高校入試までの年間計画づくり 押さえるポイントを受験のプロが指南

高校入試までの年間計画づくり 押さえるポイントを受験のプロが指南中学3年生にとって、いよいよ受験生活がスタートする春。高校受験までにはまだまだ時間がある、とのんびり構える我が子の姿にやきもきする保護者もいるのではないだろうか。受験に向けてまず取り組むべきは計画を立てること。高校受験のエキスパート、安田教育研究所の安田理氏に「受験生活の基本となる計画づくり」についてアドバイスをもらった。

 

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年間計画、週間計画、日課表、この3つの計画表が受験生活の基本となります。年間計画を立てる前に、まずは、やるべきことをすべて洗い出す必要があります。それらを受験までの時間軸に沿って割り振ってみると、案外時間がないことが実感できるでしょう。それが、計画立ての意義でもあります。

 

保護者が「計画を立てなさい」と言うのではなく、「そうだな、計画表をつくらなきゃ」と、本人が思い始めるようにもっていきましょう。たとえば、「○○高校に受かった子の話を聞いたら、まず年間計画を立てたんだって。日課表はお母さんと一緒につくったらしいよ。うちも一緒にやってみようか」というふうに……。

 

年間計画にはまず定期テストの時期を書き込み、その前の2週間はテスト対策に集中するようにします。志望校にもよりますが、内申書の評価次第で合格可能性が変わるからです。また、中2までの自分の学習の振り返りも大切です。どの教科のどの単元が苦手なのか、総復習と苦手克服は夏休みまでにすませましょう。

 

夏休みは遅れたスケジュールを取り戻すための予備期間として、予定を詰め込みすぎないのがポイント。また、2学期の中間テストが終わった頃から、志望校の過去問題に取り組み始められるとベストです。

 

長期計画はとかくくずれやすいもの。保護者はスケジュールの進み具合をチェックするのではなく、崩れた時の立て直し方や、やる気が続く工夫をアドバイスするなどフォローに徹してください。子どもが自分で計画を立てて実行できるよう見守りましょう。

 

出典:合格の計画を立てる! 受験スタートは3つの計画表づくりから[高校受験] -ベネッセ教育情報サイト

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