中学校の種類（共学校、男子校、女子校）【中学受験の基礎知識】

高校では東北・北関東を中心に公立の男子校・女子校もいくつかありますが、中学校では、筑波大学附属駒場（東京）などの一部を除いて、国立・公立は男女共学が基本となっています。

それに対して、私立には男子校・女子校が少なからず存在し、上位進学校として実績を上げている学校も多くあります。
このことから、勉強に打ち込むには異性と机を並べないほうが有利だという古来の俗説も聞かれますが、近年は共学校の実績も目覚しく、一概にはそうとも言えないようです。

男子校・女子校のメリットとして現場からよく聞かれるのは、「男子ばかりであれば、共学と比べてより厳しく鍛えることができる」「女子ばかりであれば、生徒が男子に頼ることがなく自立した女性を育てられる」という点です。

実際、男子校には共学校や女子校にはないような勇壮な行事があったり、女子校では生徒会長など女性のリーダーがいたり……などそれぞれのメリットがあります。

一方で、中高という最も多感な時期に異性を遠ざけることにより、過度に異性を意識するようになったり、敬遠するようになったりする、という心配もあるようです。