくれる文書管理に特化した便利なアプリです。アプリ内でカメラ画面が立ち上がったら、あとはデータ化したいプリントを撮るだけ。スマホのカメラをスキャナーとして使えるため、手軽にPDFが完成します。紙ベースのプリントが必要になったら、家のプリンターやコンビニで保存したPDFを出力すればOK。「捨てたいけれど捨てていいのかわからない」といったプリントのストレスともおさらばです。

また画像からプリント内の文字を認識してくれる機能もあり、見たいプリントのキーワードで検索することが可能。「次のテストのために前のプリントの復習がしたい」といったときにもすぐに探し出すことができ、時間の節約にもなります。
整理しきれないプリントはとりあえず「Adobe Scan」でスキャン。時間があるときに分別すればOKです。

POINT4 塾のプリントはパンチレスタイプのファイルで保管

パンチレスタイプのファイルは収納の味方

プリント整理にはファイルが必要不可欠。そのなかでもおすすめは、パンチレスタイプのファイルです。小学校高学年となると、塾に通い出す子ども多くなるでしょう。塾の宿題はノートではなくプリントでの提出になることが多く、毎週何枚もの紙を持ち帰ることになります。「気がついたらリビングの角にプリントの山が……」という家庭も多いかもしれません。

そんなときは、パンチレスタイプのなかでもバインダーファイルを活用してみてください。毎回パンチで穴を空けないといけない2穴ファイル、半分に折って差し込まないといけないクリアポケットファイルは、収納するたびに1アクションが必要になり面倒です。2穴ファイルは、穴を開けられないプリントには使えませんよね。しかしバインダーファイルは、プリントをそのまま挟むだけでファイリングできます。整理の手間を省き、キレイにプリントを保存することが可能です。

1カ月ごとに分けてまとめるのがおすすめ

ここでポイントとなるのが、プリントの保管期間です。まずファイリングする際は、だいたい1カ月を目安に新しいファイルに変更していってみてください。月ごとに分ければ、どの単元がどのファイルに入っているかが一目瞭然です。

1カ月ごとに分別したファイルは、3カ月〜半年くらいの期間棚に残し、それを過ぎたらリビング以外の場所で管理しましょう。そうすれば、リビングもスッキリと使えます。先ほど紹介したデータ化する方法も取り入れながら、必要なものに絞って保管していきましょう。

パンチレスファイル/LIHIT LAB.(リヒトラブ)

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POINT5 教科ごとにファイルとノートの色を揃える

教科ごとにファイルとノートを色分けすると、勉強道具を探す時間を削減できます。「算数はスピード勝負だから赤、国語はじっくり静かに考えるイメージの青」というように教科ごとのイメージで色を決めたり、、子どもの好きな色を選ばせてあげたりするとよいですね。これだけでも、勉強と片付けのモチベーションがUPします。色が揃っていることで、インテリアとしての機能も果たしてくれるかもしれません。

効率や機能性だけを重視するのではなく、気持ちを動かすちょっとした仕掛けも大事。子どものやる気スイッチもONになるかもしれません。

POINT6 やりかけの勉強道具を入れる「とりあえずボックス」で継続性を止めない

勉強の途中で食事の時間になること、よくありますよね。そんなときにおすすめなのが、「とりあえずボックス」。取りかかっている勉強道具を入れるボックスを作り、その中に一時収納してみてください。

勉強道具を一度片付けてしまうと、食後に続きを始めるときにまた「勉強の準備」から始めなければなりません。ただでさえ中断してやる気が途切れているのに、この工程があるとさらに面倒になってしまいますよね。そんなときも「とりあえずボックス」があれば、やりかけのプリント、使いかけの勉強道具をそのままの状態で保存できます。机に座ればすぐに勉強を再開できるため、モチベーションを保ちやすくなるでしょう。

「とりあえずボックス」は、空いている引き出しやカゴ、箱などを利用して作ることができます。

番外編 ランドセルの収納アイデア

リビング学習で収納しなければならないのは、勉強道具だけではありません。そう、意外と悩むのがランドセル。そこで、リビング学習をする場合のランドセル収納アイデアをご紹介します。

・ランドセルラック(収納棚)にしまう
・ランドセルスタンドに掛ける
・勉強机のフックに掛ける
・ランドセル収納スペース付きの椅子を使う
・壁やカウンターにフックを取り付けて使う
・カラーボックスやワゴンを用意する

専用のラックやスタンドだけでなく、カラーボックスやワゴンといった一般的な収納アイテムを利用してもOK。ランドセル置き場が付いた椅子もあります。リビングの広さや間取りに合わせて収納方法を考えてみてください。

また、収納場所をリビングに限定する必要はありません。子ども部屋に置いたり、玄関や廊下に収納スペースを作ったりする方法もあります。家族で共用するのもよいですね。

リビング学習の失敗から学ぶ!子どもが自ら勉強するようになる関わり方

子どもが自ら勉強するようになるには、収納などで環境を整えることが大切。しかし、もっと大切なのは保護者のかたの関わり方です。よくある失敗例を見ながら、リビング学習のメリットを最大限に活かせる関わり方を学びましょう。

子どもの様子が気になって口を出し過ぎてしまう

「それじゃ間に合わないよ」「算数からやった方がいいんじゃない?」「ちゃんと調べたの?」など、子どもの様子が気になってあれこれ口を出してはいませんか? 良かれと思って声をかけているのかもしれませんが、やり過ぎはNG。集中できなくなったりやる気を削がれてしまったりして、余計に勉強をしなくなるかもしれません。

環境を整えてあげたり、「7時には夕飯になるからね」と予定を伝えてあげたりすることは大切。ただその後は、基本的に待ちの姿勢を心がけましょう。困ったことがあって聞かれたときには答えてあげればOKです。

集中力が途切れることもやる気が出ないこともありますが、それは大人も同じですよね。親として気になることはたくさんあるかもしれませんが、そこをぐっとこらえて見守ってあげましょう。プレッシャーをかけるのではなく、「いつでも頼れる人がいる」といった安心感を与えてあげることが成功の秘訣です。

決まった勉強場所や形にこだわり過ぎてしまう

「集中できるように机を壁に向ける」「親と対面にする」「勉強する場所を決める」など、リビング学習で良いとされている環境を調べてしっかり整えているかたもいるでしょう。ただ、これはすべての家庭に当てはまるわけではありません。集中できるといわれる方法も、子どもに合っていなければ効果が薄れてしまいます。

リビング学習と一口にいっても、形はさまざま。学習机ではなくダイニングテーブルを使用している家庭もありますし、日によって勉強場所を変えているという家庭もあるでしょう。収納スペースだって家庭によって異なるはず。決まった場所や形にこだわらず、子どもが勉強しやすい方法を一緒に考えてあげてください。リビング学習が向いていなければ、従来のように子ども部屋で勉強する方法もありです。

まとめ & 実践 TIPS

「リビングが勉強道具で散らかる」といったお悩みは、収納の仕組みを整えることで解決します。環境が整えば、それだけ勉強に対する意欲もアップするはず。勉強のしやすさと快適さを両立したリビング収納を、ぜひ試してみてください。そして、保護者のかたの程よい関わり方で安心感を与えてあげましょう。自ら勉強する子どもになるためには、環境と子どもの気持ちの両方が整うことが大切です。

プロフィール

松田祐子

編集者
大学卒業後、出版社に入社。女性ファッション誌の編集を経て、教養、歴史、エッセイなど単行本の編集に携わる。KDDI株式会社転職後、ニュースアプリ「auサービスTOP」の企画編集、運営に携わり、その後独立。編集業に加え、広告やカタログのディレクターとしても活動。整理収納、ヴィーガン料理などのライフスタイル系を中心に多数の連載を執筆。

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