子どもが言うことを聞かない!その原因は親の行動にあるかも?

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「何で言うことを聞けないの!」そんな言葉を子どもに言ってしまった経験は、誰でもあるものでしょう。どうして子どもは親が考えることと反対の行動をとるのでしょうか。実はその原因は、親の方にあるかもしれません。どうしたら子どもが言うことを聞いてくれるのか、その対処法をご紹介します。

この記事のポイント

自分の行動をちょっと変えるだけで解決することも

子どもが言うことを聞かなくて悩んでいるかたは、自分の言動を客観的に振り返ってみると、解決方法が見つかることがあります。もしかすると、普段の何気ない言葉や態度が、お子さまの行動を左右している可能性も。あなたはこんなこと、していませんか?

・ウソをついていませんか?
お子さまが「もっと遊びたい」とぐずった時、本当はそのつもりがないのに「また明日来るから」と言ったことはありませんか?その場しのぎでついてしまうウソ。これが積み重なると、子どもは「どうせまだウソでしょ」と思うようになり、言うことを聞かなくなってしまうかもしれません。

大人が言ったことを子どもはしっかり覚えています。どんなに小さなことでも、子どもとの約束は守るようにしましょう。

・脅していませんか?
「言うことを聞かないとオバケがくるよ」「悪いことしたらおやつあげないからね」などの脅し文句をついつい言ってしまいがち……。という保護者のかたもいらっしゃると思います。でもこれもNG。その場では効果があるように見えますが、実はそうではありません。

脅されると、子どもは「怖い」「おやつがないと嫌だ」といったことだけが記憶に残ってしまって、なぜそれをしてはいけなかったのかということは忘れてしまうかもしれません。

子どもに本当に伝えたいことがあるときは、その場しのぎの脅すような言葉は使わずに、子どもと向き合って、気持ちをこめて伝えるようにしましょう。

・他のお子さまと比べていませんか?
「〇〇ちゃんはできるのに」そんな言い方をしてしまったことはありませんか?これも注意が必要です。

子どもは誰かと比べられることが続くと「どうせ自分はダメなんだ」と自信を失ってしまうかもしれません。自信がなくなると「親の言うことを聞いても、どうせ褒めてくれないだろう」という気持ちになりがちです。これでは悪循環ですよね。子どもを他の誰かと比べることはしないようにして、その子に対する言葉をかけてあげるようにしましょう。

子どもの気持ちに寄り添ってみよう

次にご紹介するのは、子どもが言うことを聞かない場面に保護者のかたが直面した時の対処法です。次の3つのことに注意して接してみましょう。

・子どもの気持ちを代弁する
まずはお子さまの気持ちを言葉にしてあげましょう。「イヤだったんだね」「まだやりたかったんだね」という感じです。そうするとお子さまは、自分の気持ちをわかってもらえたと思ってちょっと落ち着きます。そのあとで、伝えたいことをゆっくり話すようにしましょう。

・危険がなければ見守ってみる
癇癪を起こしたり、大泣きしたりしているときは、子どもからちょっと離れて様子を見守ってみましょう。公園や自宅で、周囲に迷惑がかかっていなければ、しばらくそのまま様子を見てもよいでしょう。時間が経つと子どもはだんだん気持ちがクールダウンしてきて、自分で事態を整理でき、落ち着くこともあります。

・代替案を一緒に考えてみる
「〇〇をしたい」といって駄々をこねているようなときは、何か代わりになることをお子さまに提案してあげるのもよいでしょう。たとえば「まだ遊びたい」とお子さまが言っているときは、「あと15分だけ遊ぶ」「明日遊ぶ」「絵本を1冊読む」などいろんな代替案があるでしょう。ここで大事なのは、選択肢は保護者が出すとしても、決めるのはお子さまだということ。お子さまは、自分で決めたことなので、納得して実行してくれることでしょう。

叱る時は「すぐに」「短く」「目を見て」

お子さまが言うことを聞かないときに、命の危険がある場合や、誰かを傷つけた場合には、保護者のかたからお子さまに強い口調で注意される場面もあるでしょう。

このときに気をつけたいのは叱り方です。ポイントは「その場ですぐに」「短くシンプルに」「お子さまの目線の高さで、しっかり目を見て」です。お子さまがすぐに理解してくれないことも、もちろんあるでしょう。でも、ダラダラ長く叱るのは逆効果。いけないことをしたときに、その都度保護者がきちんとお子さまと向き合って教えていけば、いずれわかってくれる日が来るでしょう。

まとめ & 実践 TIPS

お子さまが言うことを聞かないのは、どのご家庭でも日常茶飯事のことでしょう。でも、もし保護者のかたが、自身の言動をちょっと意識するだけでお子さまの態度が変わる可能性があるのなら、実践してみて損はないのではないでしょうか。


保護者のかたなら、誰でも、こうすべき、とわかってはいるのに、実際はうまくいかずに感情的になってしまうことがあるでしょう。そんなときは、反省して次からの行動にいかしていこう……と割り切って考えることも、ストレスをためないためには大切です。保護者にとって、我が子の子育ては、誰だって初体験。ときには失敗もあると思いますが、子育ての時間を楽しんでいけるとよいですね。

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