[入試本番までの過ごし方 高校受験]入試前日・当日
前日の過ごし方
「過去問」を見るなどして平静な気持ちで過ごす
これまでも「過去問」はさんざんやってきたと思いますが、明日受験する学校について、改めて各科の問題量は全体としてどのくらいなのか、各科の問題のレベル、記述が多いのか選択式問題が多いのか、数学の問題の並びは易しいものからなのか逆なのか、社会の人名・用語はひらがなでもいいのか漢字指定なのか……こうしたところを確認してください。何校も受験するスケジュールだと、そのようなことが混乱しがちなので、前日に翌日の受験校について確認しておく必要があるのです。それができている、問題を見ているだけでもずいぶん違うものです。
前日になったら、解けなかった問題、難しい問題に取り組むのはやめましょう。できないものを意識していると、それが出題されるのではないかと、どうしても不安が生まれるからです。
持ち物の確認と防寒対策
前日やることで最も大事なことは持ち物の確認です。受験票・筆記用具などは当たり前のことなのでここではふれませんが、高校入試は寒い時期に行われますから防寒対策も重要です。
手がかじかんではスムーズに書けませんから、当日はポケットにカイロを入れ、それを握るといいでしょう。保護者のかたが付き添いで行かれる場合も、控室でじっとしているとけっこう寒いですから、カイロ、ひざ掛けは必需品です。
休憩時間に体を温める、神経を休めるという意味で、水筒などに温かい飲み物を入れて持たせることもお勧めです。
受験校に向かう電車・バスの中には風邪をひいている人がいることも多いので、本人も保護者のかたもマスクは必需品です。
天気予報の確認
入試の時期は、どうしても雪が付きもの。雪の予報だったら滑りにくい靴、替えの靴下の用意が必要です。交通機関を利用するのであれば、遅延を想定しておかなければなりません。必ず天気予報を確認してから就寝してください。
眠れなくても気にしない
試験前夜、明日は朝早く起きないといけないというプレッシャーから眠れなくなるお子さまがよくいますが、そんな時は「一睡もしなくても受かった子が大勢いると、塾の先生が言っていたよ」などと言ってあげてください。そういった言葉で安心して眠れてしまうものです。