[入試本番までの過ごし方 高校受験]入試前日・当日
当日の過ごし方
遅刻は精神的に追い詰められる
受験会場に行くと、毎年必ずギリギリの時間に駆け込んでくる親子がいます。最近わが国の交通機関も、以前と比べると人身事故・車両点検などで遅延が多くなりました。当日は十分な余裕を持って家を出るようにしてください。
絶対しないでいただきたいのが、友達と待ち合わせること。遅刻のいちばんの原因がこれです。
また、忘れ物があっても家には戻らないこと。受験票・筆記用具を忘れても、学校へ行きさえすれば受験できます。
試験場に向かう保護者のかたへ
余談ですが、先輩保護者はこんなことも言っていました。「朝、時間を確認するためにテレビを付けていたら、ちょうど『今日の占い』をやっていて、それが本人にとってあまりいい内容でなかったので、気になってしかたなかった」そうです。確かに、新聞なども含め、占い欄などは目にしないほうがいいかもしれません。
落ち着いて出発してください。乗り物のトラブルもなく、無事に試験場に着けばひと安心。「深呼吸してごらん」「普段どおりの力を出せばいいんだから」……言葉は何でもいいのです。その時のご自分の素直な気持ちを口に出しましょう。手を握る、肩、背中を軽く叩くなどして、お子さまを送り出してください。
試験から戻られた保護者のかたへ
入試本番はこれまでの模擬試験とはまったく違い、さぞ緊張されることと思います。
本人はもちろんですが、保護者のかたも精神の緊張と体の疲れをほぐし、翌日以降に備えてください。温かいものを食べ、風呂に入って神経、体を休めてください。
その日の試験の出来がとても気になるでしょうが、お子さまに聞いても確かなことは分かりません。これまでの私の経験からすると、「できたよ!」と言っている子に限って不合格だったり、逆に「ダメだった!」と青い顔をしている子のほうが受かっていたりするものです。
まだ受験予定校が残っている場合は気を抜かず、翌日からすぐにこれまでどおりの受験態勢で生活を送ってください。