受験生の体調管理どうすればいい? 先輩保護者に聞いた、成功と失敗体験談

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受験直前、緊張が高まるお子さまを気遣いながらも、「どう接したらよいかわからない…」とお悩みのおうちの方も多いのではないでしょうか?そこで、先輩保護者に大切なこの時期の接し方を体験談で聞かせていただきました。お子さまとのコミュニケーションにぜひお役立てください。今回は、「身体ケア」で体調を万全に保つ接し方をご紹介します。

「やって正解!」の身体ケア 4つのポイント

ポイント1: インフルエンザの予防接種は早めに

今年は新型コロナウィルスの予防に気を遣いつつ、例年と同様に、この季節の健康管理で重要なインフルエンザ対策もしっかりと行っていきましょう。
しかし、インフルエンザの予防接種は受けても数週間経たないと効果が出ないので、入試直前では間に合いません。医師と相談のうえ、早めに受けさせることが大切です。できれば家族もいっしょに受けて、お子さまのサポート体制を万全に整えていきましょう。

先輩保護者の成功例[インフルエンザ予防編]

インフルエンザの予防接種は、11月に家族で受けました。風邪なども引かないよう、センター試験(2021年度より大学入学共通テスト)前からは通学時に必ずマスクを着けさせるようにしました。
(千葉県/E・K/女性保護者・47歳)

受験のことは本人まかせでしたが、インフルエンザの予防接種だけは家族全員で受けました。子どもにうつしてしまうとかわいそうなので…。
(静岡県/N・S/男性保護者・49歳)

ポイント2: 生活リズムは規則正しく

遅い時間まで勉強する子どもも多いようですが、この時期からは朝型の規則正しい生活に戻していくべきです。夜型のクセが抜けないままだと、ぼんやりした頭で入試本番を迎えることになり、試験で実力が発揮できない恐れも。試験の約1か月前からは、入試当日を意識したタイムスケジュールで過ごすのが理想的です。

先輩保護者の成功例[生活リズム編]

夜12時までにはふとんに入り、朝は6時ごろに起きて勉強をするようすすめていました。
入試が近づいたら、本番への態勢を整えていくことが大切です。
(宮城県/I・N/女性保護者・50歳)

それまでは夜型の生活を送っていたので、朝型に切り替えられるよう協力しました。
(愛媛県/I・U/女性保護者・48歳)

ポイント3: 手洗い・うがいで風邪をブロック

風邪やインフルエンザに感染しないためには、手洗いやうがいの習慣が有効です。帰宅してからはもちろん、外出先でも目的地に着いたら実行するよう、すすめておきましょう。「人混みはなるべく避ける」「マスクを着用する」といった方法も伝えておくのがおすすめです。

先輩保護者の成功例[病気予防編]

インフルエンザの予防接種はもちろん、手洗いやうがいの習慣をつけさせて、ベストコンディションで受験できるようサポートしました。
(北海道/J・M/男性保護者・53歳)

風邪を引いてしまうといけないので、家族全員でうがいと手洗いを実行し、健康管理に気をつけました。
(愛知県/Y・O/女性保護者・44歳)

ポイント4: バランスのいい食事で体力・気力アップ!

健康管理の要になるのが、やはり毎日の食事。緑黄色野菜・海藻・豆類などをバランスよく取り入れたメニューを心がけるのはもちろん、1日3回きちんと食べさせることも大切です。勉強中の飲み物や間食も、ビタミンやミネラルが手軽に補給できるホットレモンや果物をすすめてあげましょう。

先輩保護者の成功例[食事編]

この時期は毎日、具だくさんのスープを用意しました。身体が温まるし、野菜をたくさんとれるのでよかったと思います。
(東京都/T・H/女性保護者・45歳)

牛乳とバナナの組み合わせは脳を活性化させると聞いて、朝食に用意していました。
(大阪府/Y・S/女性保護者・44歳)

試験前日は消化のいいもの、当日のお弁当はおにぎりなど食べやすいものを作りました。
(千葉県/H・K/女性保護者・52歳)

おなかをこわすといけないので、本番直前は刺身などの生ものは食卓にのせず、すべて家で加熱調理したものを出すようにしました。
(広島県/M・U/女性保護者・53歳)

思いだけが空回り!?「これは失敗だった…」の身体ケア

良かれと思ってしたことが予想外の結果になることも。先輩保護者の体験から失敗だった身体ケアとその接し方をご紹介します。

部屋の暖めすぎはNG

子どもが風邪を引かないようにと過度に部屋を暖めると、頭がぼんやりして勉強がはかどりにくくなりがち。また、エアコンを効かせすぎると部屋の湿度が下がり、インフルエンザウイルスの活動が活発になるのも心配です。 暖房は弱めに設定し、衣服で体温調節させるのがベター。また、乾燥対策として加湿器を置くのもおすすめです。

先輩保護者の失敗例[病気編]

私がノロウイルスにかかり、娘にも感染してしまったため、いくつもの大学を受験できなくなってしまいました。勉強も軌道に乗っていたようだったのに…申し訳なさでいっぱいです。
(埼玉県/J・B/女性保護者・50歳)

ゲン担ぎで、「カツ」盲信はNG!

縁起物ということで、入試前日にカツ丼を出したり、当日のお弁当にカツ弁当を持たせたりする家庭は多いようです。しかし、子どもの体調は気持ちに左右されやすく、入試の時期は胃の調子も万全でない場合も。そんなときは、脂質が高いカツは負担となるかもしれません。
子どもの体調をよく観察してからメニューを決めましょう。

まとめ & 実践 TIPS

受験直前期の身体ケアのポイントは「早めにインフルエンザの予防接種をする」「規則正しい生活リズムを整える」「手洗い・うがいで風邪をブロックする」「バランスの良い食事で体力・気力をアップする」の4つでした。一方で、「部屋をあたためすぎる」「ゲン担ぎで、『カツ』を出す」などはNGだった様子です。

体調が万全であればやる気もアップし、本番でも思い通りの実力が発揮できることでしょう。お子さまの体調をよく観察して、よりよいコンディションで本番を迎えられるよう、サポートしていきたいものですね。

出典:マナビジョン 受験直前のピリピリ時期 身体のケアでさらにやる気アップ
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