志望大決定が早いほど合格率アップ? 知っておきたい進路目標のポイント3つ
進路目標はすぐに決まるものでもありませんが、「この大学に行きたい!」とハッキリした目標が決まっている生徒ほど、高い目標が達成できています。
今回は高1の段階から保護者の方が知っておくべき、進路目標のポイントをお伝えします。
1 進路目標は学習のエンジン
難関大に合格する生徒の特徴として、志望大への気持ちが強いことと、目標と自分との距離を把握していることが挙げられます。進路目標がはっきり決まることで、入試本番までに何をどのように勉強すればよいかが具体的になるのです。
高1の時点では、目標の現実度合いはあまり関係ありません。少しぐらい目標が高くても、どの教科を優先的に勉強するのかを理解し、忙しいなかでも隙間時間を活用するようになるので、この先成績はいくらでも伸びるからです。焦って志望大を決定する必要はありませんが、じっくりと考えておくことが必要でしょう。
2 家庭での会話で考えるきっかけを
お子さまが心から進学したいと思う大学を見つけるためには、「学びたい学問」「将来なりたい職業」「好きな教科」が考えるきっかけになります。
そこで、普段から新聞やテレビのニュースについて「私はこう思うんだけど、どう思う?」と聞いてみるのもよいでしょう。社会への関心を広げることで、学びたい学問に出合うこともあります。家庭での会話を通して、お子さまに考えるきっかけを与えることが大切です。
3 見つけてあげるのではなく、探す目を豊かに
お子さまと進路の話をする時に心がけたいのは、お子さまを「自分の人生を歩む個人」として対等に見ることです。保護者として「こっちの大学の方がいいんじゃない?」と指示なさりたくなる気持ちはわかりますが、ここは我慢。自分で納得した道でないために、受験直前になって志望大を変更する生徒は意外に多いのです。
保護者の方ができることは、目標を決めてあげることではなく“目標を探す目を豊かにする”ための手助けをすること。社会に対して抱く疑問、自らの仕事の苦労ややりがいなどを率直に語ってさしあげることで、お子さまの進路を見つめる視野も広がっていくはずです。
下記のサイトでは、現役合格した、たくさんの先輩の体験記や勉強法があります。そちらを参考に、まずはおぼろげでもいいので目標を立て、志望大についてじっくり考えることから始めましょう。
Benesse 進研ゼミ高校講座
「先輩の合格体験記」
http://kou.benesse.co.jp/gokaku/