【Q&A】英語が得意なら有利! 中学受験「英語入試」のレベル・勉強法・塾の選び方

中学受験で従来から実施されてきた英語が得意なお子さま向けの「英語入試」。保護者の方々からは「どのくらい得意ならいい?」「どんな塾に通わせるべき?」などの声が聞かれます。英語入試のレベルや対策方法、塾の選び方などの疑問にお答えします。

この記事のポイント

中学受験の英語入試のレベルは? 誰が受験できる?

一口に「英語入試」といっても2種類あります。「特に英語が得意な児童が対象」の入試と、「帰国子女が対象」の入試です。後者は「帰国子女入試」「帰国生入試」と呼ばれます。

【特に英語が得意な児童が対象の場合】

・レベルは最低でも英検4級程度
・難関校では英検2級や準1級レベルの出題あり
・英語以外の教科や英語面接があるかどうかは学校によって異なる(英語1教科型の入試もある)

【帰国子女が対象の場合】

・海外在留期間が一定年数以上でなければならない
・一般入試の一形態として優遇されるパターンや帰国子女枠を設けるパターンなど、実施形態はさまざま
・一般入試の場合、国語や算数の学力を求められる傾向がある

どのくらいの中学校で英語入試を実施している?

首都圏模試センターの調査によれば、首都圏の中学入試では2020年時点で既に141校で英語入試を実施しています。全体として増加傾向にあり、試験内容やレベルも多岐にわたるのが特徴です。

英検4級以上を出願資格や加点対象とする中学校が多く見られ、英検3級を持っていると志望校の選択肢が一気に広がります。英検準2級以上なら難関校への出願も可能です。

帰国子女入試と一般入試、どちらを選ぶべき?

お子さまが帰国子女入試にも一般入試にも出願できる場合、特別な事情がない限りは帰国子女入試で受験するほうが一般入試より有利になるでしょう。

一般入試の場合、日本の教材で受験対策をしてきたお子さまと同レベルの国語・算数の学力が求められます。特に算数の場合は特殊算など外国の学校では学びにくい内容が含まれているのが特徴。こうした内容の学習をきちんとできるかどうかが判断のポイントです。

英語入試対策には、どんな勉強法がある?

中学受験の英語入試での内容は学校によってさまざま。まずは数年分の過去問題を見て、試験内容・レベルなどを確認してください。実際にお子さまに過去問題を解いてもらうのもよいでしょう。ポイントは、“今から準備して無理なく合格を目指せそうかどうか”です。

面接試験のみの場合、英語資格が出願条件になっていることもあります。資格をこれから取得する場合も、無理のないレベルを目指しましょう。

具体的な対策内容は志望校によって異なります。以下に対策例を挙げますが、お子さまと志望校のレベル・出題内容に合わせてアレンジしてみてください。

【筆記試験の対策例】(レベルは過去問題、出願資格、お子さまの英語力から判断)

・スペルミスに注意して英単語・英熟語の読み書きを練習する
・英文法を学ぶ・復習する(文法問題で誤答が目立つ場合)
・英語日記などで英作文を練習する(英作文が出る場合)
・英語長文を読む(長文の出題がある場合)

【英語面接の対策例】

・英語で自己紹介をする
・英語で小学校の思い出や中学校でやりたいことを話す
・英語で自分の意見と、なぜそう考えるのかを説明する

【その他】

・コミュニケーション上の一般的な常識を確認する
・志望校の過去問題から「意味が分からない内容」を選んで調べる

英語入試のために塾に通わせるべき?

志望校の出題レベルや試験内容によります。以下の場合は、塾に通わなくても合格できる可能性があります。

・入試が面接試験のみ
・お子さまにとって簡単なレベルの出題内容である
・出願資格となっている英語資格をお子さまが取得済み
・ご家庭で入試問題レベルの指導が可能(保護者が英語が得意、ネイティブである等)

一方で、英検準2級レベル以上の問題が出題される場合は、文法知識や語彙力、読解力の強化や時間配分の工夫が必要かもしれません。ご家庭での指導が困難な場合は、英語入試や資格取得の指導ができる学習塾や英会話スクールの利用を検討してみましょう。

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