高校生のかた必見! 大学受験に向けていつ頃から勉強を始めるべき?
大学進学を志望する高1生、高2生のなかには、「受験勉強はいつ始めればよいのだろう」というギモンをもつ人や、「自分は部活で手いっぱいだけど、全国のライバルはもう勉強しているかも…」という不安を感じている人もいるはず。受験勉強をスタートさせるべき時期は、これまでの学習量や目指している志望大によって異なるケースもありますが、今回の記事ではひとつのモデルケースをご紹介します。
高2の3学期から既習範囲の復習を始めるのがよい
大学受験の対策はゴール(志望大合格)から逆算してスケジュールを考える必要があります。大まかなイメージとして、高3の夏休み終了までに入試に対応する基礎力を完成させ、9月から12月に実戦力を養成、1月からは本番直前対策に移るという区切りを考えるとよいでしょう。高3の夏休みまでに基礎力完成という目標を達成するには、それまでに既習範囲の復習を3回程度行うのがベスト。1回目は「全体の見直し」、2回目は「基礎レベルの問題を確実に解く」、3回目は「ニガテ分野をなくす」というやり方がよいでしょう。そう考えると「高2の3学期に受験勉強をスタートさせ、1回目の復習に取り組む」というのがひとつの基準と言えます。
センター試験の問題に挑戦し、今の自分の実力を把握
1回目の復習に取り組むにあたって、「どの科目からどのように取り組むべきか」に悩む人もいると思います。そのような場合、今の自分の実力を知っておくと優先的に取り組むべき科目がわかり、勉強の計画も立てやすくなります。自分の実力を知る際におすすめなのは、今年のセンター試験の問題を解いてみること。センター試験の問題は高1、高2の範囲から8割程度出題されますし、基礎レベルの問題で構成されています。実際の入試問題を解くレベルにない場合でも一度解いてみて自分の実力を把握し、学習計画を立てる参考にしましょう。また、実際の試験問題にふれることで、「受験生になる心の準備、覚悟ができる」というメリットもあります。
早めに勉強をスタートさせ、自分なりの学習スタイルを模索しよう
「部活や生徒会、課外活動で忙しく、なかなかスタートをきれない」という人もいるでしょう。しかし、「1日30分でも机に向かう」「週末だけ勉強する」「スキマ時間を活用する」など、短時間でもよいのでとにかく受験に向けた勉強をスタートさせることが大切です。最初から受験勉強のペースをつかむのは誰にとっても難しいもの。高3の4月までは自分にあった勉強スタイルを探す時期だと考え、「今、できること」からチャレンジしましょう。