専門高校への進学を考える!時代が求める国際高校
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高校の進路選択においては、普通科だけでなく農業、商業、工業、科学技術・理数、国際、芸術、スポーツなどの専門学科という選択肢もあります。これら専門高校は今の時代、どんなことを学び、どんな生徒を集めているのでしょうか。社会のグローバル化と国際系の学科について、進研ゼミ高校受験総合情報センターの浅野剛センター長にお話をうかがいました。

求められるのは英語だけではない
国際化やグローバル化というキーワードはずっと以前からありましたが、現在の社会で言われているグローバル化に対応できる人材には「英語が話せる」ことだけでなく、国際社会で通用する論理的思考力やコミュニケーション力、問題解決力などが求められており、英語力はコミュニケーションのツールと位置づけられています。英語は好きだから勉強するけど、数学や理科はやらなくていいなど、という考えは通用しなくなってきています。
平成27年度より東京都立国際高校に「国際バカロレアコース」が新設されましたが、入学者選抜の選抜資料は、英語運用能力検査、学力検査(数学)、小論文、個人面接・集団討論の結果と調査書です。単に英語だけできればよい、というわけではなく、前述の論理的思考力(例えば数学)やコミュニケーション力(例えば集団討論)など、幅広い力を身につけているかどうかが問われていることがわかります。
国際系高校・学科の専門教育とは・・
さて、国際系高校・学科の専門教育とはどのようなものでしょうか。
まず一つ目は、国際交流の活動がさかんであることです。留学生の受け入れや姉妹校交流などが活発に行われ、滞在先ではホームステイをしながら現地の学校で学んだりするプログラムがあったりします。生きた英語力とコミュニケーション力を高めることがねらいです。
二つ目は専門科目。ネイティブによる質の高い英語の授業をはじめ、国際文化や国際コミュニケーション、第二外国語など幅広い科目が履修でき、国際感覚の育成に力が注がれています。
三つ目は特色のある行事や部活動です。海外修学旅行を実施する学校も多く、英語や第二外国語、国際交流などに関する部活動・同好会などがあることも。卒業後の進路としては、国内の大学等はもちろんのこと、こういった環境での学習経験を生かして海外の大学へも進学しています。
幅広く志望校検討を
平成26年度より文部科学省からスーパーグローバルハイスクール(SGH)として56校(平成27年度にさらに56校)が指定されていますが、必ずしも国際系の学科がある学校だけでなく、多くの普通科高校も指定を受けています。普通科の中でも国際理解教育に力を入れる学校、将来のグローバルリーダーを育成するための教育に力を入れる学校、検定・資格の取得に力を入れる学校など、さまざまな取り組みが行われているからです。
今回は国際に関する学科がテーマですが、国際に興味を持つ中学生であれば、普通科も含めて幅広く検討してもよいでしょう。ぜひ学校説明会などに足を運び、先生方から教育内容のお話しをじっくり聞いてみてください。
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